*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と〝魂の比礼振り〟:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                     「螺旋の動作」のタイトルに 2. 勝速日から正勝吾勝へ 手捌き足捌きの実際 2026/4/4 3. 己れの円内に中心を置いて抑える合気道の術技 2026/4/13                    4. 徒手と剣打ち込みで入り身一足の手捌きに違いがあるのか 2026/4/20                    5. 魄気の陽の不安定性 2026/5/25 「令和8年のおしらせ」に 6月の稽古予定  稽古の記録 2010/8/15〜2026/6/3

2026年

4月

29日

水曜稽古 陽の陽と陰の陽、それぞれの手捌きに同期する足捌きの違い

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船・振り魂、左右左/印を結んで天地の気に気結びする/左右・天地に気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り
  • 合気体操
  • 正立から振り子運動で体軸を作り非軸足をその後ろに畳んで座ると同側の上肢を開いて体側とともに地に着けて目付はその手先に向ける:横受け身
  • 両肩が同時に着く瞬間は臍下丹田に目付を向ける:後ろ受け身
  • 片手取り隅落とし:正勝吾勝で魂気を包んだ手を下段に与え、その高さで抜刀と同時に外転換へ同側の非軸足を置き換えて軸とし、対側の手は振り込み突きで真中を撃ち、非軸足とともに体を開いて腰仙部に巡らせて体軸に交代する、勝速日。受けは差し出す手と同側の足を畳んで横受け身
  • 半身半立ち片手取りに弓を気一杯引くように膝を同期して外に置き換え陰の陽・小手返しの手で手背を地に着ける思いで呼吸投げ、受けはその手の外側で手背を地に着けて前回り受け身。
  • 片手取りに差し出した足を体の変更で非軸足に戻ると同時に、与えた手を陽の陽で掲げると受けの前に半歩踏み出し、魂氣は体側に巡って狭義の陽のまま受けの腹側の地に下ろすと勝速日で呼吸投げ。取りは膝をついてでも体幹軸の直立を維持する。受けは対側の手を三教の手にして半円を作ると前回り受け身。
  • 片手取りに陽の陽で取りの中丹田の前に掲げ、非軸足は同期してわずかに進め、即座に外巡り(回内掌屈外転)で第一指間・合谷を開いて一歩退き軸とし、対側の手で受けの真中を撃つ。受けの手首屈側に合谷を嵌め、回内してそれを取り返して陰の陽で下丹田に巡ると同時に対側の手を鼠蹊部に巡らせてその手掌に受けの手背を包み、非軸足を一歩開いて体軸とする。取り返した手を軸足側にその場で後ろ転換すると下丹田に結び二教。

*体軸に交代したらその手は体側に密着して体軸に与るから動かせない、体軸全体で受けの手を取ることになり、掴むというイメージではない。体に固定する感じ。受けの手首を取り返した手は後ろ転換で背屈により掌は手首に巻きつけ、腋を閉じて体軸に与ると二教固めが生まれる。手首を掴んで押し下げようとする動作からは技が実らない。それが勝速日ではないからである。

