*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                      「天の浮橋」のタイトルに 8. 開祖のいわゆる〝自然の法則〟2024/8/31 9. 正勝吾勝勝速日と魂の比礼振り 2024/9/7                    10. 開祖植芝盛平の武産合気とは特定の形を指すものではない 2024/9/28                     「令和6年のおしらせ」に10月の稽古予定                          稽古の記録 2010/8/15〜2024/10/2

2023年

8月

30日

水曜稽古の記録 体軸側の魂氣・手は体軸に沿って昇氣降氣で巡る

  • 剣・杖操法
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で掌から魂氣を発して上肢を開き、呼気で弛緩屈曲して上肢を畳み、屈側全体から魂氣を包んで腋を開いて側頸から母指先を通じて下丹田へ降氣②側頸で回外して吸気で両掌を開いて円を描いて真中で結び呼気で下丹田へ巡る③吸気で膝の上に開いた上肢を呼気で掌に魂氣を包んで小手返しの手で側頸へ昇氣、吸気で側頸から掌を開いて上肢を伸展して虚空に魂氣を放つと呼気で畳んで魂氣を側頸から下丹田へ降氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 相対基本動作:入り身運動各種、外/内転換、一教運動表、入り身転換・体の変更・後ろ転換、体の変更・後ろ転換、片手取り前方回転/後方回転、
  • 片手取り/交差取りで陰の魂氣は体軸に与り、体軸に沿って昇氣/降氣の巡りができる:後ろ回転で上丹田に結び下丹田へ降氣で四方投げ裏/相半身外入り身転換で上丹田に結び、異名側の手で三教に持ち替えて体軸上を膝まで降氣で固め。
  • 横面打ちに逆半身外入り身で異名側の陽の魂氣を受けの手刀に結び三角法で相半身外入り身の方向へ軸足交代して同名側の手を外巡りで受けの手刀を払い、受けの後ろで逆半身入り身転換として対側の手を受けの同名側の肩を後ろから引きつけ、手刀を払った手は矢筈で受けの中丹田に結ぶと後ろ入り身落とし。
  • 横面打ちに逆半身外転換で異名側の手から鎬を作り対側(同名側)の手で顔を拭うように受けの手刀を陰の陽で払い落とすと同時に、手首に被せて相半身外入り身で受けの腋の下に体軸を結び、異名側の手で三教に持ち替えて後ろの足で受けの背側にて入り身転換で固め。
  • 横面打ちに外転換から天秤投げ
  • 両手取り後ろ転換で受けを導き、陰の陰から陽の陰の呼吸法で天地投げ/横面打ち近似で導き回転投げ/入り身転換で四方投げ変法

2023年

8月

27日

天神町道場稽古 陽の陰に巡って三角法で交差取り隅落とし

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で掌から魂氣を発して上肢を開き、呼気で弛緩屈曲して上肢を畳み、屈側全体から魂氣を包んで腋を開いて側頸から母指先を通じて下丹田へ降氣②側頸で回外して吸気で両掌を開いて円を描いて真中で結び呼気で下丹田へ巡る③吸気で膝の上に開いた上肢を呼気で掌に魂氣を包んで小手返しの手で側頸へ昇氣、吸気で側頸から掌を開いて上肢を伸展して虚空に魂氣を放つと呼気で畳んで魂氣を側頸から下丹田へ降氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動、受け流し、一教運動表、転換、入り身転換、体の変更、後ろ転換、前/後方回転
  • 交差取り隅落とし:陽の陽で与えて外巡りで陰の陰として一歩入り身・継ぎ足から体軸移動すると、前の足を軸として非軸足とともに、与えた手を受けの後ろ三角に進めて隅落とし表/入り身転換または体の変更をして即後ろ三角に進めると隅落とし裏
  • 太刀取り:突きに逆半身入り身で右手を柄中に置いて包み、柄中を包んで降氣の形にて受けの手を縦に並べて入り身/入り身転換で隅落とし表/裏、外巡りで天地が逆に
  • 合気の剣の左右連続打ち
  • 組み太刀一:取りは1・2・3で右・左・右半身
  • 太刀取りへの変化①:2で左半身体の変更で受けの左半身正面打ちの柄中を左手で包み、掌に包んだまま母指先から地に陽で発して入り身・残心で太刀取り。
  • 太刀取りへの変化②:3で右半身入り身転換・体の変更で受けの右半身正面打ちの柄中を単独基本動作横面打ち入り身の右手の魂氣で包み、右半身陽の陰で上丹田に振りかぶって入り身運動で下丹田に結ぶ。入り身投げの動作で太刀取り。

