*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂氣:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟        〝正勝吾勝〟で剣素振り   合気の剣は〝勝速日〟                      天の浮橋に立つのタイトルに 1. 「うっちゃり」(打っ棄り)と合気道の返し技は〝正勝吾勝〟2024/4/4                      2. 合気道における上肢の運動表現 2024/4/10 「令和6年のおしらせ」に4月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2024/4/24

2023年

11月

29日

水曜稽古の記録 地を掃いて両肩を縦に並べる

  • 剣・杖素振りで正勝吾勝勝速日
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で上肢を伸展しながら天の魂氣を受けて呼気相で腋から手首まで畳んだ後、一気に腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽(小手返しの手)を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で上肢を伸展して天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て腋を閉じつつ二教の手で下丹田へ降ろす(降氣)、④呼気の一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。伝統的一教運動に対してこれは一教の巡りともいうべき動作で開祖の道歌にその手順が謳われている。
  • 合気体操
  • 相対基本動作:①突きに入り身一足、②正面打ちに、逆半身横面打ち入り身転換・体の変更/相半身切り下ろして体の変更(交差取り体の変更と外巡りする魂氣が異なる)/相半身切り上げて外入り身・逆半身で側頭・肩・手先へ切り返して体の変更で入り身投げ裏、手を換えると後ろ回転で小手返しへ、③正立から両肩取りに、振り込み突きで真中を撃つと同時に外転換として非軸足(突いた側の足)を即軸足に交代すると入り身転換で対側の陰に返した魂氣による一教の巡り近似で異名側の手を一教裏のように制する。つまり、受けの肘・上腕・腋・側胸が取りの異名側の掌・前腕・上腕・側胸の縦一直線で密着し対側の取りの手は陽の陽で前方に発する。そこで体の変更なら受けを前方に放つし、陽の陽の魂氣を陰に返して受けの異名側の手を取りの肩から解いておれば、それを制して体の変更の退く足に同期させるから呼吸投げが生まれる。
  • 両肩取りに外転換で、伸展させた受けの手の方向に同名側の手で地を掃くと受けの両手が縦に並び同時に一歩進めて内股で軸とし後ろ回転で四方投げ(受けの手を取らない)、/弛緩屈曲させた受けの手の方向に、振り込み突きの手で地を掃くと受けの両手が縦に並び同時に一歩進めて後ろ回転で呼吸法
  • 前襟首締めに受けの下方の手の異名側を体軸とする体の変更から対側の手足で地を掃いて受けの異名側の腋に一歩進めて入り身転換で四方投げ(受けの手を取らない)/後ろ回転で入り身投げ
  • 前襟首締めで取りの背が壁に当たるとき受けの上側の手の下へその場で異名側の肩を落として同時に同側の膝を着くと受けの頭部は壁に当たる、四方投げ変法
  • 坐技正面打ち三教裏:手の先を取って反屈から対側の手で側胸に当ててその流れで三教に持ち帰る
  • 横面打ちに外転換とともに同側の手で受けの手刀を押さえて外入り身一足で対側の手によって三教に持ち替え、それを体軸として受けの背で外転換にて三教裏へ(演武のみ)

