2021年

3月

31日

水曜稽古 陽の魂氣が体軸に与り、陰の魂氣が非軸足側となる

  • 禊:天の浮橋に立って天地の氣に氣結びする。呼吸と共に左右の手で魂氣を合わせ、下丹田で魄氣に結ぶ。
  • 鳥船:左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換・体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作坐技呼吸法:片手取りに母指先の内巡りで腋を閉じて母指先は側頸を指してから母子先の反りに合わせて虚空へ発して円を描いて巡ると脇を閉じる/片手取りに母指先の内巡りで腋を閉じ、母指先は側頸を指してから回外し、受けの手首屈側に手背を結んで吸気にてはじめて掌を開いて上肢を緊張伸展し、魂氣の珠を受けの顔に発し、呼気で小手返しの手(陰の陽)で腋を閉じると地に結ぶ。
  • 交差取りに母指先の内巡りで腋を閉じて母指先は側頸を指してから母子先の反りに合わせて虚空へ陽で発して円を描いて巡ると脇を閉じ、掌を地に結ぶ/母指先の内巡りで腋を閉じ、母指先は側頸を指して同側の膝を閉じて軸とし、対側の膝を開いて外入り身・畳んだ肘を開いて小手返しの手で下丹田に結ぶと受けの手背が地に結ぶ。
  • 交差取りに母指先を外に発し、同側の足を軸として陽の陽で外転換して陰の陽で側頸に巡ってそのまま陽の陰の外巡で円を描くと受けの前腕に取りの陽の魂氣の手背が密着して対側の手で受けの同名側頸部を包み相対的に受けの背部に立ち入り身投げ/母指先を外に発し、同側の足を軸として陽の陽から陽の陰で母指球を受けの手首屈側に被せ、はじめて受けの手首を把持してすぐ振りかぶると四方投げ。
  • 諸手取りに、与えた手を陽の陰で脇を開きながら入り身転換で軸足側とする。受けの異名側の手が四教で伸展するとその場入り身転換で受けに相対峙し、同時に腋を閉じると非軸足側の陰の魂氣で、伸展しながら弛緩して魂の比礼振り、脱力の本体。

2021年

3月

28日

日曜稽古 剣素振り正面打ち連続は鳥船以前の基本

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の気に気結びする/鳥船左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、下段に魂氣を与え入り身転換(内巡り)、入り身転換から体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方半回転繰り返し/一回転、後方回転

 

  • 相対基本動作:後襟取りの初動で、後ろに置き換える足の対側の手を鎬とするのは、それなりの理合があっての動作である。後ろ片手取り襟締めや後ろ両手取りなどで、その場入り身転換にて軸足を作り、同時に両脇を前で閉じながら魂氣をそれぞれ天地に結んでから体の変更(後ろ回転近似)として非軸足と共に同側の地(下丹田)の手を巡らせていく動作に通底するのである。
  • 後ろ片手取り襟締めに受けに与えた手を体軸として上丹田に巡り、対側の足を後ろに置き換えて(体の変更)同時に同側の手で異名側の受けの手を三教
  • 後ろ片手取り襟締めに上丹田の魂氣を降氣で、受けの襟締めせんとする異名側の母指球を包んで小手返し。
  • 受けの横面打ちには与えようとしていた異名側の魂氣を鎬で頂丹田に結び、対側の魂氣を振込突きで相半身内入り身とする。

 

 *当て身が払われて取りの内側に巡ると同時にその振り込み突きの非軸足先は剣線を受けの裏に外して、同側の突きの手を陰の陰から陽の陰へ臍下丹田を通って外巡りする時、これを初めて軸足へと交代して受けの横面打ちの手刀を外に払い、対側の手で逆半身外入り身によって受けへの横面打ちとする。これは転進と呼ばれている。この時の非軸足の微妙な置き換えで受けの外に体軸を移して効果的に受けへ対側の手で確実な外入り身、入り身転換、体の変更へと自在に体捌きを続けて受けの魄氣を誘導し、それに結ぶことができる。

 

 *受けへの横面打ちは受けの肩から遠位へ巡って母指球を包めば小手返し。側頸をそのまま包めば後ろ回転で入り身投げ裏。

  • 正面打ち素振り連続で非軸足先を軸足に交代せず半歩差し出しては体軸に巡る動作を基本とする。類似した動作には、同時正面打ちで内転換して即座に相半身内入り身へすすめる基本動作がある。

