*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂氣:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟        〝正勝吾勝〟で剣素振り   合気の剣は〝勝速日〟                      天の浮橋に立つのタイトルに 1. 「うっちゃり」(打っ棄り)と合気道の返し技は〝正勝吾勝〟2024/4/4                      2. 合気道における上肢の運動表現 2024/4/10 「令和6年のおしらせ」に4月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2024/4/21

2023年

4月

30日

天神町道場稽古 魂氣の珠を包んで親指の蓋が肝心

  • 剣素振り、後ろ転換正面打ち、受け流し・切り返し、合気の剣、
  • 杖素振り:直払い、返し払い
  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:①降氣②回外③昇氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 剣対杖:直払い・突き、返し払い・突き、受け流し突き、呼吸法/二教固め
  • 陰の魄気の半身で休む:魂氣を掌に包み、親指で蓋をして、軸足側は腰仙部に結び魂氣と魄気が結んで体軸を作る。対側は鼠蹊上部に置く陰の魂氣の手と非軸足がそれぞれ体軸から解かれて自由である。つまり変化を伴った静止の姿である。
  • 正面打ち入り身投げ裏:上段に与えて受けが手刀で真中の位を取るから魄気は軸足交代して鎬の体軸を作り、返し突きの逆半身入り身転換で軸足交代して受けの項を同名側の掌で包み、取りの異名側の頸部につけて魄気の結び。体の変更で受けを引き出し、陽の陰の(手刀の母指先で地を指す)魂氣で受けの異名側の頸部に響かせ、同側の非軸足を同期して受けの後ろ三角に進める。取りの両手は受けの側頸に結び、勝速日では下丹田と腰仙部に結んで(左右一つに)入り身一足の体軸に与る。受けを引き出すと同時に取りは後ろ三角に入る。
  • 諸手取りに内転換で杖巡りの動作で上丹田の高さ・天に掲げて取らさず、対側の手で異名側の手を下丹田の前・地で小手返しの手にして取り返し、天の手で受けの手背を包むと小手返し。

  *諸手、両手は縦に並べる

2023年

4月

26日

水曜稽古の記録 秋猴の身は構えなしに通ず

  • 剣/杖素振り、
  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、入り身運動、振り子運動、両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:①入り身運動で入り身一足(二教の手、振込突き、横面打ち、中段受け流し)、②下段受け流し③上段受け流し=一教運動裏④一教運動表(三角法:軸足交代で連続入り身運動)⑤片手取り想定で入り身転換・体の変更、⑥片手取り想定でその場で後方半回転=体の変更(三面に開く)・後方転換(結局後方一回転)、⑦交差取り想定で後方半回転=体の変更・後方転換(結局後方一回転)⑧外股の軸足とその膝に置いた同側の手を体軸として前方半回転連続、前方一回転、⑨後方回転
  • 坐技片手取り/交差取り/両手取り呼吸法各種
  • 胸取り二教裏:振り込み突き外転換・体の変更・後ろ転換
  • 片手取り三教:取り返し方各種
  • 突き、横面打ち、掴み技での受けの理合
  • 正勝吾勝で上段/下段に与える
  • 真中を与えて内/外転換で一重身・入り身転換
  • 自由稽古

2023年

4月

23日

天神町道場稽古 構え無しの松竹梅の剣

  • 剣素振り、合気の剣、切り返し、後ろ転換、剣合わせで飛び込み面/切り返しを読んで振りかぶると同時に一歩下がって真中で抑え(組み太刀3より)

 *振りかぶる剣先に同期する非軸足先:素振りと飛び込み面での違い

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、入り身運動、振り子運動、両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:①入り身運動で入り身一足(二教の手、振込突き、横面打ち、中段受け流し)、②下段受け流し③上段受け流し=一教運動裏④一教運動表(三角法:軸足交代で連続入り身運動)⑤片手取り想定で入り身転換・体の変更、⑥片手取り想定でその場で後方半回転=体の変更(三面に開く)・後方転換(結局後方一回転)、⑦交差取り想定で後方半回転=体の変更・後方転換(結局後方一回転)⑧外股の軸足とその膝に置いた同側の手を体軸として前方半回転連続、前方一回転、⑨後方回転
  • 松竹梅の剣:〝構え無し〟の小林裕和師範の説明より組み太刀3との対比
  • 13の杖
  • 剣対杖:直払い、返し払い(齋藤守弘師範)
  • 基本動作と基本技:

  ①下段に与えて片手取り入り身転換・体の変更で受けを放つ。連続動作。

 ②上段に与えて受けの手刀に陰の魂氣で上丹田に結武と同時に剣線を踵で外して軸足交代から体軸を作り、返し突きで逆半身入り身転換とともに受けの項を包み側頸を巻き込んで互いの魄気を結ぶ・体の変更で受けを引き寄せ導き相半身で後ろ三角に入り身・同側の与えた手は陽の陰で受けの異名側頸部を圧し、入り身一足で入り身投げ裏。

 ③下段に与えて交差取りに、外転換・入り身転換落とし/内転換・体の変更・後ろ転換落とし・体の変更で残心

2023年

4月

19日

組み太刀3の稽古の前に

正面打ちと合気道開祖植芝盛平の正勝吾勝勝速日・武産合気

 

いわゆる「飛び込み面」では、剣先で相手のそれを払うやいなや真中を取って前の右膝を引き揚げると同時に振りかぶり、左の軸足はその場で地を蹴って足腰が伸展する。即右の足先を前に送って膝が伸展すると同時に剣先が相手の額部を打つことになる。左足は右踵の後ろに継がれ、一瞬一本の軸となって体軸が移動する。入り身一足である。即左に軸が移り右はその場で非軸足となり、半身の残心の姿が生まれる。

ところで、初めから右足で地を踏み、左は足先のみを地に着ける構えから正面打ちを試みると、右足で立ち幅跳びをするような動作となり、一足一刀と言えるほど間合いを詰めることができない。つまり、構えの段階で左足踵がすでに地を離れており、はじめから踏み詰めてほぼ軸足となった右足で前に飛ぶことは困難であろう。右膝をさらに屈曲して前に倒れかかり、左足先も地を離れ、前に置き換わった右足底が地を踏み直して左足が継がれると右足のすぐ後ろで地を踏む。この繰り返しで間を詰めて相手を圧倒していく。残心の段階はこれに相当する。

しかし、〝踏み詰める足は待ちの足〟(宮本武蔵)と言われる。飛び込んで間合いを詰めて有効な面打ちを行うには、左膝を発条にして左足底が体重を支える軸、つまり体軸を作ること(吾勝)が第一である。それにより右足が地から完全に離れて前方に蹴り出し、剣を前方に打ち放つ(正勝)と同時に左足底が地を突っ張って左足が伸展すると、着地した右足は地を踏み詰めて下腿が直立し、左足は完全に地から離れて右踵の後ろに継ぎ足で引き寄せられる。右足は左足とともに一本の直立した体軸となって剣は相手の面を撃ち据え、有効な力がその五体に響く(勝速日)であろう(『合気神髄』p70)。

 

左を軸足として体軸が確立すれば右足を自由に伸展しただけ相手との間合いを詰めることができる。これこそ飛び込んで間を詰めて効果的に面を打つということである。それに比べて、右足を常に軸足としながら体軸が倒れんばかりに前傾して剣先が相手の面に届いても、飛び込んではいない。

 

地に直立した体軸を土台として(吾勝)、打ち放つ正面打ち(正勝)こそ有効であるはずだ。

〝二つはこんで一と足すすめ〟(宮本武蔵)、二足が一つになって体軸を確立する瞬間にこそ技が生まれる(勝速日)のであり、残心と同義であると言えよう。

ある剣道のオンライン動画によると「左に荷重を置いて、一足一刀の間合いから大きく打つ」という。まさしく飛び込んで面に打ちこむ剣技が研鑽されているようだ。

 

禊から合気の技が生まれるという思い。正勝吾勝勝速日、入り身一足の動作。これらは開祖のいわゆる、武産合気の思いと動作である(『合気神髄』p65)。

                               2023/4/19

 

 