2026年

4月

26日

天神町道場稽古の記録 切り返し面打ちの手捌き足捌き体捌き

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左、振り魂
  • 合気体操
  • 坐技単独呼吸法
  • 正座で転換、膝行で前進、後退
  • 剣素振り:正立して剣の縁を右手で持つ。まず左足を軸とし、非軸足先を軽く半歩出して地に触れる。左手は柄頭を包んで腋を閉めて体軸を作り、右手は伸ばして縁に置くと合谷を峰に合わせ、剣先は目付の高さに。胸を張って尚且つ両手で締める気持ち。軽く口から息を吐きつつ両手を弛緩屈曲して上丹田に振りかぶると、下丹田は正対して右足先は自ずとかすかに引き戻る。口を閉じて一気に吸気で両手を緊張伸展して剣先を上段に打ち振ると同時に右足先は地に触れたまま軽く半歩出す。左半身で同様に剣素振り。
  • 剣素振りで後ろ転換の反復:正面に打ち振ったあと右非軸足先を中心に踵を前に送ってから踏み詰める内転で軸足に交代すると同時に右手を陰の陽で縁を受けつつ弛緩屈曲して上丹田の高さに掲げ、目付けを後方に反転して左半身で正対する。この時右足は体軸を成し、上丹田で右手を陽の陰で柄に被せて左の柄頭とともに剣先を上段に打ち振る。左右の足は同じ場所で軸と非軸に交代して左右の半身で素振りを繰り返す。正勝吾勝の足捌き。
  • 剣打ち込みで入り身一足(勝速日)から正勝吾勝を経て後ろ転換面打ち込み反復
  • 剣打ち込みから切り返し面打ち込み:右半身剣打ち込みの入り身一足から正勝吾勝で右非軸足先を中心に踵を前に送ってから踏み詰める外転で軸足に交代すると同時に右手を陰の陽で縁を受けつつ弛緩屈曲して上丹田の高さに掲げ、剣先を非軸足先の方向に合わせる。左足は非軸足となって一歩前に進めると同時に上丹田の右手を陽の陰で柄に被せて左の柄頭とともに左半身で剣先を上段に打ち振る。切り返し面打ちの反復。
  • 剣合わせ切り返し面打ち:受けが取りの剣先を外に払い面打ちに、取りは外に払われた剣先に非軸足先を合わせる外転で軸足に交代し、後ろの非軸足を一歩進めて半身を転換して切り返し面打ち。

2026年

4月

22日

水曜稽古の記録 〝魄の比礼振り〟とでも言える足捌きに着目しよう

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船・振り魂、左右左/印を結んで天地の気に気結びする/左右・天地に気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り
  • 合気体操
  • 単独動作の前回り受け身で膝を立てずに後ろ回り受け身へ
  • 相対動作の前回り受け身:交差取り半身半立ちで受けの手をその同側の足元に置く/四つん這いの腰の前に立ち尾側の手を襟の奥に回して掴み、対側は相手の肩に置くと腹を相手の腰につけて前回り受け身
  • 坐技片手取り/交差取り抜刀横切り呼吸法:90度回外と、回内の納刀それぞれで取らせて抜刀。小手返しの手と二教の手は陰の陽と陰の陰。
  • 片手取り入り身転換:体軸を作って非軸足を軽く半歩出し、同側の手・魂氣を与えて異名側の手・片手取りに納刀で取らせ、生まれた隙間に非軸足先・正勝を半歩さらに進める入り身を内転で踏み詰める着地で軸足交代。目付けを反転して魂氣は自ずと下丹田に結び体軸の交代が成される。対側の足は非軸足となり、体軸側に引き寄せられて始めの正勝(軽く半歩出す)で半身は転換される。
  • 片手取り体の変更:体軸を作って非軸足を軽く半歩出し、同側の手・魂氣を下段に振り込みで与えて異名側の手にそのままで取らせると、非軸足先を内転で踏み詰め、同時に腋を閉じて魂魄の結びで体軸に交代する。元の軸足は地の魄気から解脱し、弛緩屈曲して非軸足となり、目付け・腰を反転することで膝から畳まれて、脛が対側軸足のふくらはぎに沿って踵の後ろに足先から地に着くと同時に踏みつめ、その場で再び体軸に交代。〝魄の比礼振り〟とでも言える足捌きである。元の半身で体は後方に反転する。つまり、正勝吾勝の足捌きを維持する。それは鳥船で体軸を失って体幹軸を挟み前後の足が地を突っ張る足捌き(魄気の陽)ではなく、イェイで両手の魂氣を丹田に巡らせて後ろの足と共に体軸を作る魄気の陰である。手捌きは、入り身を伴わないため、いきなり下丹田に巡らせることはできない。非軸足はその場で体軸に交代することで腋が閉じて両手の魂気は反転し、鼠径上部の前に陰の陽で差し出されて母指先は左右の外側前方を指す。正勝吾勝であるから体幹は正対して、両手・魂気は左右を指すので三面に開く(小林裕和師範の教示)と表現する。
  • 片手取り体の変更から後ろ転換で、後ろ回転:三面に開いた前方の非軸足先は180度外転しており、踵をつけて内転で捻れ戻しと同時に同側の魂気を尺屈で初めて下丹田に結び体軸交代を成し、目付を反転して対側の軸足はその場で非軸足とする135度の外転で足先を置くと、始めの半身を転換した後ろに一回転の正勝吾勝に戻る。

