*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂氣:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟        〝正勝吾勝〟で剣素振り   合気の剣は〝勝速日〟                      気の置きどころのタイトルに 11. 合気道の徒手における母指の役割 2024/1/25                      12. 合気道とは、たましいに気付く行い 『合気神髄』より 2024/2/9 13. 武技における気を思うことのメリット 『合気神髄』より 2024/3/8                      14. 正勝吾勝と勝速日の間の〝自然の法則〟『合気神髄』より2024/3/13 「令和6年のおしらせ」に3月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2024/3/17

2017年

12月

23日

第6回神氣館・兵庫合気会交流稽古会

  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 坐技下段に与えて片手取りに陰の陽で畳み(降氣の形)母指先から陽の陽で掌を開いて受けの手を超え、真空の氣に結ぶ。
  • 坐技下段に与えて交差取りに同側の膝を閉じて剣線を外すと同時に対側の膝を軸とする振り子運動、魂氣は掌に包まれたまま母指先だけが伸展して側頸を指す畳まれた上肢(降氣の形)とする。陰の陽の呼気相である。非軸足の膝を後ろに大きく開いて目付けは剣線方向に転換し、肘を伸展して手は陰の陽のまま手背を地に着ける(小手返しの手)と同側の膝の内側に接する。手背は受けの同名側の手首の屈側に密着するから、取りの手背は受けの手背を介して地に着く。ここで取りの手背が受けの接点からその手首に氣結びしている。同時に受けの掌は取りの手首伸側に密着するとともに受けの手背が取りの膝内側に接する。取りは対側の手で受けの前腕を四方投げの持ち方(ホー・イェイ)で地に結び両膝を閉じつつ元の正座に戻ろうとすれば二教。
  • 坐技下段に与えて片手取りに呼気とともに入り身運動で陰の陽の魂氣を下丹田に巡り、腋を開きつつ上体の真中を昇り同側の側頸に結び、吸気で母指先から魂氣を発して陽の陽に開いて呼気で体側に巡ると、その間に取りの橈側前腕が受けの同名側頸に密着して受けの体軸下端までひびき、受けは取りの背側を螺旋で落ちる(画像①)。
  • 坐技諸手取り呼吸法:呼気の振り子運動で腋が閉じて肘は体側に密着すると掌を包んで母指先が側頸を指すと受けの両手が縦に並ぶ。反対側に振り子運動で腋を直角に開くと母指先は側頸に接し、前腕は水平に受けの両腕の間に位置して肘は胸骨上窩に嵌まる。次に、吸気とともに再度上体を正座に戻し母指先から魂氣を陽の陽で発して上肢は下伸展すると、受けの側頸に取りの上肢が接着して魂氣はその体軸を降りて底を抜いて取りの体側に巡る。受けは取りの背側を螺旋で落ちる。
  • 諸手取り呼吸投げ:立ち技諸手取りに呼気相で外転換とともに降氣の形から回外して母指先は側頸をさす位置から前方に向けられる(画像②)。このとき受けの魂氣と魄氣・体軸は取りに結び取りの体軸の一部となる。呼気のまま母指先を地に着けるよう上肢を伸展し、同側の膝を同時に地に着いて直ぐ立ち上がる。軸足は交代して非軸足となるが同時に膝を着いて地に結んでいる。魂氣も受けも地に結ぶ(画像③)。

 *降氣の形(腕を畳んで陰の魂氣が体軸の一部となる)から手首を外にまわして母指先が前方を指すことが呼吸投げを産む要訣である。

 *呼気相で上肢が弛緩屈曲する状態は所謂脱力であり、屈筋の力みは不要である。母指に限られる伸展と直角に屈曲した手首に陰の魂氣を思うことが技を産む要である。陰のまま呼気を続けて軸足交代で体軸を離れて同側の非軸足・膝とともに地に結ぶ。

 

 山田師範のご指導

  • 坐技短刀取り:正面打ちに相半身で一教運動、受けの短刀と異名側の手を受けの上腕に突き出し、対側の手は直突きでは受けが払う。そのまま受けの手首を陰の陽で取る逆半身で打に膝行すると五教。
  • 坐技短刀の突きに内転換で同名側の手背を側頭に当て身、対側の手を受けの腕の下から肩・側頸に巡らせ下丹田に結ぶと受けはうつ伏せで短刀を持つ手は直立する。
  • 短刀で突きに外転換で上段に当て身から小手返し二本。
  • 短刀で横面打ちに相半身内入り身で直突き・内転換で四方投げの持ち方によって背中合わせから短刀を取って四方投げ。
  • 坐技両手取り呼吸法

