*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂氣:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟        〝正勝吾勝〟で剣素振り   合気の剣は〝勝速日〟                      天の浮橋に立つのタイトルに 1. 「うっちゃり」(打っ棄り)と合気道の返し技は〝正勝吾勝〟2024/4/4                      2. 合気道における上肢の運動表現 2024/4/10 「令和6年のおしらせ」に4月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2024/4/24

2023年

12月

27日

令和五年稽古納め 吾勝で体軸 正勝で千変万化

  • 剣素振り、合気の剣、
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 合気体操
  • 片手取り入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換
  • 正面打ちに横面打ち入り身転換/外転換で受けに内入り身/合気剣の外入り身
  • 正面打ちに燕返しで(掌を陽の陽から陽の陰に巡って)受けの頬部に当て身で入り身投げ
  • 交差取り入り身転換・体の変更で入り身投げ/入り身転換で入り身落とし
  • 諸手取り外転換で魂氣を包み陰の陽(小手返しの手)で母指先を側頸に向けると受けの両手は縦に並び取りの畳んだ手を水平にすると受けの両手の間に肘が入り、肘頭が受けの胸骨上窩に嵌る。入り身一足で魂氣を陽の陽に発すると呼吸法/受けの両手が縦に並んだとき取りの魂氣の母指先が回外して頬部に接して、さらに上丹田に結ぶと目付は天を指し前方回転で対側の頸部に降り下丹田に降氣で呼吸法(魂氣が頂丹田から後頭へと結びが解けることのない動作)
  • 諸手取りに与えて外転換から対側の手で同名側の手を四方投げの持ち方で上丹田に振りかぶり、与えた手を巡って受けの同名側の手を取り返し、前方回転で四方投げ表
  • 片手取りに外転換で陰の陽の手刀にして掲げ対側で上段に当て身と同時に与えた手を外巡りで矢筈によって受けの手首を取り返し、体の変更で対側の手の手掌を受けの手掌に合わせるよう包んで指束を反屈とし、入り身転換で受けの肘を畳んで三教変法
  • 肩取りに外転換で異名側の手を下から押し上げて受けの手首を取り返し、対側の手で受けの手背を包んで二教に持つと異名側の手は受けの腋の下で上段に直突きして即入り身転換とともに腋は三教、手首は二教の手に畳んで受けの手背に被せて先の手は外から包み直して両手で手首を小手返しに包み込む、二教変法

 

2023年

12月

24日

天神町道場稽古 正勝の手足は徒手も剣も融通無碍

  • 剣素振り、合気の剣、組み太刀〜3、特に組み太刀3
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 合気体操
  • 受け身
  • 片手取りに陽の陰で与えて陰の陽に返して受けの真中・上丹田に掲げて入り身一足で入り身投げ
  • 横面打ちに逆半身異名側の陽の陽で手刀前腕に結ぶ入り身一足
  • 横面打ちに相半身同名側の前腕を受けの異名側襟に沿わせて密着し、入り身一足で遠位を魂の比礼振りで受けの背から取りの丹田へ巡らせて入り身投げ

 *必然の連なりが手順を生み、形ができて術技となる 言い換えると、

  理合により基本動作ができ、技が成り立つ

  • 横面打ちに逆半身入り身一足で異名側の陽の陽を受けの手刀前腕に結ぶと、対側の手を陽の陽で受けの手首に下から結んで巡らせ、同時に狭義の陰に巡って手背を包みながら体の変更で下丹田に置き、対側の手で受けの前腕を〝四方投げの持ち方〟で下丹田に陰の陰にて結び、後ろ転換により二教、手背と手首の間で二教表。
  • 陽の陰で中段に与えて交差取りに上丹田へ陰の陽で差し上げ対側の手で頤に当て身で受けを後ろから前に導き再度当て身の手で受けの手首を把持し、与えた手を取った受けの矢筈を抜けて手首で受けの手背へ小手返し。
  • 交差取りに上丹田へ陰の陽で差し上げ対側の手で頤に当て身で当て身で受けを後ろから前に導くと、受けは片手取り首締めに返すから与えた手を陰の陽(小手返しの手)にして下丹田から上丹田まで昇氣で軸とする後ろ転換とし、首の手には同名側の手を被せ体の変更で一歩退くと同時に天地を返すと入り身落とし。