*基本動作が正勝吾勝で終わるのは、連続する足捌きで技を生むために必然の体勢である。両足が地を踏めば停止で終わってしまう。

2026年

4月

19日

天神町道場稽古 片手取り入り身転換は開祖の言葉〝魂が魄を動かす〟

  • 杖を水平に手の内で包み正立する。一方の掌で杖の端を包んで杖尻と呼び掌側で受けるようにして下丹田に置き、同側の足を体軸として吾勝と呼ぶ。対側の杖端を杖先として第一指間で扱き、杖中で上から被せる。同側の足は体軸から解脱して足先と目付けを杖先の方に向ける。足先は剣線上で地に触れるのみで、そこからさらに半歩進めたり、内転したり、外転したり、いずれにしても踏み詰めて軸足に交代できる。入り身一足や、転換、返し突きへの変化である。
  • 18の杖:1から6
  • 右手が陽なら左手は陰:杖尻を陰の陰で上丹田に置く、杖巡り。杖中の手は陽の陽で掌を開く。杖尻を陰の陽で下丹田に下ろすと対側の手は陽の陰で杖中に被せる。
  • 剣素振り:正勝吾勝・魄気の陰の維持、左右半身で。振りかぶりと面打ちの正対と半身の体捌き
  • 剣打ち込み:正勝吾勝と魄気の陽から継ぎ足で入り身一足・勝速日。後ろ転換で反復打ち込み

*鳥船左右左のあとの左半身における魄気の陰・正勝吾勝での手捌きは剣を用いた打ち込みから突きへの手捌きと同じである。

  •  禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 片手取り入り身転換:鳥船ホーで魂気を与えて母指先を90度内に巡らす前腕の回外で取らせ、互いの手の繋がりによって剣線の間にできたわずかな窪みに足先を進めて入り身し、内転で踏みつけると体軸の交代。ここで、与えた手はその瞬間自分のものではない。掌屈も回外も弛緩したまま行なわれる。下丹田は内側に回って魂気を受けるように目付と共に反転する体捌きで転換。対側の足は非軸足となり、剣線上で135度反転し、足先は軸足側に引き寄せられ、同側の仙骨上の手はその足先に同期し、掌を開いて天から気を受ける気持ちで前方に差し出される。

*魂・手が上、表にある。そのままでは足・魄は動かせない。巡らせ、あるいは天に円を描いて初めて魄は働きを持つ。

  • 片手取り入り身転換から体の変更:入り身転換から前方の手足を後方へ一歩置き換えて同じく魄気を陰とする。再度半身を転換して元の半身で正勝吾勝を維持する。魄気は陰で正勝の手を非軸足に同期して陽の陽で差し出すと、入り身転換で取りの体軸に結んでいた受けは前方に取りの正勝に沿って放たれる。

*但し、正勝の手は下丹田に置いた状態から昇気や上段、あるいは外巡りで下段や地に非軸足と共に発すると、いくつかの技へと展開できる。

*体の変更の手捌きはよくよく吟味するべきであろう。

  • 片手取り入り身転換から側頸へ昇気・後ろ転換で軸足交代にて魂の比礼振りが起こった惻頸の手が陽の陽で円を描くから入り身一足が生まれる、昇気呼吸法裏、 〝魂が魄を動かす〟

