*上丹田から降氣で小手返しの手を地に結ぶと呼吸投げ(動画④)/同側の膝を地から離すと同時に陰の陽の魂氣は地を後ろに掃いて、巡る際に矢筈から受けの手をつかみ取り、対側の手は上丹田に振りかぶり・振り降ろして受けの項を包み、取りの下丹田に結んでこれを中心とし、受けの手首までの上肢を半径として前方へ押し出すと回転投げ(動画⑤)。
*同時打で取り自身の手刀を外すように間を詰める。剣合わせに通ず(動画⑦)。
*歩幅を大きく置き換えて体軸が傾くと間合いが開き、せっかくの入り身が離れる。さらに側頸の結びが解けると、対側の魂氣が合わさって受けの体軸へ響くはずの魂氣が、底を抜くまで直通せず散漫になる。合気が滑って弾みで投げを作るしかない。 合気道から外れる。
「正面打ちの後手を引くと魂氣を上丹田に陰の陽で結び、同側の非軸足をその場で剣線の外(受けに対して)へ置き換え、足先は受けの真中を指して軸足とする。」それに伴って対側の返し突きで入り身・転換を行うのであるが、自然本体のままから返し突きの動作では、剣線を外す上段受け流しができない。研鑽すべき点が明瞭である。初段では非軸足の踵の踏み替えだけで軸足を作り、同時に返し突きでの外入り身転換が体得出来ている。