 *当て身の非軸足を軸足に交代することが先走ると、払われた時たちまち上体が崩れて(足腰が居着いて)そのまま受けは裏拳を顔面に及ぼす。早々と軸足を作ってしまうなら、それを体軸として速やかに受けに対して相半身(陰の魄氣)で剣線を直角に外して内転換で受けを引き込む。四方投げなど。

 

2021年

3月

24日

水曜稽古 陽で体軸に与り陰で体軸から解かれる:脱力の本体

  • :天の浮橋に立たされて天地の気に気結びする/鳥船左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、前方半回転繰り返し/一回転、後ろ回転、下段に魂氣を与え(内巡り)外入り身転換、入り身転換から体の変更、後ろ半回転で体の変更、
  • 相対基本動作坐技:片手取り呼吸法二本、交差取り呼吸法表裏、両手取り呼吸法二本(手刀で/珠を包んで・昇氣)
  • 片手取り入り身転換から体の変更で隅落とし裏、
  • 片手取り外転換・昇氣呼吸法表
  • 上段に手刀で与えて受けの諸手取りからの四教に、入り身転換反復で呼吸法:四教により開いた取りの腋に受けの足腰(魄気)が入り、手首が受けの下丹田に結ぶのを防ぐため、はじめの入り身転換で腋を開いたまま中丹田の高さに保持し、陽の陰の魂氣(腋を開いて母指先が地を指す手)の同側の足腰が軸足となって、体軸に与りながら魂氣は陽で地に向かう。次に再度入り身転換で受けに向き直りながら軸足を対側へ瞬時に交代し、魂氣は体軸から解脱して腋が一気に閉じる。陰の魂氣に巡り、前腕・掌・指は自然に垂れて体側に密着するが非軸足側であるから、弛緩・伸展しても次の瞬間に体表面から魂氣の珠を包んで虚空に発することができる。つまり〝魂の比礼振りが起こって〟いる。受けは取りの非軸足に沿って崩れ落ちている。

*対側の手と両足腰が休んでいながら、受けに与えている手の脱力はなし得ない。一本の腕が脱力する限りは他方の手と足腰目付が緻密に働かなくてはならない。

  • 諸手取り呼吸投げ:畳まれ弛緩屈曲して体軸に与る陰の魂氣が一瞬の軸足交代で腋を閉じたまま肘から伸展して母指先の指す地に降り、同時に同側の非軸足が膝から地に結ぶと呼吸投げ。
  • 坐技片手取りに内巡り鏡返し/交差取りに外巡り小手返し

2021年

3月

21日

日曜稽古 陰の魂氣が体軸に結ぶか、解かれるかを体感して地に巡る

  • :天の浮橋に立たされて天地の気に気結びする/鳥船左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、下段に魂氣を与え入り身転換(内巡り)、入り身転換から体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作:片手取り入り身転換・体の変更、片手取り後ろ半回転で体の変更
  • 片手取り後ろ半回転で体の変更・その場入り身転換=片手取り後ろ一回転:与えた手が陰の魂氣で鼠蹊下部に着いて後ろ半回転の体軸に与り、体の変更の瞬間、鼠蹊上部に着いたままで体軸から解脱した陰の魂氣となり、その場で入り身転換の体軸に与り後ろ一回転を完成したときは受けの手と共に下丹田に結んで陰の魂気のままで、魄気も陰。

*与えた手は、後ろ回転の体軸を作るため同側の魄気(軸足)に結んだり、後ろ半回転で体軸から解かれたり、また体軸に与って入り身転換を行えば、結局後ろ一回転のあいだ魂氣は陰のまま鼠蹊下部に置かれ、相対的に鼠蹊上部へ移り、終末は下丹田に巡って始めの半身から転換している。

言い変えると、与えた手は、自身の体軸と受けの五体の重さを感じるべき体軸に与る間と、後ろ半回転で体軸から解脱して身の軽さを得た(魂の比礼振りの起こった)瞬間を体感し、なおもそれを入り身転換の軸足に交代する魄氣と結んで体軸に与る。動作と、言葉の思いを合わせて感得するのが稽古である。