水曜稽古の記録

  • 剣・杖素振りで正勝吾勝勝速日、転換、杖巡り、入り身一足、
  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:①降氣②回外③昇氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:①入り身運動各種②中段(相半身外入り身)/下段(外転換)/上段受け流し(一教運動裏)③一教運動表(三角法入り身で軸足交代)④正勝吾勝で魂気を下段に与える片手取り想定で入り身・転換・一歩後方へ置き換え=体の変更⑤片手取り想定で後方半回転(体の変更)・後方転換=後方一回転⑥交差取り想定で体の変更(後方半回転)・後ろ転換(後方一回転)で昇氣呼吸法⑦軸足先を外股にしてその膝に手を置く体軸確立で軸足交代して前方半回転連続/前方一回転⑧同じく後方回転 
  • 真中を与えて正面打ちに相半身で合わせる手刀を軸として後ろの足で(受けの外に)内転換して軸足に戻し、同側の手で受けの手刀の母指球側を包むと同時に取りの手刀は矢筈で受けの手首を小指側から包むと、同側の非軸足と同期して振りかぶり、前方回転で四方投げ表。
  • 正面打ちに相半身で合わせ、前の非軸足で(受けの内に)外転換して軸とし、対側の手で受けの手刀の母指球側を包むと、取りの手刀は下丹田に巡って陽の陰で発し、返し突きを受けに払わせてその手で受けの手首を小指側から包むと後ろ転換で振りかぶり前方回転/後方回転で四方投げ表/裏。
  • 正面打ちに相半身で合わせ、前の非軸足で(受けの内に)外転換して軸とし、対側の手で受けの手刀の母指球側を包むと、取りの手刀は下丹田に巡って陽の陰で矢筈に開いて受けの手首を小指側から包むと、受け対して剣線から30度開く後方へ非軸足を体の変更で置き換えて正勝吾勝を維持して振りかぶり、前方/後方回転で四方投げ表/裏
  • 正勝吾勝で下丹田に魂氣を置くと逆半身胸取りに、外転換とともに同名側の手で受けの手を小指球側から包み、魄気の陰から陽へ一歩進めて対側の手を手刀にして受けの上腕遠位端を制し、二教表に固め。
  • 逆半身胸取りに前の足を軸足側として対側の手で振り込み突きにて相半身入り身一足の瞬間、軸足を交代して対側の非軸足を後方へ剣線に対して30度受けの内に相半身で正勝吾勝とし、突きの手は巡って受けの手の小指球側から包み、後ろ回転・後ろ転換で向き直り二教、連続後ろ回転で受けを取りの前に引き込んでうつ伏せとして地に固める。
  • 自由稽古

2023年

4月

16日

天神町道場稽古 真中を取る飛び込み面打ち、継ぎ足で開く合気の剣

  • 単独剣操法:剣素振り、合気の剣、
  • 合気の剣:正勝吾勝(半身)で相打ち/入り身(勝速日)で真中を打ち・正勝吾勝で小手を抑え・入り身で突き

 *松竹梅の剣から合気の剣:

  • 正立で真中を与え、受けの正面打ちの振りかぶりに合わせて中段突きから非軸足の踵を剣線上から受けの外に踏んで軸足交代して受け流し、逆半身で正面打ち
  • 正立で大上段に振りかぶり真中を与え、受けの突きに内転換・入り身で正面打ち/送り足の相打ちから継ぎ足で体を開き、合気の剣

 *組み太刀3

  • 吾勝の確立で柄頭の手・魂氣は体軸に与る分、非軸足の膝は大きく踏み込み、同側の手は剣を受けの外に払って振りかぶると飛び込み面打ち。受けは柄頭の手を下丹田に結び体軸を保ったまま、払われた剣先に非軸足先を合わせて振りかぶると踵が剣線を取りの外に外して踏み詰め軸足に交代して逆半身で切り返し

 

  • 禊、鳥船
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、入り身運動、振り子運動、両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 片手取り入り身転換・体の変更/体の変更(三面に開き)後ろ転換
  • 片手取り入り身転換から呼吸法裏
  • 片手取り腋を閉じて肘・手首を畳んで肩に結び入り身転換・体の変更・肘を地に結んで呼吸投げ

 *剣対杖:

  • 逆半身で受けの正面打ちに直払い・受けは相半身で正面打ち・直払い・受けの逆半身振りかぶりに中段突き
  • 逆半身で受けの正面打ちに直払い・受けの相半身振りかぶりに入り身で腕抑え/外転換で小手抑え
  • 返し払い逆半身振りかぶりに相半身入り身で中段突き