2023年

12月

20日

水曜稽古の記録 両手取り陰陽天地を入れ替え入り身で天地投げ/呼吸法

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 合気体操
  • 相対基本動作:片手取り入り身転換・体の変更、片手取り後ろ回転、正面打ち相半身外後ろ回転(胴切り)、正面打ちに相半身外切り上げ・逆半身外切り返し(受けの同名側の横面・側頸・肩・上腕を打つ)、正面打ちに逆半身横面打ちの入り身で切り落とし対側の直突きを同名側の頸部を透して項から異名側の頸部を包み、(手首を取る回転投げ近似で)頤から側頸へ入り身投げ、
  • 横面打ち/正面打ち入り身落とし
  • 逆手で片手取りに同名側の手で受けの手背を包み与えた手の前腕を入り身とともに受けの異名側の前腕にかぶせて二教
  • 陽の陰で下段に与えて直ぐ上丹田へ陽の陽で発して逆半身外入り身一足
  • 陽の陽で下段に与えて直ぐ陽の陰で上丹田に発して相半身内入り身一足
  • 両手取り左右を陰陽で与えて陽陰に返して取らせ入り身一足で両手を頂丹田へ呼吸投げ
  • 両手取り左右を陰陽で与えて陽陰に返して取らせ、非軸足側を地にして継ぎ足側の手を天にすると天地投げ、天地を逆にして呼吸法
  • 両手を差し出し交差取りへ内転換で受けの外に二教で、受けを三教の肘にして腋の内を巡らせ二教固め/上がった肘で取りの前腕を包んで二教に返す
  • 2人取り四方投げ裏:後ろ半回転で置き換える足を浅く、しかし両者の間に嵌るように。そこで後ろ転換の軸足を前に置き換えて、非軸足先は両者の間に向かう正面打ちで振りかぶる姿勢

 

2023年

12月

17日

天神町道場稽古 ジャンピエトロ師範の記録から復習する

  • 杖素振り:直突き・後ろ転換、返し突き、振り込み突き・八双返し打ち
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 合気体操
  • 相対基本動作:片手取り入り身転換・体の変更、片手取り体の変更で三面に開く、
  • 交差取りに外巡りで後ろ半回転(魂氣は二教の手で取りの外、魄気は内に内旋して軸とする体の変更。与えた手の同側の足先を相半身外入り身で踏み込むと対側の元の軸足を跳ね上げて体の変更を行う空間が保持できない。外に巡った魂氣が受けの手と伴に体の変更によって取りの腰仙部に結んで体軸を作る。対側の魂氣は昇氣で側頸に結ぶから互いの魄気が結んで、受けの体軸は取りの変更した体軸の一部になる。)
  • 交差取り昇氣呼吸法
  • 片手取り呼吸法で天の結び:魂氣の珠を包んで与えた手の母指先を内から天に回して上丹田に掲げ陰の陽とする。受けの開いた腋が作る空間に母指先を内から外へ巡って前腕までが入ると魂氣は上丹田で二教の手となる。体軸を交代して内転換とするなら互いに結んだ手は直ぐ非軸足側となり、以下一歩退く体の変更・後ろ転換で上丹田の手を陽の陰で開くと(魂氣の珠は真空の気に結ぶという心の持ちよう)片手取り天地投げ裏/二教の手となって呼吸法への研鑽
  • 片手取り呼吸法で天の結びに次いで対側の手の振り込み突きと同時に非軸足先を前外方に軽く踏み込んで軸とし、与えた手は上丹田に結び、逆半身外入り身で受けの腋の側面を一歩内旋で進めた足を軸とする体の変更とともに魂氣は上丹田から頬部・側頸と下ろして後ろ転換(三面に開いて後ろ転換の体の変更に相当)で呼吸法
  • 片手取りに、与えた手の母指先を内から天に回して上丹田に掲げ陰の陽とする。受けの開いた腋が作る空間に母指先を内から外へ巡って前腕までが入ると掌を開いて上丹田での高さで矢筈にて受けの手首を取り返し、同側の足を軸として対側の足を後外方に開いて魂氣を体軸内で下ろすと同時に対側(同名側)の手で受けの指を集めて反屈とする。受けの手首をとっている手は八双に掲げて半歩後ろに体を変えると三教で導くこととなり、そこで手首から三教の小指球側の包み方に変えて三教固め裏に入る。以下は次回
  • 手首の手を早々と離して受けの掌を視野に入れながら陰の陽で螺旋に小指球側から包んだときは対側の手を指束から離して即包んだ取りの手の母指球と指の隙間を閉じて両手をもってして螺旋を解く方向に剣素振りの要領で魂氣を発する。三教固め裏は次回
  • 両手を差し出して諸手取りに与える(上段に与えて四教に取らせる諸手取りに比較のこと)と直ぐ魂氣の珠を包んで母指先を内から天に回して側頸の高さで陽の陽に開くと狭義の陰に巡って四方投げの持ち方から二教、交差取り二教に準じる。
  • 受けの上腕が緊張伸展する際は母指先を地(取りの下丹田方向)から受けの腋の方向へ移して発し、半歩入り身する。滑らかに動作することが肝要。

