「螺旋の動作」のタイトル
螺旋の手捌き 植芝吉祥丸二代道主の『合氣道』と開祖の『合気神髄』より
〝合気の構えから発した捌きは、指先にまで及び、その体は丸く、螺旋状に動いている〟(『合氣道』p93)。 螺旋とは円運動の面に垂直の方向をもつ(上昇、下降)曲線「弦巻」と、回転しつつ中心へ近づく「渦巻」がある。
手捌きとは回内、回外、屈曲、伸展、などの動作が合わさって生まれる。足捌きでは足先の内転、外転に始まる軸足の交代による体軸の円転移動と、それに伴う膝の屈曲伸展によって体軸が直立したまま上下に微動することがその本体である。このような徒手の術技は、その成り立ち上、剣・杖の操法を修練することで習得されるものであろう
〝右に螺旋して舞い昇り、左に螺旋して舞い降り〟(『合気神髄』p77)る。
右の掌に魂氣の珠を包んで掌屈回内して半身で下丹田に置く納刀の動作を初動として、背屈回外、抜刀で受けの魂氣に結び入り身一足から回内に転じて手刀が天を指すと螺旋で舞い昇り、八双の構えに近似する。止まらず母指先の反りに合わせて回内にて魂氣は下降し、左に螺旋して舞い降りると右半身入り身一足で下丹田に巡り、魄気と結ぶ〝勝速日〟(『合気神髄』p70)で正面打ちまたは交差取り入り身投げ表が生まれる。
螺旋で舞い降りるから入り身一足が動作できる。
〝魂によって魄を動かす〟(『合気神髄』p131)に通じるであろう。
2026//4/2 再掲 2026/4/1稽古の記録より
1. 円外に導き出す相対動作の実際 開祖の言葉より考察する 2026/4/2
2. 勝速日から正勝吾勝へ 手捌き足捌きの実際 2026/4/4
3. 己れの円内に中心を置いて抑える合気道の術技 2026/4/13
4. 徒手と剣打ち込みで入り身一足の手捌きに違いがあるのか 2026/4/20
5. 魄気の陽の不安定性 2026/5/25