2023年

4月

12日

水曜稽古の記録 母指先が側頸に着く「ON」で稜線を初めて越えられる

  • 単独動作の自主稽古:剣素振り、合気の剣より、後ろ転換反復、松竹梅の剣より、13の杖より、
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:降氣(呼気相で腋を閉じ陰の陽で母指先は側頸を指すと腋を開いて母指先を側頸に触れてから下丹田まで降ろす)、回外、昇氣(呼気相で腋を開いて陰の陽のまま母指先を下丹田から側頸に上げる)、入り身運動、振り子運動、両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作(初動は自然本体から):①入り身運動で入り身一足(二教の手、振込突き、横面打ち、中段受け流し)、②下段受け流し(魂氣の外巡りと魄気の外転換)、③上段受け流し=一教運動裏、④一教運動表(井桁に進んで軸足交代で連続入り身運動)、両手で振り込み突きにて入り身運動、⑤片手取り想定で入り身転換・体の変更、⑥片手取り想定でその場で内股に踏み詰め軸とし、後方半回転=体の変更(三面に開く)・後ろ転換(結局後方一回転)、⑦交差取り想定で後方半回転=体の変更・後ろ転換で昇氣呼吸法の単独動作、⑧外股の軸足とその膝に置いた同側の手を体軸として前方半回転連続、前方一回転、⑨後方回転
  • 振りかぶる鎬で刀身が入る
  • 坐技下段に与えて片手取り呼吸法3本/両手取り呼吸法3本
  • 正面打ち一教表・固め:下丹田に置いて魂氣を包んだ手を正勝吾勝で上段に与えると受けは手刀で正面を守る。取りの母指先は内に回って魂氣・手は取りの上丹田を囲って鎬が出来るところで手掌を開き、陽の陽で母指先方向へ拇趾を合わせて半歩進めて軸とし、継ぎ足をその内側に置き半身を転じて受けの前三角に相半身で入り身し、正勝の魂氣を振り込み突きで受けの体軸に向けて逆半身陽の魄気とともに両手で気の巡りから陰の魄気・正勝吾勝の半身に巡る。受けの対側の手は前三角の頂点で地に着き取りは非軸足の膝を折って同側の手を下丹田から地に結び正座して受けをうつ伏せとし、その手首側の手も地に結び、肩から上肢を伸展して地に固める。開いた受けの腋に接する取りの膝は受けの項を指す。
  • 正面打ち一教裏・固め:前略 鎬が出来るところで非軸足の踵で剣線を受けの外へ外して軸とし、魂氣は鎬を作ったまま上丹田に結んで体軸を作ると吾勝になり、対側の正勝は一歩進めて返し突きで逆半身入り身転換・体の変更にて両手で気の巡り。後ろ転換で地に着いて固め。
  • 諸手取り呼吸法表:掌を開いて母指先が地を指す手(陽の陰の魂氣)を与えて諸手取りに外転換で軸足を交代しつつ掌に魂氣を包んで手を畳む降氣の形から腋を開いて母指先が側頸に着いて「ON」で非軸足を踏んで再度軸足交代して外入り身で魂氣を陽の陽で体側に巡って勝速日で残心。
  • 諸手取り呼吸投げ: 前略 降氣の形から「ON」に至らぬ瞬間は腋が開かない。回外して地に降りて同側の膝とともに地に着くと呼吸投げ。
  • 諸手取り入り身投げ:前略 降氣の形から「ON」に至らぬ時、回外しても外転換による軸足交代に成らない場合、後ろ転換で魂氣を外巡り、反復後ろ転換で魂氣を陽の陰で下丹田に結ぶ勝速日で残心。
  • 横面打ちに外転換で同側の手を受けの手刀に載せて対側の手を下から円を書いて陽の陰で受けの側頸を包み入り身投げ。
  • 横面打ちに外入り身で陽の陰の魂氣を受けの手刀に合わせて転換と同時に魂氣を受けの手刀の外で陰の陽(小手返しの手)にて側頸に結び(母指先が側頸に着いて「ON」)、後ろ転換で陽の陽にて発し呼吸法裏。
  • 陽の陽で差し出した手が交差取りのとき、内に転換する場合、非軸足を(受けの)内側に置き換えて対側の足は半身を変えずに後方へ置き換えて剣線から30度開いた正勝吾勝とし、杖巡り近似で上丹田に掲げ一気に外巡りで下丹田に振り下ろして同側の足を一歩後ろに置き換え(体の変更)受けの背を取りの腹側に吸い込み、対側の手を受けの同側の背に後ろから添えて後ろ転換に再度体の変更で開くと、受けは螺旋で四方投げの形で取りの前に落ちる。受けの手首を取らず手背を屈側に添える。
  • 坐技交差取り一教表/裏:裏は立ち技の入り身転換・体の変更・後ろ転換(後ろ一回転)を正座で動作する。魂氣は小手返しの手(陰の陽)で、剣線上を受けの外に開いた膝の軸足交代に合わせて地に結ぶ。対側の足(踵)から坐骨は後ろに落ちることでその膝は体軸から解脱する非軸足先に相当する。その膝を閉じると坐骨は踵に載って正座となり受けの肘が地に結び固め。立ち技に比べて一回転とはならず、180度強。