2023年

8月

23日

水曜稽古 一瞬非軸足としてから踏み詰めて(ストーン)体軸とする

  • 剣・杖操法
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で掌から魂氣を発して上肢を開き、呼気で弛緩屈曲して上肢を畳み、屈側全体から魂氣を包んで腋を開いて側頸から母指先を通じて下丹田へ降氣②側頸で回外して吸気で両掌を開いて円を描いて真中で結び呼気で下丹田へ巡る③吸気で膝の上に開いた上肢を呼気で掌に魂氣を包んで小手返しの手で側頸へ昇氣、吸気で側頸から掌を開いて上肢を伸展して虚空に魂氣を放つと呼気で畳んで魂氣を側頸から下丹田へ降氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作
  • 坐技片手取り呼吸法3本:①内巡り、②回外、③外巡り 
  • 坐技交差取り呼吸法表裏:正座で交差取り一教運動裏は、与えた手を小手返しの手で中丹田に結んで対側の膝を軸とする体の変更では一気に開いた同側の膝へ軸足を交代するから、元の軸は座骨を踵から後ろに落として体軸から解脱する。受けに結んだ手が地に巡って結ぶと同時に座骨を踵に乗り上げて体軸を作り、正座に戻る。
  • 坐技両手取り:魂氣の珠を包んで与えて呼吸法/手刀を与え下丹田に受けて呼吸法/上体の入り身転換で昇氣呼吸法
  • 魂氣の珠を包んで上段に与えて正面打ちを導き虚空に円を描いて手刀に結んで一教表/上段に与えようとして(正勝)、受けに対して正面打ちの後手を引くと正勝はその場で吾勝とし、陰の魂氣で自身の上丹田に結び、非軸足をその場で踏みつめて体軸とし、対側の手足は返し突きで逆半身外入り身転換から矢筈で受けの手刀側の上腕伸側と腋と体側部とに張り付いて(漆膠の身)体軸移動する。上丹田の手は体軸から解脱して掌を開き、受けの手刀の手首に被せて掴み、体の変更・後ろ転換で体軸が交代・置き換えで元に戻り、その際降氣とともに受けの腋に異名側の取りの腰を詰めて同側の手は下丹田に結ぶと、手首を取った手は腰の後ろに伸展する。固めは、体軸を欠いた受けの上体をうつ伏せで取りの下丹田に結び、受けの腋に詰めた足腰から地に結んで正座すると受けの手刀の伸側まで地に密着する。目付をその手の先に向けると、振り子運動で受けの上腕遠位端に取りの異名側の手を通して下丹田・底丹田を経て取りの重さを載せる。一教裏
  • 一教運動表で受けの体側から上腕伸側に擦り上げる魂氣が詰まると、同側の足先が入り身の継ぎ足の動作が進まず地を踏みかねない。魂氣を外して魂氣の珠を包み直して受けの頤を突けば同側の足は非軸足を保って一歩逆半身内入り身転換が可能となる。受けの手刀に結んだ手は陽の陽から返して手首を取り同側の非軸足の膝に同期して地に結ぶと呼吸投げ。
  • 取りが正面打ち一教表で三角法で逆半身内入り身によって一歩入るとき、足先が受けの前三角に進めず、剣線に沿って進めるなら受けは手刀を捨てて同側の足(陽の魄気の前足が一瞬非軸足となる)をその場で踏み詰めて体軸とし、頂丹田を取りの腋の高さに沈めると手刀の手は折れて畳まれ、受けの項に落ちて体軸に与る。決して緊張を残したまま潜るのではない。同時に後ろは非軸足となって一歩進め、逆半身内入り身転換で項に置いた手は取りの両手を繋いだまま眼前にあり、取りの上体は受けの前で前屈して崩れている。一教表の返し技へ。