2026年

4月

15日

水曜稽古の記録 陽の魂気のまま下丹田に巡らす

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船・振り魂、左右左/印を結んで天地の気に気結びする/左右・天地に気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作/相対基本動作、片手取り入り身転換:体軸を作って非軸足を軽く半歩出し、同側の手・魂氣を与えて異名側の手・片手取りに納刀で取らせ、生まれた隙間に非軸足先・正勝を半歩さらに進める入り身を内転で踏み詰める着地で軸足交代。目付けを反転して魂氣は自ずと下丹田に結び体軸の交代が成される。対側の足は非軸足となり、体軸側に引き寄せられて始めの正勝(軽く半歩出す)で半身は転換される。
  • 片手取り入り身転換から昇気呼吸法:肘頭は受けの中丹田(胸骨上窩)に嵌まるから開いた掌は同名側の肩に、前腕橈側は頸に発する。
  • 片手取り外転換外巡りで二教から側頸に結んで入り身転換すると畳んだ肘頭は受けの腋に嵌まり、後ろ転換で魂氣を陽の陽で受けの真中に発する。
  • 両手を与えて外転換で体軸側の手は真中に、対側はその上を守って体軸側を両手で取らせて下丹田に二教
  • 片手取りに外転換外巡りで下丹田に二教、受けは二教の手(陰の陰)を小手返しの手(陰の陽)に返しながら体の変更で畳んだ肘を下丹田に結ぶ、前腕で二教に返す。
  • 二教の受けは母指先が自身の外を指す(陰の陰で二教の手)。返し技は①180度回内して三教②腋を閉じて前腕を縦に相手の胸と密着して膝を落として対側の手は地に着けず相手の軸足に触れる③二教の母指先が相手の鎖骨上にあって手根の橈屈が叶わなければ母指先の反りに合わせて上腕を内転(腋を閉じる)すると、魂気は相手の異名側頸部に当たり、肘を伸展して魂氣を包んだまま陽で発する鳥船の右半身に近似の手捌きで相手を後方に飛ばす。
  • 交差取りの二教:魂氣を包む思いで受けの手首に掌を被せて掌屈し肘は伸展したまま①下丹田に指先から魂氣を巡らすように結ぶ(鳥船ホーイェイの動作)②二教の手応えが無くて抵抗があるか、逆に受けの肘が伸展するとき、取りの母指先方向に掌を陽に進めてから地に陰で被せる。

2026年

4月

12日

天神町道場 下段に与え納刀を中段で取らせ上段へ抜刀、交差取り手捌き

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船・振り魂、左右左/印を結んで天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り
  • 合気体操
  • 剣素振り:右合谷を峰に合わせてふちを把持する正対から左足を吾勝。右足先を剣線上に軽く半歩出して正勝で振りかぶり、打ち出す剣先に同期してさらに進める非軸足先で地を掴む。再度振りかぶると非軸足は弛緩屈曲して引きつける。反復する素振りを通じて非軸足を踏み詰めることはない。目付の高さは剣先に。振りかぶりで体幹は正対して正勝吾勝。打ち出すと手、肩、腰は半身として足捌きは正勝吾勝で素振りの間は変わらず。つまり、鳥船の魄気の陽や打ち込みの入り身一足の捌きは行わない。直立する体軸は常に維持され不動である。左半身も同様。
  • 剣打ち込み:右合谷を峰に合わせてふちを把持する正対から左吾勝・右正勝で振りかぶり、打ち出す剣先に同期して進める非軸足先から地を踏み詰め、一瞬の魄気の陽から継ぎ足で入り身一足、勝速日で打ちこむ。素振りから非軸足の踏みつめで体軸は一瞬失うが続いて継ぎ足で五体を一本の体軸・御柱として確立する。即正勝吾勝として正対で振りかぶると、反復打ち込み。
  • 剣突き:‥‥正対から吾勝で同側の手は柄頭を包み、非軸足を半歩いっぱいに進めて踏み詰め、剣先を同期して突き出すとともに継ぎ足で入り身一足・勝速日。次に左手足は弛緩屈曲し腋を閉めて吾勝、右は足先が地に触れるのみで手は弛緩伸展して縁を把持したまま正勝。上体の正対から反復突き。
  • 剣打ち込みの入り身一足から正勝吾勝で非軸足先を中心に踵から90度内転し、踏み詰めて軸足交代すると目付を反転して振りかぶる、切り返しの後ろ転換:手・足・腰・目付けの一気一致。指導演武のみ。
  • 松竹梅の剣合わせ:受けの振りかぶりに右半身突きから左半身小手の切り返し。有段者のみで。

 *開祖曰く〝合気の剣に構えはない〟(小林裕和師範口伝)

