*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂氣:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟        〝正勝吾勝〟で剣素振り   合気の剣は〝勝速日〟                      天の浮橋に立つのタイトルに 1. 「うっちゃり」(打っ棄り)と合気道の返し技は〝正勝吾勝〟2024/4/4                      2. 合気道における上肢の運動表現 2024/4/10 「令和6年のおしらせ」に4月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2024/4/24

2018年

4月

30日

天神町道場稽古 合気の魂の円

  • 剣素振り:正面打で入り身、入り身転換、外転換と共に陰の陽で上丹田に振りかぶり・逆半身外入り身正面打ち:頭上に振り上げるのではなく額に着ける。氣結びで振りかぶる。手の力で捧げるのではない。
  • 組太刀1、
  • 剣合わせで氣結び。
  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:前/後方回転
  • 相対基本動作片手取り入り身転換から体の変更:片手取り入り身転換から非軸足と陽の魂氣を後ろに置き換えて軸足交代の際、陰の魄氣を持続して下丹田の魂氣の結びを緩めず、体の変更では初めて陽の魄氣で下丹田から魂氣を陽の陽で発する。足腰の陰陽(魄氣の陰陽)は鳥船を基軸とし、徒手における所謂腰の切れを剣素振りのそれから逸脱しないことが肝要。
  • 両手取りに四教で取り返して呼吸投げ:両手は縦(天地)に並べて地の方の手(下丹田に結ぶ)を同側の膝ともども地に結ぶ。
  • 坐技両手取りを四教で取り返して呼吸投げ
  • 坐技両手取り呼吸法
  • 片手取り外巡り・横面打ち入り身で受けの頭部に差し上げた手を下丹田に降ろし同側の膝共々地に結び呼吸投げ
  • 片手取り外巡り・横面打ち入り身で受けの頭部に差し上げた手を下丹田に降ろし同側の膝共々地に結び、それを同時に地に着いた対側膝方向に這わせてその内側に置いた対側の掌で受けの手背を受けて、両膝の間に受けの前腕を固定して二教固め。
  • 後ろ両手取り呼吸投げ:後ろ両手取りに合わせて入り身転換で天地に結び(天は二教の手で鎬を作って上丹田に結ぶ。地は小手返しの手で下丹田に結ぶ。二教の手は母指先が地を指し、小手返しの手は母指先を除く指が天を向いている。)、下丹田からは同側の膝共々地に結び、上丹田からは降氣で下丹田に結ぶ(動画①)。
  • 後ろ両手取り後ろ回転で昇氣呼吸法/前方回転で昇氣呼吸法(動画②

 *上丹田の二教の手を側頸に降ろすとき、①そのままでは母指先は地を指したままであり、さらに下丹田へと降氣。呼吸投げや諸手取り前方回転呼吸法の降氣。②陰の陽へと前腕を捻り更に腋を最大限開き、母指先は側頸に着いて掌は陰で包まれたまま天を向くと昇氣の形(小手返しの手)となる。陰の魄氣で体軸が確立し、側頸に着く魂氣は軸足側であるから、非軸足先を内に向けて軸足へと踏み換えて対側の軸足は非軸足となり、足先は転換して置き換える。このとき側頸にある同側の手が軽くなり、非軸足先の入り身に合わせて母指先から魂氣を陽で発し、空間に円を描く。魂氣は受けの同名側の頸部にひびき、さらに取りの体側に魂氣が巡ると残心で呼吸法の技が生まれる。(2018/5/5訂正加筆)

 *空の気を解脱して真空の氣に結ぶ魂の円の動き

  • 片手取り昇氣呼吸法表:〝心の持ちよう〟で、軸足交代が空の気の解脱、魂の比礼振りを起こし、真空の氣に結び、〝魂の円の動き〟となる。
  • 片手取り昇氣呼吸法裏
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2018年