2023年

8月

20日

天神町道場 正勝吾勝で剣素振り、勝速日は合気の剣、魄の上に魂をのせ

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 正立:左右対称に開いた足で立ち、両手に魂氣の玉を包み、伸展した母指で蓋をして両体側に垂らす。
  • 剣素振り:右手に剣を包み持ち、右手足腰を一瞬軸として左の非軸足を剣線上で外股に踏み直して軸足とし、左手を腰仙部に回して左の魂氣と魄気を結んで体軸を確立する、「吾勝」で表す。右は非軸足となり、軽く半歩出して剣線上に置く、と同時に剣を振りかぶって上丹田に魂氣を置く。右手足は体軸から解かれており、呼気相にあって〝身の軽さを得る〟。これを「正勝」に喩えて、吸気とともに剣を前方に打って右非軸足先はこれに同期し、剣先方向へ進めて置き換える。柄を前腕に沿わせて一体となる思いで肘を伸展して静止する。このとき剣を持つ手の母指先から剣を伝って剣先から魂氣が相手の面に放たれると思うことにする。次の呼気で「吾勝」に戻る。
  • 合気の剣:振りかぶると同時に腰仙部の魂氣(陰)を体軸に沿わせて上丹田まで昇らせて柄頭を包み持つ。左手足はやはり体軸に与っている。吸気とともに剣を前方に打って右非軸足先はこれに同期し、剣先方向へ進めて置き換えると足底を踏みつめ、鳥船で後ろの足を伸展した姿勢、魄気の陽とする。これで静止または吸気の終末とせず、後ろの左足を継ぎ足として右踵の後ろにすすめる。これによって体軸の移動が確立し、二足が一本の軸足となる。これは「勝速日」に喩えられる。左足先は剣線を受けの内に外し(二寸の開き)、相打ちにならない。
  • 切り返し、突き受け流し連続突き、後ろ転換、
  • 剣合わせ:相打ち、合気の剣、松竹梅の剣
  • 太刀取り:合気の剣の理合で相半身、呼吸投げ、一教、三教表/裏

 *合気の剣は徒手の動作の延長上ではなく、体術が合気の剣操法から生まれている。

剣に相当するのは魂氣を包んで蓋をした母指であり、母指先で突き、手刀で撃つ。魂氣を包んで手背を差し出せば魂氣を与えて受けの掴みや手刀を導く。

 