2023年

11月

26日

日曜稽古の記録 後方半回転で嵌り、前方半回転で抜けると二人が一体に

  • 剣・杖素振り・合気体操、各自。
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。
  • 相対基本動作:①突きに逆半身陰の陰で入り身一足、②正面打ちに横面打ちで入り身転換、③正面打ちに相半身外入り身で切り上げ・逆半身外入り身転換(燕返し)で切り返し、④片手取り体の変更・三面に開いて外股で置いた非軸足を踵で軸足として180度内股に半回転する後ろ転換、⑤正面打ちに伝統的一教運動で入り身一足逆半身外入り身/相半身外入り身、⑥横面打ちに同名側の手で相半身振り込み突きにて内転換、異名側の手は手刀に合わさず腰仙部において体軸に与る。
  • 横面打ちに相半身振り込み突きで内転換を取りの外から内へ払わせる/横面打ちと同時に受けが異名側の掌を開いた陰の手で(前持って?)取りの振り込み突きを受け止める。何れにしても振り込み突きの手を外巡りと同時に同側の非軸足を外転換で軸足として対側の手で受けの同名側の手(払った手)の指先を持ち、一教運動裏で後ろ回転すると一教裏。受けの手の遠位を伸展させて取りの後方に導くと近位を地に着地させることが容易になる。
  • 横面打ちに逆半身外入り身で陽の陽の魂氣にて受けの手刀に結び、三角法で相半身外入り身として陰の魄気にすると受けの手刀は取りの異名側の陰の陽の手で下丹田に結び、取りの非軸足側の手を受けの手刀下面に陰の陽で差し入れ、両手で気の巡り(一教運動表)、魄気は陽から一歩逆半身入り身で受けの前三角に進めて入り身一足・外転換で一教表。
  • 二人取り四方投げ裏:一方は同名側、他方は異名側の手を気の巡りで下丹田へ結び、同時に後方回転の内股の軸足を作って振りかぶりつつ後方半回転で二人の間に背面から体軸を結び、前方半回転で体軸が抜けると受け二人は一体となり、非軸足に交代した足先はそのまま受けの二人の間に進んでおり正面打ち近似で下丹田に降氣で四方投げ裏が生まれる。

2023年

11月

22日

水曜稽古の記録 一教の基本は交差取りから

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。
  • 合気体操
  • 相対基本動作:突きに入り身一足、外転換、入り身転換、中段受け流し、
  • 相対基本動作:正面打ちに相半身外入り身燕返し、相半身体の変更、
  • 交差取り一教 裏:その場で軸として陰の陽(小手返しの手)で昇氣・内転換(受けの外へ)すると間髪を入れず砲丸投げの手で入り身転換とし、受けの異名側の上腕を縦にして前腕を密着すると互いの側胸まで密着して非軸足側の(与えた)手は陽の陽から手首を取り、体の変更と同時に後へ退く足に同期して後方へ伸展し、後ろ転換で受けの腋を軸足側で埋めて一教裏
  • 交差取り一教  表:陽の陽で下段に与えた時、二教の手で非軸足とともに軽く外に置き換えて(外転換近似で内股となる)軸とし、魂氣は軸足側に結んで体軸に与り、体の変更・後ろ転換反復によって受けを導く中で陰の陽(小手返しの手)に返し腋を閉じて体軸とし、一教運動表、前三角へうつ伏せに導く。
  • 杖合わせ:中段突きに直払い/受け流して払い落とし、上段突きに直払い、横面打ちに返し払い、下段突きに直払い/逆半身で返し払い

 *杖を立てた半身で杖尻を取ると杖先は自ずと外に向き腹側を開くことになる。直払いは杖尻の手を小手返しの手にすると杖先は外から内へ。戻すと杖先は中段突きの構えに。

2023年

11月

22日

〝形より離れたる自在の気なる魂によって魄を動かす〟

開祖の言葉〝形より離れたる自在の気なる魂、魂によって魄を動かす〟は

「正勝吾勝勝速日」につながる

 

鳥船の行に魂気と魄気の働きを想定し、それらの動作に陰陽を定めると武技の仕組みは気の思いにあることがわかる。その合気道の根幹が開祖の言葉(『合気神髄』)に抽象化されている。

 

〝禊は合気であり、合気は禊から始める〟(p145)。

〝大地のひびき〟(p131)は魄気、〝天からの気〟(p131)は魂氣を説明したものであろう。

魂氣と魄気は禊と鳥船によって丹田に結び、〝全身に拡がる大きな動きは宇宙に気結び、緒結びされる〟〝一切の力は気より、気は空に結んでありのままに見よ。箱の中に入れるな〟(p131)。つまり、相手に与えて同側の非軸足を踏みつめ、入り身転換によって体軸に与ったままの陰の魂氣は「吾勝」(p70)であり、いまさら相手に発することはできない。

軸足交代による体の変更で体軸から解かれてこそ魂の気力は相手と結んだ状態で虚空に働かすことができる。

〝形より離れたる自在の気なる魂〟(p130131)、〝魂氣、すなわち手は〟〝相手の魂氣を導き〟〝相手あるいは物をみな包み〟(p170)、〝魂によって魄を動かす〟(p131)。これが「正勝」(p70)である。魂氣を虚空に発すると同時に非軸足を置き換えて入り身一足とし、取りの四肢が一つになって新たな体軸を成すと開祖のいわゆる「勝速日」(p70)である。また、同時に虚空から魂氣が受けの体軸にひびき、底を抜けて取りの丹田に巡ることで受けの魄を動かすこととなり、技が生まれる。〝勝速日の基、左右一つに業の実を生み出します〟(p70)。したがって、これこそが残心の思いと動作であろう。