4月

28日

天神町道場稽古 振りかぶりと振りかざしで違いを知る

  • 剣素振り:正面打で入り身、入り身転換、四方切り、外転換で上丹田に振りかぶり・逆半身外入り身正面打ち
  • 剣を振りかざさず振りかぶる:頭上に振り上げるのではなく額に着ける
  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:前/後方回転
  • 片手取り入り身転換・体の変更:入り身転換の陰の魄氣で非軸足を後ろに置き換えて陰の魄氣から陽に腰を切って下丹田から陽の陽で発する。後ろに置き換えるとき、同時に陽の魄氣で前に出すと同側の足は軸足のままであり、体軸は分解する。
  • 片手取り隅落とし裏:入り身転換から陰の魄氣のまま非軸足を後ろに置き換えて、受けの両足を結ぶ線の真中で後ろへ入って外転換で半身を転じると、与えた手は受けの手とともに取りの下丹田と受けの体軸を結ぶ線上で背側に位置する。
  • 片手取り隅落とし表:外巡り外転換から入り身転換しながら軸足の膝を着けて魂氣を体側で地に結ぶ。受けの手は受けの両足を結ぶ線の中点を背側へ導かれる。
  • 突きに下段受け流し相半身/逆半身から相半身入り身投げ、いずれも表(動画①②
  • 坐技両手取りに四教で取り返す:右手が陽なら左手は陰、陰の手(下丹田側)を外巡りから肘を落として母指を支点に掌を受けの手首下面に回して陰の陽で包み、振り子運動で側頸が手に向かい、正座に戻る際に相対的に陽で母指球を突き出すと四教。対側の手は陽の陽から陰に返して四教で取り返し下丹田に結ぶ(動画③)。
  • 両手取りに取り返して呼吸投げ:外転換で取り返して受けの手を天地に分けると、地の方を同側の膝とともに地に結ぶ(動画④)。
  • 坐技両手取りに両手で二教:両手とも外巡りから陽の陽で両母指先を地に向けて、下丹田を指して陰の陽へ。途中で小指球が受けの尺側を圧して手刀で押そうとすれば、母指先は必ず天を向いて魂氣は巡らず、下丹田に結ばないから合気ではなく、肩から上腕の筋力で受けの手首を押し下げようとすることになる。二教への喰い込みが起こらない。
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2018年

4月

25日

幸町道場稽古 手足腰の心よりの一致は単に同時に動かすことではない

  • 禊:天地の結び、鳥船(左右左)・振り魂、気の巡り
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地の氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し。上段受け流し)、一教運動表、外/内巡りで入り身転換、前/後方回転、
  • 相対基本動作坐技片手取り呼吸法:吸気で与えた手は受けが取る時点で呼気に転じ入り身運動にて陰の陽のままで丹田に巡り昇氣で側頸に結び、正座に戻しつつ吸気で陽の陽の魂氣を発して受けの同名側の頸部に上肢を過伸展し、母指先の反りのまま体側に巡る。前腕橈側が受けの側頸から底丹田へ魂氣を響かせ、底を抜いて取りの体側に結ぶと、受けは取りの体軸に沿って背側に螺旋で落ちる。与えた手を受けが取る時点で呼気に転じ、母指先は内に巡り腋を閉じてなおも天を指し上腕が体幹に密着すると同側の膝は振り子運動で軸となり、手首まで弛緩屈曲すると母指先は側頸を指す。上肢は体軸に与り母指先は外へ回して前方を指すと、受けの手首屈側に取りの手背が潜り、氣結びが成る。ここで吸気に転じて指先まで伸展し、取りの顔を包むように突き出すと受けは対側の手で地に支える。この瞬間再度呼気に転じて陰の陽で掌を包むように体側・地に結ぶ。両手で氣の巡り近似。両手取り呼吸法:①②を左右の手で同時に行う。体軸・目付けは正座のままで動かさない。両手で氣の巡り近似。
  •  相対基本動作坐技交差取り呼吸法:降氣の形で振り子運動にて体軸側で畳んだ手の母指先は側頸を指し、反対側への振り子運動とともに交代した軸足(膝)に体軸を移すと、陰の魂氣は体軸から解かれて同側の膝を軽く開くと同時に母指先から陽の陽で過伸展し受けの手首の上を母指先の反りに合わせて体側へ陰の陽で巡り、地に手掌を着けて結ぶ。呼吸法(動画)。
  • 交差取り呼吸法で受けの手を取り返し、陰の陽で取りの真中に巡り、受けの小指球を対側の手で包み、三教裏。
  • 坐技片手取り外巡り(母指先を地から外へ向ける、二教の手)同時に対側の手で振込突き。中丹田から下丹田へ陰の陰で巡る入り身運動にて受けの手背を同名側の掌に包み膝内側に固定して与えた手は解かれて矢筈に開いて受けの手首を陰の陽の手による四方投げの持ち方で包み陰の陰で固め。中丹田(側頸)に受けの手背を置き、同名側の手で受けの小指球を包み、与えた手は二教の手のまま解かれて矢筈に開いて受けの手首を陰の陽の手による四方投げの持ち方で包み、陰の陰で固め。外巡りの中段の高さで矢筈に開き、母指と示指の間に受けの手首を外側から陽の陰で嵌め、入り身運動で陰の陽で下丹田に巡るとともに受けの腕を取り返す。受けの手背を同名側の掌に包み膝内側に固定して、受けの手首を陰の陽の手による四方投げの持ち方で包み陰の陰で固め。
  • 正面打ち一教表:上段に与えて受けの手刀との接点で上の空間に陰の陽から陽の陽へ発して母指先の反りに合わせて(魂の比礼振り)氣結び。同時に同側の非軸足は半歩進めて相半身内入り身で軸足に交代し、対側の足は送り足でその軸足の甲に被せる。そのため受けの手刀に結んだ手は相対的に取りの上丹田に巡る。対側の手は腋を閉じて肘を畳んで陰の陰の魂氣を側頸に置き、同側の非軸足先を受けの両足間に井桁で進めるとともに振込突きで受けの上腕伸側を突き上げ、両手で氣の巡り。
  • 坐技交差取り四教:陽で発して陰で地に巡る 
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2018年