2023年

8月

13日

天神町道場 正座で正面打ちに外入り身転換と交差取り体の変更の違い

  • 剣/杖操法
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で掌から魂氣を発して上肢を開き、呼気で弛緩屈曲して上肢を畳み、屈側全体から魂氣を包んで腋を開いて側頸から母指先を通じて下丹田へ降氣②側頸で回外して吸気で両掌を開いて円を描いて真中で結び呼気で下丹田へ巡る③吸気で膝の上に開いた上肢を呼気で掌に魂氣を包んで小手返しの手で側頸へ昇氣、吸気で側頸から掌を開いて上肢を伸展して虚空に魂氣を放つと呼気で畳んで魂氣を側頸から下丹田へ降氣④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作
  • 坐技片手取り呼吸法3本:①内巡り、②回外、③外巡り ①は母指先から開いて小手返しの手で掌を外に開いて陽の陰に返すと掌が地に結ぶ
  • 坐技交差取り呼吸法表裏:正座で交差取り一教運動裏は、与えた手を小手返しの手で中丹田に結んで対側の膝を軸とする体の変更では一気に開いた対側の膝へ軸足を交代するから、元の軸は座骨を踵から後ろに落として体軸から解脱する。受けに結んだ手が地に巡って結ぶとき対側の手は陽の陰で受けの上腕遠位端を上から矢筈で陰の陽に下丹田へ包み込むと同時に座骨を踵に乗り上げて体軸を作り、正座に戻る。
  • 坐技正面打ち一教運動裏では鎬の手を上丹田に結んで同側の膝が対側へ閉じて体軸に与ると対側の膝と手は返し突きで外入り身転換する。手は受けの異名側の腋から上腕遠位に結び側頸の高さで体軸に与り、上丹田の鎬の手は体軸を解脱して日軸足となった同側膝と並んで前方に陽の陽で差し出すことになる。入り身転換の正勝吾勝である。その手と膝を後方に置き換えて軸足側へと巡れば坐技の体の変更となって一教裏が成り立つ。

 *つまり、下段に与えた手は下丹田の高さに小手返しの手で結ぶが、正面打ちに後手を引き、上丹田で受けの手刀の鎬を作って陰の陽で結ぶ場合は、対側の手の働きは休ませるわけにはいかないのである。入り身転換の体軸を作って受けの手刀の上肢を支えなければならない。つまり座骨を踵の後ろに落として非軸足にしてはならない。一気に体の変更の正座を成し得ない。

  • 片手取り後ろ回転/前方回転呼吸法
  • 杖導きで四方投げ表/裏、三教
  • 杖取り小手返し:受けの杖中の手を外転換の軸足側の手で手背から全体を包み込むのは無理。母指球の手背側を下丹田で包む。体の変更の軸足交代で後ろ回転の軸となり、対側の手が母指球を包んだまま返して後ろ回転にて体軸足の手が受けの手背を包む。受けをうつ伏せに固めるため手背の手を離して受けの両手の間で杖を取って受けの頭側を巡ると両手が捻れて容易に杖を奪うことができる。

2023年

8月

11日

片手取り昇氣呼吸法を例として、行き詰まるときを考察する

呼気で外転換した魄気の陰つまり交代した軸足(吾勝)は、受けに与えた同側の魂氣すなわち手も陰となって下丹田に結ぶと受けの側面で体軸を作る。目付けを剣線上で受けの方向に合わせ、陰の魂氣が中丹田から体軸内を昇氣で側頸に上がると、掌は小手返しの手のままで母指先が側頸に着き、受けの手は取りの体幹軸に結んでいる。さらに、畳んだ上肢の肘頭は受けの胸骨上窩に嵌り、受けの体軸・魄気とも結んで取りは受けと一体になっている。

非軸足と同側の自由な魂氣は新たな気結びによって体軸を作り、元の気結びが解かれて受けの体幹軸は一瞬で取りの新しい体軸との結びに移り、取りの母指先は側頸から離れて魄気との結びが解かれる。互いの体幹が密着したまま、受けに与えた手と同側の非軸足は身の軽さを得る。開祖の言葉から、手には魂の比礼振りが起こる。

そのまま吸気で上肢を伸展して魂氣を全て発すると同時に非軸足は半歩置き換えて受けの後ろ三角に入り身を成し、呼気に転じる寸前には上肢の腋が閉じて魂氣は体側に巡り、前の足が地を踏み詰めて魄気が陽となる。続いて継ぎ足が前の足に接して入り身一足が確立し、両手も魂氣の陰で体軸に与って開祖の勝速日がこれである。この姿勢は残心であり技が生まれている。開祖の武産合気の動作が完遂した。魂氣が発せられることで巡りに伴い同側の非軸足が魄氣の陽から軸足へと交代できる。魂が魄を使う。

 