 

いま鳥船の動作を振り返ってみる。魂氣の珠を包む思いで両手を呼気に合わせて下丹田に結ぶとき、後方の軸足と、地に足先を触れるだけの非軸足に分かれ、イエイと発声する。次に両足で地を踏み詰めて体幹軸を支えながら前方に寄せ、母指先は緊張伸展させて地を指したまま両手を前方に振り出すと同時にホーと息を吸う。このように呼吸とともに反復して魂氣を取り入れては、空中に放とうとする思いのこもった動作が繰り返される。

 

そこで、鳥船の足腰の動作つまり魄気における呼気の姿勢を陰、吸気のそれを陽に分けると、体軸は陰で確立するが、陽では軸足を失って体幹軸が前後の足に支えられていることがわかる(前は下腿が直立し、後ろは伸展して踏み詰める)。したがって陽の魄気では体軸が移動するのではなく、むしろそれを失うからこそ一瞬のうちに陰の魄気へと巡ることで体勢は安定するのである。

言いかえると、鳥船は吸気で体軸を一瞬失いながら、呼気で「正勝吾勝」すなわち陰の魄気を繰り返す動作であり、「勝速日」に至るものではないということだ。剣の操作に置き換えると、素振りは魂氣の陰陽に合わせて魄気の陰のみで「正勝吾勝」を維持することである。一方、合気の剣こそは魄気の陽の先に入り身一足で五体が体軸移動を成し、一本の体軸を再確立する動作、すなわち「勝速日」である。体軸という姿勢を作る形にとどまらず、魂氣と魄気の思いを込めた四肢の動作を表す言葉として〝神の御柱〟(p131)、天の御柱(p51)と呼ばれているのであろう(動画)。

 

〝合気道は無限の力を体得することです。魄の世界は有形であります。ものの霊(たましい)を魄といいますが、これは気力といいます。合気は魂の力です。これを修業しなければなりません〟(p102)。〝自己の肉体は、物だから魄である。それはだめだ。魄力はいきづまるからである〟〝魂の気で、自己の身体を自在に使わなければならない〟(p18)。

このように読み解いてゆくと、〝これ〟とは〝無限の力〟つまり〝魂の力〟を指すのであって、〝魄〟、〝魄力〟を説明したものではないことがわかる。

 

魄で魂を動かす」ならば、魄気は陽で静止して体幹軸つまり上体の前屈で魂氣・手を働かすことになろう。技の生まれる前に動きの止まるとき、勝速日すなわち入り身一足に至らないまま詰まったとき、体軸の代わりに両足の魄に支えられた体幹軸(上体)を用いて魂氣・手を動かさざるを得ない。その手に魂の比礼振りは起こっていない。

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2023年

11月

19日

天神町道場稽古の記録 踏み詰める/踏み換える足

  • 剣素振り:右半身の正勝吾勝、呼気で弛緩屈曲して上丹田に振りかぶる。吸気で右非軸足を前に伸展して足先を地に触れると同時に柄頭側の左手は腋を閉じて肘と手首を伸ばすと左前胸が密着する。剣先、右足先、左腋の三点の一致。左半身は左手の腋を閉じて上腕を側胸に締めるが前腕は水平。
  • 合気の剣、切り返し、後ろ転換、打って突いて
  • 杖構え:正立、半身
  • 杖中段突き:左半身で右手を杖尻まで滑らせて吾勝、左手は杖を先まで抜いて足をそれに合わせて伸展し、足先は地に触れて正勝。左足を踏みつめて陽の魄気で杖尻を下丹田まで押し進め、同時に左手は杖を扱き、右足を継いで勝速日。
  • 杖合わせ:互いに左手で杖中、右手で杖尻を包んで下丹田に置き、左半身正勝吾勝。取りは杖先で内/外を指して非軸足を踏み替えて軸とし、受けが取りの側胸を突く/中段を突くと取りの右軸足は非軸足となっており、斜め後ろに退いて杖尻の手を狭義の陰/狭義の陽に返して杖先で受けの杖先を外/内に払う。
  • 杖を立てて左半身に構え、受けが上段突きに右足を半歩退き軸とし右手で杖尻を取ると杖先は左外に開き杖尻の手を小手返しの手にすると直払い。