4月

22日

天神町道場稽古 各丹田に結ぶ剣の陰

  • 剣素振り:正面打ち入り身、下段受け流し突き、上段受け流し正面打ち
  •  剣を持つ陰:下丹田に結ぶ、上丹田に結ぶ。各丹田から陽で発して突く、打つ(動画)。

  *徒手の魂氣の陰陽への動作

  •  剣合わせ:突き、正面打ち、
  •  組太刀1、
  •  禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  •  単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  •  合氣体操
  •  単独基本動作:前/後方回転
  •  片手取り入り身転換、体の変更:剣を持てば横面打ち入り身転換・突き
  •  片手取りの意味:指、掌、手首、前腕、腋と上腕それぞれを曖昧にせず、全てを活かす術が徒手の合気、魂氣の三要素に集約される動作と思い。
  •  片手取り外転換陽の陽から四方投げ裏、外転換二教の手で振りかぶって四方投げ表、内転換四方投げ表、

  *四方投げで振りかぶるのはなぜか。お辞儀をするためではない。正面打で陽の魂氣を発するため。

  •  横面打ちに相半身振込突きを払わせて内転換四方投げ表
  •  諸手取り振りかぶって降氣で呼吸法:外転換で降氣の形から回外して上丹田に結ぶと前方回転で対側の頸部に巡って降氣で丹田へ結ぶ。

  *振りかぶって陽で発する正面打ちと陰で下丹田に降ろす呼吸投げ。

  *諸手取り昇氣呼吸法との違い:陰のまま降氣で下丹田に結ぶのと、陽で円を描いて受けに発して体側に巡る。前者は受けが取りの体軸を真下に圧縮され、後者は取りの体軸の周りを螺旋で落ちる。

  •  正面打ち一教表/裏
  •  正面打ち三教裏

 

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2018年

4月

18日

幸町道場稽古 振りかぶりは上丹田で体軸に結ぶ

  • 禊:天地の結び(天の浮橋に立ち)、鳥船左右左・振り魂、両手で水平に気の巡り
  • 単独呼吸法坐技:降氣回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動両手で天地に氣の巡り
  • 合氣体操(…、四方投げの持ち方で小指球側の四教、…)

 以上北村指導員

 

 *四方投げの持ち方は、鳥船左の魂氣、陰の陽で包んだ掌(画像①)を差し出し、対側の手首の外側で上から握って呼気で下丹田に巡る。このとき手背を上に向ける、つまり陰の陰。

 