この時、魂氣と魄気が同時に陽となれば、体軸に交代しながら、軸足側の魂氣が円を書いて体側に巡らなければならない。体軸に与るべき軸足側の手が魂氣を虚空に働かさなければならない。一段階魂氣の動作が遅いため、軸足側の手が陽から陰へ魂氣を巡るという動作を余儀なくされて、魄で手(魂)を使うことになる。それでは重く、行き詰る、と開祖は指摘されている。

                                      2023/8/11

2023年

8月

09日

水曜稽古の記録 3で非軸足を両者の中間に移して軸にすることが肝心

  • 剣/杖操法
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 合気体操
  • 単独基本動作
  • 手刀を中段に差し出して受けが上から手首を抑える、気結びと押し上げの違い。
  • 片手取り外巡りで非軸足を外に置き換えて対側の振り込み突きを払わせると同時に上丹田に結び、体軸として逆半身外入り身転換で魂氣を頬から側頸に下ろし、体の変更で軸足交代すると受けに密着して魂氣の肘頭は受けの胸骨上窩に嵌り、魂氣と魄気が体軸を作りながら受けに結ぶ。前の非軸足を内股で軸足に交代する後ろ転換で空の気を解脱して、魂の比礼振りが起こった手を肘頭から伸展して入り身一足で呼吸法/内股にする寸前で体軸の直立が前方へ圧迫された瞬間、非軸足先を前方のまま踏み詰めて軸に交代し対側の魂氣を包んだ手(小手返しの手)の母指先を地に向けて二教の手として、魂の比礼振りが起こっているから母指先と同側の膝を同時に地へ下ろすと呼吸投げ。
  • 交差取りに非軸足を内股で受けの外へ半歩置き換えて軸とし、与えた手は腰から仙骨後面に密着して体軸を作る(合氣)やいなや対側の足を後ろに跳ね上げて畳むと体の変更で軸足交代となり、今や同側の魂氣は昇氣で側頸に結び、受けに密着して魂氣の肘頭は受けの胸骨上窩に嵌り、魂氣と魄気が体軸を作って受けに結ぶ。前の非軸足を内股で軸足に交代する後ろ転換で空の気を解脱して、魂の比礼振りが起こった手を肘頭から伸展して入り身一足で呼吸法
  • 交差取りに非軸足を内股で受けの外へ大きく半歩置き換えて軸とし、与えた手は腰から仙骨後面に密着して体軸を作ると対側の手は背面で受けの異名側の手(取りの仙骨面に密着している)の上から手首と母指球下端に被せて同側の非軸足(伸展している)を後ろに置き換える体の変更で仙骨面の手が抜け、対側の手は受けの母指球を包んでいる。後ろ転換で受けの手背を巻き込んで小手返し。
  • 二人取り四方投げ裏:1,2,3,4で後ろ半回転の繰り返しにより二人に対して後ろ一回転を同時に行う。特に肝心な動作は3である。2で片手取り側に180度の後方置き換えができない(交差取り側の受けが重石となるため、90度止まりとなる)。直後の非軸足をその場で後ろ半回転の軸とはしないで、3は半歩内股でその受けの前に置き換え、4で軸として後ろ転換(後ろ半回転)すると非軸足は二人の間に差し出される。つまり、取りは両者のあいだで正面打ちの形の入り身一足で残心を作ることができる。