2023年

12月

13日

水曜稽古の記録 杖巡り/松竹梅の剣の切り返しで徒手正面打ち入り身

  • 合気体操
  • 杖合わせ、18の杖より素振り、松竹梅の剣、組み太刀より剣素振り
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 単独基本動作:入り身運動、振り込み突き、横面打ち、中段受け流し、下段受け流し、上段受け流し、一教運動表(三角法)、前方半回転連続、前方半回転から後方半回転、伝統的一教運動
  • 相対基本動作:突き/横面打ちに転換/入り身/入り身転換/体の変更、下段に与えて内巡り入り身一足/外巡り横面打ち入り身一足/切り上げて入り身一足/入り身転換/体の変更、
  • 正面打ちに相半身外前方半回転で胴横切り/相半身外杖巡り(切り上げ)逆半身横面打ち(切り返し)
  • 片手取り入り身一足反復で受けの魄気に結ぶ呼吸法
  • 正面打ち二教裏/三教表/四教表
  • 杖取り相半身四方投げの入り身転換から杖先を地に体の変更・杖尻は受けの項に置き水平にして前方に送る、回転投げ。
  • 坐技片手/交差/両手/諸手取り呼吸法

2023年

12月

10日

天神町道場稽古 水平に這わせて縦に下ろす あと先逆もあり

  • 杖合わせ各種より素振り、松竹梅の剣より剣素振り
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 合気体操
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。
  • 正面打ちに逆半身伝統的一教運動による一教裏:入り身一足から前の足を軸とする正勝吾勝へ、受けの上腕遠位端に矢筈で陽の魂氣を発して母指先と軸足の拇趾先を合わせて体軸とする。魂氣は上丹田の高さ、前腕は受けの上腕伸側に上腕と体幹側面は受けの異名側体幹に密着して体軸は確立する。そこで対側の手足は体の変更で同期して受けの後方に置き換え、足は軸足に交代、手は受けの上肢の伸展に合わせて杖の扱き(鳥船の振り込み突き)に近似して後下方へ伸展する。元の体軸上の魂氣は降氣で下丹田に結び、受けの腋は開いて取りの今や非軸足側の腰にはまる。このとき取りの上肢は伸展した「陰の陰で入り身運動」の手で受けの異名側の上肢に被せて自身の体幹に螺旋で巻き付いた状態。
  • 交差取り一教裏:陰の陽で同名側の下段に与え、同側の足を外旋して軸足とし、同時に魂氣を弛緩屈曲して側頸に畳んで体軸側・吾勝とし、対側の手は一教運動裏の巡りで魄気が入り身転換すると体軸は交代する。取りの掌は陽の陰の矢筈で受けの異名側の上腕伸側に密着して陰の陽で側頭の高さにあり、前腕伸側・上腕伸側・側胸が受けの異名側の側胸・腰に密着する。したがって取りの魂氣と魄気は受けのそれに結んで体軸・吾勝を成し、対側の手は陽の陽・正勝で受けの同名側の手から解かれて手首に小指球で接している。                  陽の陰に返した手で受けの同名側の手首を握り、体の変更で一瞬正勝の手足として後ろに置き換わり、軸足側となる。この時受けの体軸に結んでいた上肢は空の気を一瞬解脱するがその時(側頭の高さに畳まれていた上肢は)伸展して取り自身の下丹田に魂氣が降りる。掌は陰の陽で受けの上腕を包んで下丹田に結び、受けの上腕も同時に伸展したまま取りの前腕の下に入る。そこで後ろ転換にて下丹田の受けの上腕は取りの同側の軸足に結んでその膝が地に着いて座ると受けの上肢は取りの両手と地の間に結ぶ。一教固め裏。

*入り身転換時の軸足側の手は体の変更で体軸から解脱するが、離れず体軸に置かれたまま互いに結んだ取りの体軸上を降氣で取りの下丹田に降りる。直後の後ろ転換で体軸がそのまま交代できる。