  • 諸手取り四教で受けが中丹田から下丹田へ降ろそうとする。取りはその場入り身転換で受けに与えた手を陽の陰の非軸足側とする。外転換で軸足側になると同時に腋・肘を閉じて相対的に母指先が前方を指したまま(降氣の形)、再度体軸を対側の足に移すと同時に体軸から解かれた肘を伸展して同側の膝とともに母指先が地に着く、呼吸投げ。

 *脱力するという動作は与えた手に魂の比礼振りが起こり、五体(目付け・両手・両足)が一気に働くことである。むやみに筋を弛緩させることではない。

  • 交差取りに降氣の形で畳んだ手(腋と肘を畳んで母指先は側頸を指す)を、母指先と同方向へ外股で軸足とする同側の魄気に結んで体軸とし、逆半身外入り身転換で体軸を解脱して非軸足側となった魂氣は陰のまま体の変更で非軸足を後ろに置き換えると同時に肘を伸展して一緒に巡らせて、後ろ回転の終末の入り身転換では地に結んで正座し、同側の膝内側で二教固め。
  • 坐技交差取り四教表裏:入り身運動に伴う両手で気の巡り、大仏の手で魂氣を天地に分け、天の方を陽の陰として上腕の真中に発することで、与えた手と異名側の受けの手を地に着かせたまま、四教に持ち替えて地に結ぶ。

2021年

3月

18日

正勝吾勝勝速日と武産合気の動作

 開祖は、軸足として働く魄氣と体軸側の魂氣の結びを吾勝、対側の非軸足と体軸から解かれた手(魂の比礼振りが起こった魂氣)の自由な働きを正勝と呼んだ。そして正勝から軸足交代で魂氣と魄氣が結び、体軸の移動が確立すること、つまり合気の技が生まれる瞬間を、おそらく勝速日に喩えられたのであろう。

 

 魂氣の陰陽・巡り・結びと魄氣の陰陽・入り身・転換回転が同期しつつ氣結びするとき、すなわち魂氣が虚空に円をかいて軸足交代・体軸の移動が終ると、その中心に技が生まれることを勝速日、または武産合気と表現されたと考える。

                                2021/3/18

2021年

3月

18日

ブログ上で稽古 体の変更を吟味する

合氣道の基本動作(体捌き)のうち体の変更を吟味する

 

はじめに:開祖は合気道を創始され、その思想と術技を後生に与えられた。それに加えて多数の言葉を遺してくださった(合気道開祖・植芝盛平語録『合気神髄』)。それぞれの語句が意味する思いと動作が、合気道の根本である体捌きに現われてこそはじめて合気が確立して武技が産まれる、ということは言うに及ばない。

 

結論:入り身転換・体の変更あるいは後ろ半回転による体の変更において、はじめ体軸に与る陰の魂氣の役割は大きい。

 

以下、考察:

 

体の変更、鳥船(魄氣の陰陽)、入り身一足

 合気道の言葉と思いと動作の三位一体から、体軸は魄氣の軸足と、腰仙部もしくは下丹田に結ぶ魂氣の陰によって確立する。また、体の変更とは軸足の交代を経て、再度元の軸足へ戻って半身の左右も元に戻り、体の向きが180度転換することを言う。ここで、半身とは陰の魄氣に限る。鳥船の呼気で魂氣を包む掌がイェイと下丹田に結んだ姿勢である。

ちなみに、半身の姿を現す魄氣の働きは、他に入身一足と、陽の魄氣の瞬間がある。前者は入り身の継ぎ足で二本の足が一本の直立した軸足となる瞬間である。後者は、魄気の陰の半身から入り身で体軸が移動して確立する間の、視認することのない足腰の形である。しかし、鳥船では吸気の終末に見られ、体軸が前に揺れては戻る瞬間の体勢である。

 

入り身転換、魂氣の陰陽

 入り身転換は軸足交代が一回で半身を交代して、体の向きが180度転換する動作を言う。体の変更はそこから非軸足を一歩大きく後ろに置き換えて再度軸足交代を行なう。半身は左右が元に戻る。