  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、入り身転換、前/後方回転
  • 相対基本動作:坐技/半身半立ち片手取り四方投げ:坐技呼吸法振り子運動で降氣の形から回外しつつ上丹田へ鎬を作り、四方投げの持ち方と鳥船左の手で陰の陰の手背を上丹田に結ぶ。一瞬目付けを落として額が迎えに行って一気に受けの顔を見上げる(振りかぶる)と体軸は正座から反対側へ振れ、受けは腕を畳まれて取りの上丹田に結んだまま体軸の後方へ回り、後ろ反りに反対側へ移動するから、取りの目付けも反対側へ振って受けを見上げるとはじめの方へ再度体軸を振ることになり、四方投げに持った手は陽で発して伸展できる。正座に戻る時魂氣は下丹田から地に結び受けは四方投げで落ちて前に仰臥するから受けの畳んだ上腕伸側と肘頭を受けの頭部側面に密着させると対側の手は受け自身の体幹で地に圧して固め(画像②
  • 交差取り外転換二教:軸足交代で魂氣を非軸足と合わせて陽の陽で発する。
  • 坐技交差取り三教表:陽の陽で発して陰の陽で取りの中心に巡ると受けの前腕は肘を上にして倒立する。与えた対側の手も両手で天地に氣の巡りで天にあたるから受けの肘頭を把持するが、直ぐ受けの小指球を包んで、取りの母指球を側頸の位置から陽の陰で発すると三教。膝の外側に着けて反対側へ振り子運動で自身の手を伸展さすと、受けの手掌は取りの膝を擦り上がり、三教固め。
  • 正面打ち一教表:一教運動表、珠を包んで与えた非軸足側の手は受けの手刀との接点で陰から陽へ魂の比礼振りで氣結び。入り身とともに軸足に交代するから手は自身の上丹田に結ぶ。井桁に進んで反対側の手で受けの上腕伸側へ振込突き(砲丸投げの手)。両手で氣の巡りによって下丹田に巡るから鳥船の陰の魄氣で受けの上肢を下丹田に取り込み結ぶ。

 

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2018年

4月

15日

天神町道場稽古 魂の比礼振りは空の氣の解脱で起こる

  • 剣素振り:正面打ち、突き、横面打ち、上段返し打ち、下段返し突き
  • 剣合わせ:松
  • 組太刀2
  • 禊(天地の結び、鳥船左右左・振り魂、気の巡り)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身転換、前/後方回転
  • 相対基本動作坐技:上段に与えて受けの手刀に氣結び
  • 坐技交差取り呼吸法:与えた手はすでに己のものではないが、上腕は軸足と共に体軸を作るから腋は緩むはずがない。掌を包んだ陰の魂氣も、蓋をする母指は常に伸展しており、母指先からはいつも魂氣が発せられている、という思いと動作が三位一体で合気を生む。振り子運動で軸足腰の交代が魂氣の相対的な空の気の解脱が起こり陽の陽へと発する。
  • 坐技短刀取り:正面打ち二教表裏、表は短刀の後ろ、裏は前に入る。徒手の合気との違いを知ること。
  • 諸手取り呼吸法:吸気で鳥船の陽の陰の手を差し出すのが基本である。諸手で前腕を握らせるあいだに呼気相にて外転換で上腕は腋が閉じて体幹に密着し、軸足側となって体軸に与る。同時に掌に氣の珠を包む思いで陰の陽の魂氣へと巡る。このとき、掌を包む示指側で蓋をするように母指を置けば、常に伸展した母指先の反りに合わせて魂氣を発し続けることになる。さらに、母指先は地から天へと向いて、やがて手首の弛緩屈曲によって上肢が完全に畳まれると側頸を指すようになる。そこで、腋を開いて母指先が側頸に着けば受けに与えた前腕は、伸展した手首と母指先まで一直線となって取りの体軸に結ぶ。つまり、受けの諸手は取りの魂氣に結び自身の足腰に連なっており、その場で取りの体軸へと結ばれる。取りが中丹田に相当する側頸で魂氣と魄氣を結んで体軸を確立すると、今や縦に並んだ受けの両腕の間で、胸骨上窩に嵌まった取りの肘頭と側頸に結んだ母指先の間で前腕は水平となり、その上に繋がった受けの諸手を通して互いの魄氣が接触している。こうして受けに与えた手は同側の足腰と共に体軸を成したままでは魂氣を陽へと発することは出来ない。そこは難場歩きの理合である。