  • 交差取り:魂氣の珠を包んで下段に与えて・二教の手の納刀を中段で取らせ・上段へ抜刀して相半身外入り身一足入り身投げ/抜刀から横切りに続けて相半身内入り身一足で小手返しの手のまま降氣で地に降ろす、一教運動表。
  • 片手取り:下段に与えて・二教の手を外巡りで取らさず、空いた前方に逆半身外入り身一足/下段に与えて・二教の手を小手返しの手で受けの頂丹田へ抜刀で取らさず、空いた前方に逆半身外入り身一足、対側の手の振り込み突きで入り身投げ
  • 片手取り外転換:下段に与えて母指先を水平で内に向ける納刀で取らせ、非軸足を外に半歩置き換えて踏みつめ、体軸として目付を剣線に対して直角に転じ、交代した非軸足先を目付に合わせて正勝で剣線の手前に寄せる。与えた手は陰の陽で下丹田に結ぶ。止めずに昇気で側頸に結ぶと呼吸法、陽の陽で開けば受けの側頸に魂氣がひびき、側面入り身投げ(昇気呼吸法)。
  • 片手取り外入り身転換:下段に与えて母指先を水平で内に向ける納刀で取らせ、非軸足を外入り身で母趾先を母指先に合わせる内転で踏み詰めて軸とし、手を尺屈して180度の転換で目付けを反転すると下丹田に結ぶこととなる。対側の手は正勝となって陽の陽で前方に差し出す。
  • 片手取り外入り身転換から正勝を一歩後方に置き換えて体軸交代すると体の変更と呼び、はじめの半身に戻る。

2026年

4月

08日

水曜稽古の記録 前回り受け身、坐技片手捌きから呼吸法の文章化

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船・振り魂、左右左/印を結んで天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り
  • 合気体操
  • 坐技相対基本動作、上段に与える正面打ち⇔受けの正面打ちに両手で気の巡り、右は抜刀で陽の陽から母指先方向に、左は手刀の振り込み突きで陽の陰から母指先方向へ、両手を上丹田で横に並べて体側へ巡る、一教運動表。
  • 坐技相対基本動作、取り:掌屈で魂氣を与えて回外で手首を取らす、抜刀・回外・緊張伸展・横切りで片手取り呼吸法 受け:横受け身
  • 坐技相対基本動作、取り:同じく抜刀・回外・弛緩屈曲・回内・手刀振りかぶり・陽の陰で緊張伸展・掌を受けの面前に被せる片手取り手刀振りかぶり呼吸法  受け:後方に反る・片手を地に着けて支える。 取り:手掌を陰の陽で伸展したまま弛緩して体側へ巡らす片手取り手刀振りかぶり呼吸投げ  受け:横受け身
  • 立技相対基本動作、取り:魂氣を与えて交差取りに抜刀・受けの上丹田・真中に陽の陽で交差取り二教入り身投げ  受け:後ろ受け身
  • 前回り受け身練習法:剣線上に一重身で四股立ちから腰を深く落とすと同時に両手で手刀を作って輪を作り左右の指を重ねて剣線に合わせて接する。目付は剣線に直角で腹側に向けて畳を見るように、両手を車輪にして剣線上を回る。車輪・前方の肩・背中・反対側の腰と畳んだ足の順に着地する。前方の足は膝を立てて半立ち。目付けは前方。

2026年

4月

01日

令和八年新年度の所感 螺旋の動作 二代道主と開祖の言葉より

〝合気の構えから発した捌きは、指先にまで及び、その体は丸く、螺旋状に動いている〟(『合氣道』p93)。 

螺旋とは円運動の面に垂直の方向をもつ(上昇、下降)曲線「弦巻」と、回転しつつ中心へ近づく「渦巻」がある。

手捌きとは回内、回外、屈曲、伸展、などの動作が合わさって生まれる。足捌きでは足先の内転、外転に始まる軸足の交代による体軸の円転移動と、それに伴う膝の屈曲伸展によって体軸が直立したまま上下に微動することがその本体である。このような徒手の術技は、その成り立ち上、剣・杖の操法を修練することで習得されるものであろう。