 はじめの軸足交代は、陰の魂氣を腰仙部から陽で差し出して同側の足先を同時に外股へ転回させ、非軸足側への先導を行なう。加えて、すでに後方寄りへと転換している目付けと上体を陽の魂氣が緻密に剣線上へ向かわせることで対側の軸足確立に大きな役割を果たす。

 入り身転換で止まらず、さらに非軸足を後方へ一歩置き換えて再度軸とする体の変更の動作を、同側の陽の陽の魂氣が即座に陰に巡って腰を回り、先導する形で腰仙部に結び、移動した体軸に与るのである。

 

後ろ回転

 一方、後ろ半回転を体の変更とする動作は、はじめの軸足交代が入り身をせず、その場で軸足交代と陰の魂氣の結びにより体軸を確立する。後方の弛緩屈曲した足が一気に非軸足となるため、地から跳ね上げられて対側の軸足の脹脛から踵に沿って着地し、すぐさま再度軸足・体軸へと交代する。

 この後ろ半回転でも、はじめ体軸側の陰の魂氣は同側の軸足が非軸足側になって跳ね上げられ、一歩後ろに置き換わる瞬間、腰仙部から腰の回りに沿って体軸から解かれた陰の魂氣として下丹田へと巡るわけだ。この巡りの要訣は相対的・受動的ではなく母指先から存分に魂氣を発して、しかし腋は閉じたまま腸腰部を鼠蹊下部へと魂氣は小手返しの手のまま周回して前方に至る。はじめと同じ半身で左右の手が対称的に前方を向き、体を三面に開く姿勢へと変更する。ちなみに、体を三面に開いてから、その場で入り身転換すれば、下段に与えて後ろ一回転を動作したことになる。

 

体軸と魂氣の陰陽(両手の協働)

すなわち体の変更では、いずれもはじめ陰の魂氣で体軸に与った手が、体軸から解かれた魂氣として陰陽の違いは在っても、足腰目付けの転換・回転には自在に体幹の周りを巡って先導するという重要な働きを担うのである。〝空の気を解脱して真空の氣に結ぶ〟〝魂の比礼振りが起こる〟に同義であるに違いない。

 〝気の置きどころを知る〟、休むことと働くこと、静止と動作というめりはりのきいた役割を認識することが肝要である。

 それに反して陽でも陰でもない、役割のない手や足が一つでもあれば、とりわけ徒手の場合、その瞬間に合氣は成り立たない。〝武産合氣〟という概念は基本動作の段階で充分吟味しなければならない。

                           2021/3/18 

 

2021年

3月

17日

水曜稽古 入り身転換は静 体の変更は動

  • 禊:天の浮橋に立って天地の氣に氣結びする。呼吸と共に左右の手で魂氣を合わせ、下丹田で魄氣に結ぶ。
  • 鳥船:左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表(一教表、入り身投げ表、天地投げに共通の基本動作)、入り身転換・体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作坐技/立ち技:正面打ち一教運動表/裏
  • 自然本体に後襟取り:一側の手を側頸に置き体軸とするやいなや対側の非軸足を一歩後ろに置き換えて軸足交代し、軸足の膝の屈曲に合わせて腰を落として体幹軸を保ちながら体軸を移動するから受けの手は相対的に取りの非軸足側に位置することとなる。今や取りの側頸の手は陰の魂氣でありながら体軸から解かれて自在に動作することができるから、受けの手を包んでそれが同名側なら二教表。異名側でも同じ動作で小手返し、非軸足の膝を半歩後ろで地に着ける。
  • 片手取り入り身転換から体の変更は動。体捌きから技の生まれる機序。
  • 片手取り後ろ半回転で体の変更/そのままその場入り身転換で後ろ一回転は受けとの結び。取りが先手を取る機序。

 *受けに与えた手は取りの鼠蹊下部に位置して受けの手と共に体軸上であったり、解かれて腰(受けの手)と共に回転したり、と体捌きの動作ができる。重さ/軽さが体感できれば陰の魂氣であっても空の気と真空の気を感じ取っているわけで、後者の瞬間は魂の比礼振りが起こると表現される。