 *陽に発する兆しができなければ手を伸展する動作はできない、ということである。

 *自由に手が伸展することを〝魂の比礼振り〟と呼び、開祖はその兆しを〝魂の比礼振りが起こる〟と表現されているのであろう。つまり、反対側の足腰が軸足へと交代して体軸は反対側の手を陰の魂氣とし、元の魂氣は取りの体軸の魄氣から解かれた状態で受けの手が繋がっている。受けの魄氣は取りの軸足交代でその魄氣と一体になり、取りの魂氣はそれら体軸から解かれている。これが〝空の気を解脱した〟状態であり、同側の非軸足は相対的に軽く半歩出している(三位の体)。吸気で足先をさらに進めて入り身し、同時に魂氣は母指先から陽の陽で発して上肢を過伸展すると、〝真空の氣に結ぶ〟こととなる。〝手足腰の心よりの一致〟である。同時に魂氣は受けの側頸を通して中丹田、下丹田へと体軸をひびいて体の底に達する。その間は呼気に移り陰の陽で魂氣は受けの底を抜いて取りの体側に巡り、腋は閉じて上肢は伸展したまま体側に密着する。魂氣と魄氣は下丹田の高さで結び、再び合気が為される。同時に魄氣は継ぎ足で残心が確立する。

 *入り身一足とは、この二本の足が前後で一本の足となって体軸を作る一瞬ではないかと考えている。このとき受けは取りの体軸を螺旋で落ちて合気の技が生まれる(やっと動画)。

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2018年

4月

11日

幸町道場稽古 振込突きで触れたら直突き

  • 禊:天地の結び、鳥船(左右左)・振り魂、気の巡り
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地の氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し。上段受け流し)、一教運動表、外/内巡りで入り身転換、前/後方回転、
  • 相対基本動作坐技交差取り呼吸法:降氣の形で振り子運動にて体軸側で畳んだ手の母指先は側頸を指し、反対側への振り子運動とともに交代した軸足(膝)に体軸を移すと、陰の魂氣は軸足から解かれて同側の膝を軽く開くと同時に母指先から陽の陽で過伸展し受けの手首の上を母指先の反りに合わせて体側へ陰の陽で巡り、地に掌を着けて結ぶ。呼吸法(動画①)。
  • 坐技交差取り一教表:陽の陽で過伸展してから陽の陰に巡ると受けの手首を包み両手で氣の巡りによって受けの上肢を地に結ぶ。。
  • 短刀の直突きに外転換正面打ちで丹田に巡り受けの手首に触れ、対側の手は返し突きで受けの上段へ当て、受けの突いた手首に巡り、触れた手は弾んで(比礼振り)非軸足先とともに外入り身で受けの同名側頸部に発し、陽の陽から陽の陰に巡って受けの項に取りの手背が密着して腋を閉める思いで同名側の手で短刀を取る。
  • 徒手突きに外転換呼吸法(動画②
  • 坐技短刀で正面打ちに異名側の手で振込突き近似で受けの肘直上部を突き上げ、触れたら陽の陰で前に突き出し、同時に対側の膝で踏み込み、膝と同側の直突きした手で陰の陽にして受けの手首を小指球から包み、母指球を前に突き出して陽の陰で受けの手首を二教で地に結び短刀を取る。
  • 徒手坐技正面打ち二教と足腰の動作の違いを指導演武。

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2018年

4月

08日

兵庫合気会花見稽古での交流稽古会

山田師範による禊、合氣体操、

 

山田師範による〝短刀取〟

  • 坐技短刀取り:正面打ち二教表裏
  • 片手取りに体の変更
  • 短刀突きに体の変更
  • 短刀突きに逆半身外入り身で異名側の手は横面打ちから受けの突きの手に陰の陽で結び、同名側の手で上段突き。受けに払わせた突きは陽の陰で受けの突いた手首に被せ、陰の陽の魂氣は受けの同名側頸部へ昇氣で当たると陽の陰に巡って受けの頸部を巻き、受けの短刀を持つ手は反屈で緩む。
  • 短刀突きに逆半身外入り身で異名側の手は横面打ちから受けの突きの手に陰の陽で結び、同名側の手で上段突き。受けに払わせた突きは陽の陰で受けの突いた手首に被せ、陰の陽の魂氣は取りの下丹田を陽の陽で発して受けの前胸部を擦り上げ、同側の非軸足は受けの前に半歩進める。陽の陰で下丹田に巡って送り足で天秤投げ。
  • 短刀突きに半身外入り身で異名側の手は横面打ちから受けの突きの手に陰の陽で結び、同名側の手で上段突き。受けに払わせた突きは陰の陽で受けの突いた手首を四方投げの持ち方で取り、異名側の肩に担いで背中を合わせる。異名側の手で短刀を外し、同名側の手で四方投げ。