〝右に螺旋して舞い昇り、左に螺旋して舞い降り〟(『合気神髄』p77)る。

 右の掌に魂氣の珠を包んで掌屈回内して半身で下丹田に置く納刀の動作を初動として、背屈回外、抜刀で受けの魂氣に結び、入り身一足から回内に転じて手刀が天を指すと螺旋で舞い昇り、八双の構えに近似する。止まらず母指先の反りに合わせて回内にて魂氣は下降し、左に螺旋して舞い降りると右半身入り身一足で下丹田に巡り、魄気と結ぶ〝勝速日〟(『合気神髄』p70)で正面打ちまたは交差取り入り身投げ表が生まれる。

螺旋で舞い降りるから入り身一足が動作できる。

〝魂によって魄を動かす〟(『合気神髄』p131)と同義であろう。

 正面打ち入り身投げ/一教裏、片手取り入り身転換、片手取り後ろ回転、交差取り一教裏の後ろ回転等に現される動作である。

2026年

4月

01日

水曜稽古の記録 合気道の手捌き足捌きの基本は開祖の言葉と思いにあり

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船・振り魂、左右左/印を結んで天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り
  • 合気体操
  • 坐技相対基本動作(坐技正面打ちに両手で気の巡り):魂気の珠を掌に包み、掌屈して軽い回外で納刀した下丹田から、さらに回外して上段に与える。母指先が眉間を刺すように差し上げ、吸気で掌を開いて天から魂気を受ける陽の手で受けの眼裂を横切りする形。受けは手刀を眉間に構えてこれを守るが、取りは橈骨手根関節を受けの手刀の尺骨手根靭帯に接触する。接点で、つまり手首で受けの手首を押し返そうとしない。まして、受けの手刀と対照的に尺骨で当てて尺屈・掌屈で受けの手首を掴むことは現実的ではない。対側の手刀でふりこみ突き近似にて受けの側胸から腋・上腕を掌と合谷(第一指間)に嵌めて取りの上丹田に結んでおれば、それも成り立つであろうが。そもそも、取りが母指先から魂氣を天に向けて小指球・尺側手首を受けの上丹田(眉間)に打ち込む動作は初動として選択することはありえない。

 *接点は一瞬たりとも固定してはならない。背屈・橈屈で手掌を開くとともに受けの手首に接触線、面を描いて受けの手刀と眉間の間に入り、その空間に魂氣が充満したような気持ちになる。魂氣の気結びである。対側の手は前述のごとく、上段で同時に動作して両方の母指先から魂氣を発する思いでその反りに沿って体側と下丹田に巡って降りていくと両手で気の巡りとなる。

     〝右手をば陽にあらわし 左手は陰に返して相手導け〟(道歌)

一教運動表である。受けは対側の手を地に着けて上体を支えている。

一教運動から受けの手首を把持する手捌きによって一教から四教までの技が生まれる。

  • 相対基本動作(魂気を下段に与える半身の体勢から剣線を外す手捌き足捌き)片手取り外転換:正対から片方の手足で体軸を作り(吾勝)対側の足先を正勝で地に置き、手は魂氣の球を包む思いで下丹田に置く。半歩先に足先を進めて魂気を下段に振り出し、軽く回外して母指先が地から内方に向くようにして取らせる。同時に同側の非軸足を外に半歩置き換えて踏み詰め、軸足に交代すると目付を内に90度転じて後方の足は非軸足となって取りの前方に足先をつけたまま引き寄せる。半身の転換と体を剣線に直行するように変換する、外転換である。半身の転換に際して、取りの非軸足先を取りの外(背側)に、また受けの外(背側)に移動させることから片手取り外転換と呼んでいる。

 *母指先が地から内方に向くようにして取らせると、外転換の瞬間に魂氣を包んだ掌が天を向いた狭義の陽で下丹田に結ぶ。魂氣と魄気が自ずと下丹田にて結び、体軸が生まれる。

  • 片手取り入り身一足と後ろ転換=入り身転換:指導演武のみ。半歩先に足先を進めて魂気を下段に振り出し、軽く回外して母指先が地から内方に向くようにして取らせる。これが片手取りの際の入り身の肝である。入り身の初動として非軸足先を受けの異名側の足の外側に進めるために両者の手の繋がりが僅かに剣線の内側に陥凹する必要があるからだ。      

          〝魂によって魄を動かす〟(『合気神髄』p131)

リンク

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