2021年

3月

14日

日曜稽古 体軸に結ぶ脱力と体軸から解かれた脱力

  • :天の浮橋に立たされて天地の気に気結びする/鳥船左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、下段に魂氣を与え入り身転換(内巡り)、入り身転換から体の変更、後ろ半回転で体の変更、
  • 相対基本動作、諸手取りに体の変更・その場入り身転換:腋を閉じて逆半身のまま軸足交代して直ぐ軸足を戻し、前の足を一歩後ろに置き換えてその場入り身転換で後方へ向き直る。脱力した上肢は取り自身の体幹に巻き取られてから放たれる。
  • 諸手取りから四教に入り身転換で腋を直角に開いて陽の魄気から呼気で陰の魄気(鳥船近似)で腋を閉じて脱力すると伸展したまま上肢は体側に垂れる。受けはその延長上、つまり地に崩れる。
  • 諸手取りに外転換で掌に魂氣の珠を包みながら降氣の形で腕を畳み、母指先が側頸を指しつつ脇を直角に開くと、母指先が側頸に着いて中丹田に結び、置き換わった体軸に与る。受けは諸手を通して体軸が取りの体軸へと傾いて密着する(魄気の結び)。軸足交代して空の気を解脱した魂氣は側頸から陽の陽で掌を天に向けて開くと、受けの同名側頸部へ鳥の前腕橈側が嵌って魂氣は受けの体軸を腰仙部までひびき、底を抜けて取りの体側へ巡って魄気に結び、合気を成す。背対異名側胸の密着による呼吸法。
  • 諸手取りに外転換で掌に魂氣の珠を包みながら降氣の形で腕を畳み、母指先が側頸を指したら直ぐ回外して母指先を前方に向け、軸足を前の足に移すやいなや後方の非軸足の膝を着いて母指先は地を指して掌に気の珠を包んだまま肘を伸展する、呼吸投げ。伸展した先は他指の方向(後方)へ地を掃き上げて正立すると残心。

2021年

3月

10日

水曜稽古 直下に結び開いてから地を這うか開いて斜めで着地するか

  • 禊:天の浮橋に立って天地の氣に氣結びする。呼吸と共に左右の手で魂氣を合わせ、下丹田で魄氣に結ぶ。
  • 鳥船:左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表(一教表、入り身投げ表、天地投げに共通の基本動作)、入り身転換・体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  •  坐技交差取り呼吸法表裏:表は降氣の形から虚空へ円を描く。裏は側頸から下丹田へ降ろし、膝は開いて体の変更で膝の内側に地を這わす
  • 陰の魄氣で半身(第一段階)に横面打ちを同時逆半身入り身、杖巡りで上丹田に置いた二教の手に受けの手首屈側を包むとその場で転換、陽の陰で下丹田に巡って一教運動裏から体の変更で地に結ぶ
  • 第一段階で横面打ち後手には鎬を作って振り込み突きで相半身入り身から内転換で払わせて受けの手刀の上から小指球を包んで一教運動表
  • 正立して大上段の振りかぶり近似で両手を頂丹田の上に掲げて受けに真中を与え、突き/正面打ちに外転換と同時に脱力で体軸側の手は受けの肩に触れ、手首まで上肢を滑って下丹田に結ぶと受けの母子球を包み、非軸足を一歩後ろに体の変更・後ろ回転で小手返し。

 *手首まで滑って下丹田で受けの手を包めないとき(受けが手を引き戻すなど)真空の氣の珠が包まれていると思い、止まることができず昇氣呼吸法

 *内転換では脱力した手が受けの手の遠位に触れると体軸側とし、対側の手は相半身内入り身で正面当て

  • 坐技、両手を手刀で中段に与えて受けが触れると同時に前傾で脇を閉じて両肘頭は対側ではなく下丹田の横に結び、手刀の手は肘から遠位を広義の陽でありながら体軸側となり動かせない。体幹動作は止まらず上体を起こして膝を軽く開いて振り子運動で呼吸法