 

2023年

11月

15日

水曜稽古の記録 掌を開いて与え魂氣を包んで体軸に与ると巡り

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表裏。
  • 合気体操
  • 相対基本動作:突き/正面打ちに転換、入り身、入り身転換、一教運動表裏
  • 体捌き:突き、正面打ちに、、正対して真中を与えることが初動
  • 肩取り呼吸投げ3本
  • 肩取り内転換・相半身外入り身転換肘がらみ・二教固め
  • 両肩取り呼吸法3本
  • 胸取り呼吸法/二教に持って六教
  • 正面打ちに伝統的一教運動から一教
  • 太刀取り呼吸投げ、三教、四教、一教、鞘の内で二教、四方投げ、逆半身呼吸法
  • 両手取り/片手取り呼吸法

2023年

11月

12日

日曜稽古 上丹田の二教の手から側頸へ小手返しの手で母指先が結ぶ

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表裏。
  • 合気体操
  • 相対基本動作:①突きに逆半身陰の陰で外入り身運動、②正面打ちに横面打ちで逆半身外入り身・転換③直突きに眼列を横切りして下丹田へ外に巡って払う下段受け流し外転換、④片手取り入り身転換・体の変更/二教の手で外巡り・対側の振り込み突きを払わせて同名側の腋を切り落とし、巡った今季を上丹田に結んで相半身外入り身転換・体の変更で側頸に下ろして呼吸法、⑤交差取り体の変更・後ろ転換(=後ろ回転)昇氣呼吸法、⑥片手取り前方/後方回転呼吸法で四方投げ表/裏
  • 肩取り呼吸投げ①同名側の手で真中を振り込み突きで外転換・軸足側の手を陰の陽(砲丸投げの手)として非軸足を踏み詰めて軸足交代し、外入り身と同時に魂氣を手刀で下から受けの異名側の肘を横面打ちしつつ側頸の高さへ結び転換(入り身転換)、杖巡りの姿勢から直突きの運動で呼吸投げ、②同名側の手で真中を振り込み突きで外転換・払わせて同名側の腋を切り下ろして相半身外入り身転換・体の変更で昇氣呼吸法
  • 交差取りに内転換(受けには外転換)で手を畳み(降氣の形)、外入り身転換で砲丸投げの手によって両手で気の巡り(一教運動裏)、非軸足側の魂氣を陽の陽で受けの手に結ぶと被せて手首を取ると同時に同側の非軸足を体の変更で一歩後ろに置き換えて軸足交代に合わせ体軸を作り、後ろ転換で受けの腋を埋めると一教裏
  • 交差取りに二教の手(陰の陰)で外転換の足を内股で軸とし、下丹田に置いたまま後ろ半回転で受けを導き陰の陽に発して外転換で受けの前三角に置き換え、対側の足先を受けの真中に差し置いて一教表
  • 胸取りに外転換から入り身転換で呼吸法裏/同名側の振り込み突きで軸足を入れ替えて後ろ半回転で受けの手に被せて後ろ回転で二教裏

2023年

11月

08日

水曜稽古の記録 軸足を作って前方半回転で外/内を知る

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表/裏。
  • 合気体操
  • 相対基本動作:正面打ち一教運動表、三角法/手刀で〝一教運動〟切り落としてから三角法

  *裏は逆半身返し突きで入り身転換・体の変更・後ろ転換/手刀で〝一教運動〟体の変更で切り落とし後ろ転換裏→次回の稽古で

  • 肩取り:逆半身で与えた肩の同側の足を軸として体の変更・対側の手で正面当てを払わせて同名側の腋の下を相半身外入り身転換・体の変更時、はじめに与えた側の手刀で受けの異名側の腋を背側から真中に向けて打ち込み、一歩進めた陽の魄気・入り身一足で呼吸投げ/一教/隅落とし
  • 片手取り一教
  • 胸取り二教裏
  • 短刀取り:後ろ突きに外前方半回転・体の変更・後ろ転換・後ろ回転で小手返し/内前方半回転・体の変更・後ろ転換・後ろ回転で六教
  • 後ろ襟取り:後ろに一歩開いて一教/後ろ肩取りでは左右で異なる