2023年

4月

09日

天神町道場稽古 杖・剣の合わせは抑え

  • 単独動作の自主稽古:剣素振り、合気の剣より入り身一足、連続切り返し、正面打ち後ろ転換反復

 *剣対杖:武器を打ち合うのではなく、体を捌いて払い抑えにかかり、受けの切り返しを理合いとする軸足の交代・体軸の移動が術理。

  • 正面打ち切り返しに直払い連続:剛の剣は体勢が崩れる(宮本武蔵)

 *杖・剣の合わせは抑え

  • 逆半身正面打ち切り返しに返し払い連続/相半身中段突き/中段突き相半身入り身転換で杖先を地に立て受けの両手を天地に呼吸投げ
  • 逆半身正面打ち切り返しに八双返し連続/相半身同名側頸部に杖先を差し入れて地に立てる呼吸法

 *初心者は他に、前/後ろ受け身連続

2023年

4月

02日

日曜稽古の記録 体軸を失う直前に軸足交代で体軸を置き換える

  • 剣素振り、後ろ転換正面打ち、受け流し・切り返し、合気の剣、
  • 18の杖、13の杖
  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:①降氣②回外③昇氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で天地に氣の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動、下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更・後ろ転換、片手取り想定で三面に開く・後ろ転換、交差取り想定で逆半身体の変更・後ろ転換、前方回転二法、後方回転
  • 相対基本動作:片手取り入り身転換・体の変更・後ろ回転、
  • 片手取りに昇氣で肩に被せて体の変更・後ろ転換で軸足と同側の肩の手を地に結ぶと呼吸投げ
  • 片手取りに外転換・降氣の形で腋、肘、手首を弛緩屈曲して受けの進展した手首に下から同名側の手を受けの橈側遠位端に陽の陽で結び、対側の手を外して入横面打ち入り身転換から受けの手首を取り替えて母指球を包むと体の変更で小手返し。
  • 片手取りに外転換・外巡りで対側の手を下段受け流しで取らさず払い、元の手を陽の陰で円を描いて横面打ち外入り身転換・体の変更で受けの母指球を包んで小手返し
  • 下段に与えて取らさず外転換で陽の陽から受けの母指球側を包んで大きく円を描いて下丹田巡り、外へ同じ半身で開いて対側(同名側)の手で受けの指を反屈に伸ばして元の手で三教に持つ、後ろ回転で三教表に立ち固め/真下に座って落とすと三教の手を同側の膝外側面にを着け、受けの背に押し付けて裏の固め。
  • 肩取りに相半身外入り身で異名側の肩へ同名側の手を被せて入り身落とし
  • 片手取り/交差取りから四方投げに受けが軸足を残して後ろ転換で一教表に返す/受けの畳まれた手と同側の足が作る体軸は、取りの四方投げで取りの魄気に取り込まれようとするとき、対側の足を後に開いて(体の変更)体軸を作る(吾勝)と受けの畳まれた手は魂の比礼振りとなって下丹田に置くだけで、取りは一体で受けの下丹田直下に落ち、四方投げに返す。

 *勝速日ではなく吾勝で技が生まれる

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