2021年

3月

07日

日曜稽古 坐技一教 表は体の変更/裏は後ろ回転

  • 禊:天の浮橋に立って天地の氣に氣結びする。呼吸と共に左右の手で魂氣を合わせ、下丹田で魄氣に結ぶ。
  • 鳥船:左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換・体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作坐技呼吸法:片手取りに母指先の内巡りから虚空へ円をかいて地に掌をつけ、天地に気結びする/外巡で肘を落として陰の陰から陽の陽で上体の入り身・下丹田に切り下ろして地に抜き、体の変更近似で地を這わせて膝を開く。非軸足と魂の比礼振りの同期。
  • 交差取りに外転換で陽の陽から陰に被せて二教と同時に同側の非軸足を後ろに一歩置き換えて膝を着く。非軸足となった前の足も膝を着いて同側の手で受けの肘頭上腕側を抱え、はじめ与えた手を受けの手首から離して腰仙部に回すと、受けの手は伸展して取りの体幹前面に接する。取りの前屈によって密着すれば二教裏固め。
  • 両手取り天地投げ裏:外転換で呼吸法と反対に魂氣を天地に分ける。
  • 両手取り天地投げ表:一教運動表で入り身から半身を変えて井桁に進む。魂氣の天地は一教表と逆。
  • 坐技正面打ち一教表:振り子運動で非軸足の膝と魂の比礼振りの手を同時に合わせて地に巡る。膝は後ろに軽く開く。

 *立技では体の変更近似で軽く半歩後ろに開く動作に相当するが膝は着かず。鳥船の陰の魄氣の軸足とする。

 

2021年

3月

06日

開祖の言葉〝気の置きどころを知る〟を動作する

 植芝盛平合気道開祖の言葉をまとめた『合気神髄』では、体軸や軸足という用語を国之床立神に喩え、そして吾勝という言葉で現されている。

 平易な語句に置き換えることで浮かび上がる動作について考察する。

 

 天の浮橋に立つ間は左右の足先が剣線から30度の開きで左右対称に立って体幹軸を支えている。どちらの足も軸足にならず、つまり体軸を持たず、移動に向かうことのない静止した姿勢である。両手は呼吸と共に天地の気に気結びする禊を行う。

 次に右足を剣線に対して30度から45度へ踏み直して軸足とする(p69〝自転公転の大中心はこの右足であります〟)。右手は魂氣の珠を包んだまま腰仙部に回して体幹軸となり、右の魂氣と魄氣が氣結びして体軸に与っていると思うことにする。

 初めて体軸が確立したうえで、左足が非軸足となって剣線上に足先を軽く半歩出す。このとき左手は掌に魂氣の珠を包んで下丹田に置くが、常時伸展した母指先から魂氣を発しており、静止と動作が裏打ちされているという心の持ちようが合気の第一歩であると考える。

非軸足と同側の魂氣は揃って自由に置き換えることが出来、その後は軸足へと交代し、魂氣は丹田や体側に結んで体軸に与る。つまり体軸は移動して魂氣と魄氣の結びが左右交代して体軸に与る。

 このように、はじめ右の足と手(魄氣と魂氣)の気結びで体軸を確立すれば、左の非軸足と手が自在に動作して、この左の氣結びによって移動した体軸が確立する。つぎつぎにこれをくりかえしてあらゆる体捌きが可能となる。

以上のことは『合気神髄』p6970p105の要約に他ならない。

 

軸足を作って非軸足先を軽く半歩出すのは鳥船の呼気でイェイと魂氣を下丹田に結んだ姿勢である。この足腰を陰の魄氣と呼ぶことにする。魄氣の陽とは手に魂氣を包んで吸気とともにホーと前に差し出す時の足腰である。軸足は伸展して体軸を失い、前の非軸足は下腿を直立して地を踏み、下丹田は内側下方に向いて体幹軸がやや前方に偏って静止する姿である。

左右対称の両足で体幹軸を支えて禊を行う静止の姿に対して、魄氣の陽は下丹田が前下方に偏って静止した瞬間の姿と言えるであろう。いずれにしても千変万化の動きを生み出す体勢ではない。これは陰の魄気から入り身を経て残心に至る動作に必然の、勝速日の実体を現している(p70)。

 

合氣道の動きに入るには、足先を30 度から45度に踏み直し、同側の手には魂氣を包み腰仙部に置いて体軸を作り、これは地に固定する。対側の足先は軽く半歩出して非軸足とし、その同側の魂氣を包んだ手は下丹田に置く。