2023年

11月

05日

天神町道場稽古 杖尻が体軸に与り対側で杖中まで扱くと杖先が生まれる

  • 杖構え:正立、半身
  • 杖 直突き、返し突き、振り込み突き、後ろ突き
  • 杖合わせ
  • 杖単独動作:13の杖、18の杖、
  • 組み杖:1、3
  • 剣対杖:直払い・直突き、返し払い・振り込み突き、回転払い

 *杖中の手で杖先まで扱き同側の非軸足(魄気)を一歩退き軸とし、杖先の手をその鼠蹊部に結び杖尻に交代して体軸を成す(吾勝)と同時に対側の元の杖尻の手で杖中まで扱くとその手は、交代した杖先とともに陽の魂氣で虚空に発せられる。

 元の杖尻を前に返して杖先に交代させるわけではない。杖は両手で握って操るものではない。

 杖中を握って受けの剣を払うと杖を回転させることができない。回転払いの連続動作は不可となる。剣に当たった瞬間杖中を取って杖尻の手を杖中の前まで狭義の陽の手で滑らせて持ち替え、同時に杖中の掌は緩めて地に杖を押し放すと回転するから降りてくる杖尻を持ち直すと八双返し近似となる。杖中の手は軸足側。杖尻の手は下丹田に置かれるが非軸足側である。一歩退き軸足交代すると対側の杖中の手は非軸足側となって杖先は正勝で正面に円をかいて受けの剣を削ぎ払うこととなる。左右で非軸足を一歩退いて繰り返す。

2023年

11月

01日

水曜稽古の記録 魄気の結び・つくりだけで掛けを要しない勝速日もある

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天から魂氣を受けて呼気相で畳んだ後も腋を開いて側頸から母指先で下丹田へ降氣、②側頸の高さで母指先を内から外へ回して吸気相では陽の陰で円を描いて呼気で陰の陽の魂氣を下丹田に巡らす、③膝の上に置いた掌に吸気で天から魂氣を受けて呼気相で下丹田に気の珠を包んで陰の陽を維持しながら前胸部を側頸まで昇り(昇氣)、吸気で天に発すると同時に魂氣を受けて呼気相では肘を畳んで側頸から母指で体軸を経て脇を閉じつつ下丹田へ降ろす(降氣)、④一気で昇氣・降氣、⑤入り身運動/振り子運動⑥吸気で右手が陽なら左手は陰、呼気で右手は陰の陽で体側へ、左手は陰の陰で下丹田に巡ると陰の陽で結び、次の吸気で左が陽の陽、右は陽の陰で繰り返し、両手で気の巡り表裏。
  • 合気体操
  • 相対基本動作:①突きに逆半身陰の陰で外入り身運動、②直突き/正面打ちに横面打ちで逆半身外入り身・転換・体の変更③直突きに上丹田から下丹田へ外巡りで払う下段受け流し外転換、④正面打ちに相半身同名側の手を鎬で軸足側として返し突きで一教運動裏、⑤片手取り入り身転換・体の変更、片手取り体の変更・後ろ転換(=後ろ回転)、⑥片手取り前方/後方回転呼吸法で四方投げ表/裏
  • 胸取り三教の体捌き三法:外転換、内転換・体の変更、体の変更・外転換それぞれに表裏
  • 胸取りに軸足側(同名側)の手で(正面当てして外転換・払わせた手で)受けの袖を下から取り対側の手を横面打ちの入り身転換で巡って側頸に結び受けの袖を取った手は片手取り同様に前方へ軽く発し、後ろ転換で側頸から陽の陽に発して呼吸法裏、
  • 短刀術
  • 短刀取り
  • 両肩取り呼吸法:①真中を直突きで外転換・軸足側の手で地を掃いて軸足交代・縦にした両腕の間に頂丹田を通して外入り身転換で取りの両手は吸気で天に開くと後ろ転換で呼吸法(片手取り外転換・入り身転換・後ろ転換で呼吸法裏近似)②真中を直突きで外転換・軸足側の手で地を掃いて軸足交代・縦にした両腕の間に頂丹田を通して一歩受けの前を入り身転換・体の変更で四方投げ近似

 

リンク

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