辻本師範による〝陰陽の気と母指先〟

  • 坐技上段に与えて受けの手刀との接触で陽の陽に発して陰の陽で巡って掌が地に結ぶ
  • 交差取り外転換で陽の陽から陰の陽に巡って陰の陰で外巡りと同時に軸足交代して逆半身外入り身投げ
  • 陽の陰を下段に与えて諸手取りに外転換で掌に魂氣を包みながら陰の陽に上肢を畳んで母指先が側頸を指す(単独呼吸法坐技の降氣の形)。受けの諸手は上下に並ぶ。そこで内転換と同時に側頸から陽の陽で上肢を伸展すると母指先の反りに合わせて同名側の受けの手首に結ぶと異名側の手が取りの前に見え、それを取りは同名側の手で鷲掴みに、対側の手は陽の陰に返して同名側の手を掴み両手を吸気で伸展。十字搦み。
  • 陰の陽で下段に与えて(母指先が地を指している)諸手取りとなれば、魄氣を陽にして軸足交代すると同時に与えた手の腋を閉じると上腕は体軸に与り、母指先を天に向けて後ろの足を内に置き換えて軸足交代すると内転換となる。ここで与えた手は陽の陽で発することができる(空の気を解脱して真空の気に結ぶ)。陽の陰に返して受けの異名側の手首を包んで外転換と同時に同名側の手で四方投げの持ち方にて上丹田に振りかぶると、四方投げへ。
  • 坐技両手取り呼吸法

2018年

4月

04日

幸町道場稽古 合気が滑ると弾みで投げを作るしかない

  • 禊:天地の結び、鳥船(左右左)(動画①)・振り魂、気の巡り
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地の氣の巡り
  • 合氣体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち)、一教運動表/裏、外/内巡りで入り身転換、前/後方回転、
  • 相対基本動作:片手取り(内巡り)入り身転換、交差取り(外巡り)入り身転換(動画②
  • 交差取り呼吸法(動画③
  • 片手取り外巡り振込突きを払わせて相半身外入り身転換、上丹田と腰仙部に結ぶ陰の魄氣

 *上丹田から降氣で小手返しの手を地に結ぶと呼吸投げ(動画④)/同側の膝を地から離すと同時に陰の陽の魂氣は地を後ろに掃いて、巡る際に矢筈から受けの手をつかみ取り、対側の手は上丹田に振りかぶり・振り降ろして受けの項を包み、取りの下丹田に結んでこれを中心とし、受けの手首までの上肢を半径として前方へ押し出すと回転投げ(動画⑤)。

  • 両手取りから外巡り逆半身外入り身・送り足を軸足の甲に被せて井桁に進み、受けの両足の間(体軸から地に降ろした点)に差し入れて同側の手を陽の陽で合わせて受けの側頸に通す。陽の陰に巡って入り身・残心で天地投げ(動画⑥)。
  • 正面打ちに異名側の手を受けの横面に振りかぶり入り身一足で剣線を外す/入り身転換・反復で入り身投げ裏

 *同時打で取り自身の手刀を外すように間を詰める。剣合わせに通ず(動画⑦)。

  • 上段に与えんとして正面打ちの後手を引くと上丹田に陰の陽で結び同側の非軸足をその場で剣線の外(受けに対して)へ置き換え、足先は受けの真中を指して軸足とする。対側の手を返し突きで逆半身外入り身転換(動画⑧)/後方回転に進めて入り身投げ裏

 *歩幅を大きく置き換えて体軸が傾くと間合いが開き、せっかくの入り身が離れる。さらに側頸の結びが解けると、対側の魂氣が合わさって受けの体軸へ響くはずの魂氣が、底を抜くまで直通せず散漫になる。合気が滑って弾みで投げを作るしかない。 合気道から外れる。

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