〝気の置きどころを知ることが第一(p67)〟である。

                           2021/3/6

2021年

3月

03日

水曜稽古 軸が出来てこそ前の非軸足を後ろへ一歩体の変更ができる

  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表(一教表、入り身投げ表、天地投げに共通の基本動作)、入り身転換・体の変更、後ろ半回転で体の変更、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 禊:天の浮橋に立って天地の氣に氣結びする。呼吸と共に左右の手で魂氣を合わせ、下丹田で魄氣に結ぶ。
  • 鳥船:左右左
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 相対基本動作坐技呼吸法:下段に与えて降氣の形から陽の陽で虚空へ円を描いて脇を鈍角に、肘を180度開いて地に掌を結ぶように巡る。
  • 坐技、下段に与えて降氣の形で腋と肘を畳んでから陽の陽で虚空へ円を描いて肘を直角まで開くと直ぐに陽の陰で受けの上段真中へ。受けは同名側の手を斜め後ろに着いて体幹を支える。
  • 坐技、手刀で両手を中段に与える。取らせたときは両脇を閉じて体幹軸を前傾する。受けが掴んだときは取りが体幹軸を直立に起こす。上腕と肘の体幹への密着で手刀と前腕は受けの両手に連なって体幹軸に与っており、両手の魂氣は両膝からの魄気に結んで体幹軸を作っている。振り子運動で一側に体幹軸を移す(心の持ちよう)瞬間に対側の非軸足・膝を外へ軽く開くと同側の手刀・前腕も揃って移動する。受けはその方向に落ちる。
  • 陰の魄氣の半身に逆半身で襟取りに来た瞬間、一歩後ろに置き換えて半身を転換し、同名側の手で受けの小指球側を包んで上体を逆半身に捻って陽の魄氣で手胸腰と対側の手で受けの手を返して二教
  • ‥‥後ろの足を一歩踏み込んで半身を元に戻して同側の手を同時に受けの上腕真中に返し突きで二教
  • ‥‥後ろの足を半歩踏み込んで軸として体の変更で上体を前傾で二教裏
  • 陰の魄氣の半身に逆半身で襟取りに来た瞬間、一歩後ろに置き換えて半身を転換し、同名側の手で受けの小指球側を包んで陰の魄気とし、体の変更で半身を元に戻して前傾で二教
  • ‥‥体の変更からその場で入り身転換して向き直ると二教裏(後ろ回転に相当)
  • 上段に魂気を与えて手刀に開くと受けが手刀で守って抑えにかかる。降氣の形から上段に一教運動裏の鎬を作り軸としてその場で入り身転換すると受けは後ろ両手取りとして一歩前に進む。天地に両手を現して上丹田と下丹田で自己の魂氣を結ぶ。地の手を外巡りで非軸足とともに受けの後ろに回して軸とし、上丹田の手は下丹田に降ろして陽の陽に開いて母指先から魂氣を発して同側の今や非軸足とともに体の変更で入り身投げ裏。

 *受けの側面ではなく後ろに入れば受けの回り込み(理合)に対応して入り身が成り立つ。後ろに軸が出来て前の魂氣が魂の比礼振りで非軸足とともに体の変更が可能となって一歩後へ導くことができる。軸足が曖昧で、四股立ちになって体の変更を始めてしまうと一歩後ろに回れない。壁が少し後ろにずれるような導きでは受けを呼び込むことができない。

 *表題に類似して:軸が出来てこそ前の非軸足をさらに半歩陽の魄氣で発すると、一歩前に回り込もうとする受けの側頸を取りの伸展した陽の陽の魂氣(上腕)に乗せて放つことができる。呼吸法の原型。

リンク

公益財団法人合気会 

本部道場の公式ホームページです

大阪合氣塾

吹田市を本部とする須磨 弘師範の道場です

和氣會

豊中市を中心とする道場で池田憲夫師範のご指導です

兵庫合気会

姫路市を中心とする道場で山田芳朗師範のご指導です

合気道愉々会(ゆうゆうかい

加古川市を中心とする道場で吉田 司師範のご指導です

神戸大学体育会合気道部
神氣館館長辻本大治師範の母校合気道部です

大阪武育会木村二郎師範のご指導です

流山合気会

千葉県流山市にて永井 純師範(港区合氣道連盟会長)が会長をされている(公財)合気会公認道場です