2023年

8月

06日

日曜稽古記録 真中を撃って外転換で天地に分ける

  • 剣/杖操法:正勝吾勝勝速日を動作するから操れる。そのまま徒手でも。
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法
  • 合気体操
  • 単独基本動作
  • 正立で両肩取りに軸足を作って非軸足を寄せ、そのまま同側の手を受けの同名側の肩に置き非軸足を受けの同名側の足の外に接して一歩前に進め、魂氣は下丹田に魄気は入り身一足で勝速日、入り身落とし。
  • 正立で両肩取りに同名側の袖を下から取って腋を閉じて上肢を畳むと同時に、同側の足を軸とする外転換にて受けの前腕は取りの胸で斜めに密着する。対側の手で受けの同名側の肩を背側から撫で下ろすとともに同側の非軸足を一歩後ろに置き換える(体の変更)と入り身落とし
  • 正立で両肩取りに一側の手で真中を振り込み突き、対側の手は一教運動表の陰に返す手に近似で異名側の上腕遠位端を取りの側頸の高さに置いて軸足側とする外転換と同時に振り込み突きの手を異名側の前腕近位端に被せ、下丹田に結んで非軸足を軸足に引きつけて側頸上の手は上丹田に掲げる勝速日から即、内転換で呼吸投げ、残心は杖巡りの形
  • 後ろ両肩取りで先に与えた肩側を軸として後ろ転換と同時に軸足側の手を上丹田に置く直突きで受けの真中を撃ち、対側の手は膝において受けの両手を縦に並べる。膝の手を対側の肩に伸ばし、受けを打った手を対側の腋の方に下ろして両手がともに陰の魂氣で交差する姿勢をとる。肩の手を異名側の手で三教に取り、両手の交差を解いて陽の魄気で三教の手を掲げてから降ろすと三教固め。
  • 後ろ両手取りから三教、呼吸法、呼吸投げ、天地返し
  • 交差取り一教表:外転換/内転換から下丹田で井桁に進み前三角で固め/上丹田へ円を描いて陰の魄気で前三角に吸い込む
  • 杖投げの一教表/裏:与えた杖先側の手足を軸として後ろの非軸足を内転換で受けの外へ置き換えると同時に杖尻を巡って天に掲げると、杖先は徒手呼吸法の内巡りから天に円を描く動作に近似し、即座に杖尻を下丹田に下ろすと杖先は受けの手とともに一教運動で円を描いて地に巡る。

2023年

8月

02日

水曜稽古の記録 合気道とは

 植芝盛平開祖が創始され多くの直弟子の師範から伝えられた武道である。

 開祖の言葉と思いと動作の三位一体を学んで、稽古によって互いに健康と先人の知恵を体感し、それぞれの人生を豊かにすることで、その恩に報いる生き方である。

(公財)合気会の三代植芝守央道主のもとに、国内はもちろん世界中で道友が研鑚し、稽古を楽しんでいる。

 心の持ちようを磨く

  • 剣/杖操法
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法
  • 合気体操
  • 単独基本動作
  • 交差取り入り身投げ表:下段に与えて内巡りから円を書いて結び、外転換・逆半身外入り身一足・相半身外入り身投げ
  • 交差取り一教表:外転換/内転換から表三角へ
  • 交差取り一教裏:小手返しの手で後ろ一回転
  • 真中を与えて大上段に両手で円を書いて受けの突きに入り身転換・体の変更に合わせて受けの手を異名側の手で母指球を包み小手返しの手(陰の陽)で下丹田に巡って体の変更・後ろ回転で小手返し裏
  • 突きに外転換で杖巡りの動作から受けの側胸部を突き一歩進めて天秤投げ
  • 諸手取り呼吸法:陽の陰で与えて外転換で魂氣の珠を包みながら側頸の高さに畳んだあと、腋を開いて母指先を側頸に結んで肘までを一直線にして肘頭を受けの胸骨上窩に嵌め体軸が受け全体に結んだとき非軸足に体軸を移して側頸の母指先から虚空へ魂氣を発する思いで上肢を伸展すると同時に同側の体軸を解脱した非軸足で外入り身すると呼吸法表
  • 二人取りに軸足を作って入り身転換反復:体軸側は上肢を畳んで弛緩屈曲・側頸に母指先をのぞかせる、非軸足側は陽の陽で同名側の手首に結ぶ。
  • 二人取に一方は上丹田に結んで前方回転で呼吸法、他方は内入り身転換で二教入り身投げ。一歩後ろに置き換えて半身から両手を陽の陽で開いて返すと二教。

リンク

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