但し、体軸上の魂氣は受けの上腕とともに降氣、受けの手首を取る対側の魂氣は同側の非軸足とともに後方に一歩退くから降氣は取りの下丹田に結ぶ。つまり受けの上腕は取りの異名側の前腕の下に密着して取りの下丹田に結ぶ。そこで後ろ転換するから同側の非軸足が一瞬にして軸足となり、受けの上腕に連なる体幹は取りの体軸・吾勝と一体になり、取りが座って受けはうつ伏せで地に結ぶ。

  • 18の杖:①から⑨
  • 杖取り:直突きに相半身両手で入り身して杖尻を地に向け同側の足と同期して逆半身内入り身転換で杖は両手で水平に掲げた後杖巡りで杖先を中段に置くと四方投げ
  • 杖取り四方投げに受けが杖中の手を離すとき体の変更で杖先を地に巡って受けの体を変更させると離れた手は地をつく。取りは杖尻の手を受けの項に当て水平に押し出す、回転投げ

2023年

12月

06日

水曜稽古の記録 正勝は陽で水平、吾勝は陰で真下に降氣

  • 合気体操
  • 杖合わせ各種より素振り、松竹梅の剣より剣素振り:正勝吾勝・勝速日
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。
  • 相対基本動作:①突きに側胸当てで入り身一足、②突きに横面打ちで入り身転換・体の変更・後ろ回転で小手返し(裏)、外転換・後ろ転換で小手返し(表)、③伝統的一教運動(以下一教運動)、正面打ちに一教運動で一教表/裏、
  • 交差取り一教裏:陰の陽で同名側の下段に与え、同側の足を外旋して軸足とし、同時に魂氣を弛緩屈曲して側頸に畳んで体軸側・吾勝とし、対側の手は一教運動裏の巡りで魄気が入り身転換すると体軸は交代する。取りの掌は陽の陰の矢筈で受けの異名側の上腕伸側に密着して陰の陽で側頭の高さにあり、前腕伸側・上腕伸側・側胸が受けの異名側の側胸・腰に密着する。したがって取りの魂氣と魄気は受けのそれに結んで体軸・吾勝を成し、対側の手は陽の陽・正勝で受けの同名側の手から解かれて手首に小指球で接している。

*陽の陰に返した手で受けの同名側の手首を握り、体の変更で一瞬正勝の手足として後ろに置き換わり、軸足側となる。この時受けの体軸に結んでいた上肢は空の気を一瞬解脱するがその時(側頭の高さに畳まれていた上肢は)伸展して取り自身の下丹田に魂氣が降りる。掌は陰の陽で受けの上腕を包んで下丹田に結び、受けの上腕も同時に伸展したまま取りの前腕の下に入る。そこで後ろ転換にて下丹田の受けの上腕は取りの同側の軸足に結んでその膝が地に着いて座ると受けの上肢は取りの両手と地の間に結ぶ。一教固め裏。

入り身転換時の軸足側の手は体の変更で体軸から解脱するが、離れず体軸に置かれたまま互いに結んだ取りの体軸上を降氣で取りの下丹田に降りる。直後の後ろ転換で体軸がそのまま交代できる。

但し、体軸上の魂氣は受けの上腕とともに降氣、受けの手首を取る対側の魂氣は同側の非軸足とともに後方に一歩退くから降氣は取りの下丹田に結ぶ。つまり受けの上腕は取りの異名側の前腕の下に密着して取りの下丹田に結ぶ。そこで後ろ転換するから同側の非軸足が一瞬にして軸足となり、受けの上腕に連なる体幹は取りの体軸・吾勝と一体になり、取りが座って受けはうつ伏せで地に結ぶ。

  • 杖取り:逆半身一教裏、相半身一教裏、相半身二教裏、相半身三教表/裏、逆半身天秤投げ、逆半身後ろ突き呼吸投げ

2023年

12月

03日

天神町道場稽古の記録 包むと握るの違いを杖操法で体得

*魂氣の珠と気の詰まり、正勝と吾勝、魂の比礼振りと体軸側、

 杖は両手で握ることがない。

  • 剣・杖素振りを正勝吾勝、入り身、転換、見切り、開き、巡り、勝速日
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。
  • 相対基本動作:①突きに入り身一足、②正面打ちに横面打ちで入り身転換③横面打ちに同名側の手で相半身振り込み突きにて内転換、異名側の手は手刀に合わさず一旦腰仙部に置いて体軸に与る④横面打ちに逆半身振り込み突きで内体の変更を取りの外から内へ払わせる
  • 片手取りに外転換で一教/打ち転換で一教/体の変更から外転換で一教
  • 18の杖で杖合わせ①から⑨

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