  画像④稽古会を終えて

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2017年

12月

20日

幸町道場稽古 魂氣の思いが手足腰の動作を産む

  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、直突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換反復、前/後方回転
  • 相対基本動作坐技:片手取り入り身転換/体の変更
  • 片手取り隅落とし:(ⅰ)外巡りと入り身運動で井桁に進み相半身外入り身・残心で剣線上に還る。(ⅱ)外巡り外転換から入り身転換で地に結ぶ。(ⅲ)入り身転換・体の変更を陰の魄氣で相半身外転換の陰の魄氣で終わる。受けの真後ろの剣線上に立つ(動画①)。
  • 片手取りに陽の陽から陰の陽の魂氣で外転換・同名側の手で下から受けの手首を陰の陽で握り、与えた手を陰の陰に返して反復転換して陰の陽で下丹田に巡ると受けの手背を包む返し突き近似で鏡返し(動画②)。
  • 交差取りに陽の陽で半身を変えずに外転換し陰の魄氣の非軸足側の魂氣を保ちつつ対側の手で受けの母指球を包み内転換と共に与えた手を陽の陰・陰の陰に返して下丹田に巡ると小手返し。
  • 片手取りへと差し出す受けの手に、取らさず外巡り外転換で対側の手を上段直突き・受けの側頸に外して肩を包み、外した手は陽の陰で受けの同名側の肩へ伸ばして逆半身外入り身転換・体の変更で受けの両肩を取りの下丹田に取り込む。受けは直下に落ちる。
  • 坐技両手取り四教表/裏

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2017年

12月

16日

天神町道場稽古 内転換で陰の魄氣とし置き換えで半身を転換して空の氣を解脱

  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、水平に気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に氣の巡り(右手が陽なら左手は陰に返す)
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振込突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換(交差取り/片手取りを想定して反復)、前方/後方回転
  • 相対基本動作坐技:片手取り呼吸法三本
  • 正面打ち一教表(魂の比礼振りで結び振込突きで井桁に進む)/裏(返し突きで肘を制して・入り身転換、または陰の陰で外入り身から後ろ回転)
  • 胸取りに内入り身の相半身振込突きを受けに払わせて内転換を陰の魄氣で相半身とし、異名側の手を腋と肘で畳み受けの手首の下から矢筈で取り、対側の手は払われて受けの同名側の手を上から包み、半身を左右転換して左右の腋の開閉を交代すると二教表/後ろ回転では二教裏。

2017年

12月

13日

幸町道場稽古 軸足交代で陰の魄氣では体軸を陰の魂氣が降りる

  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、入り身転換(片手取り/交差取りを想定して)、前/後方回転
  • 相対基本動作:正面打ち一教運動表/裏
  • 正面打ちに逆半身横面打ち外入り身転換小手返し裏
  • 正面打ちに相半身外転換小手返し表
  • 相対基本動作:上段に与えて受けの手刀に逆半身内転換・外巡り相半身正面当て
  • 相対基本動作:横面打ちに異名側の手で鎬を作って相半身外転換で同名側の手も鎬で顔を拭うように受けの手刀を払う
  • 魂氣を上段に与えようとして、受けの逆半身横面打ち先手に魂氣は陰の陽で鎬として、相半身振込み突きで内入り身・相半身のまま内転換で陰の魄氣。このとき鎬の魂氣は陰のまま下丹田へ降りて同側の軸足とともに体軸を作る。振込突きの手は受けに払わせ、外巡りで受けの手刀を上から取りの外へ払い、同時に半歩踏み込み横面打ち外入り身転換で切り返して後ろ回転・入り身投げ裏。

 *振込み突きからの内転換で陽の魄氣とするなら横面打ちの切り返しがその場に居付いてしまい、入り身転換まで食い込めない。

2017年

12月

06日

幸町道場稽古 新しい記憶を古くする方法

  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、直突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換(片手取り/交差取りを想定して反復)、前/後方回転
  • 相対基本動作坐技:片手取り呼吸法三本、

 *習熟するとは、大本をしっかり根付かせて、次第に四肢末端、目付け、体軸に思いと動作を及ばせるのであるが、いつも新しいままの記憶は無意識で呼び戻すことが出来ない。早く古い記憶とすれば身に付いて、忘れず動作出来る。時を超えて古くする方法は、繰り返し稽古することである。はじめのうちは氣の思いをいちいち呼吸とともに動作することである。両手を使う武技では腹式呼吸が圧倒的に優勢であるが、だからといってそれをはじめから無意識に任せるような稽古は名ばかりの呼吸法となる。

 *合氣道は呼吸に伴う弛緩屈曲と緊張伸展により身体を限界まで利用する武道であり、これを禊という動作で現して性命をリセットすることで始まる。精気みなぎる自己の確立は武技の産まれる前にあってこそ勝利するものであり、正勝、吾勝、勝速日を動作と思いで現すことが根本であろう。

  • 片手取り昇氣呼吸法表/裏
  • 正面打ち一教表/裏:単独基本動作は敵を想定して真剣に行えば、相対動作でもそれなりに体の動きと氣力は産まれるであろう。

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