*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と〝魂の比礼振り〟:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                     「螺旋の動作」のタイトルに 2. 勝速日から正勝吾勝へ 手捌き足捌きの実際 2026/4/4 3. 己れの円内に中心を置いて抑える合気道の術技 2026/4/13                    4. 徒手と剣打ち込みで入り身一足の手捌きに違いがあるのか 2026/4/20                    5. 魄気の陽の不安定性 2026/5/25 「令和8年のおしらせ」に 6月の稽古予定  稽古の記録 2010/8/15〜2026/6/3

2025年

12月

28日

稽古納め 松竹梅の剣に由来する切り返しと巡り、手捌きのまとめ

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回外、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 交差取りの手捌き・切り返しと巡りの二法で入り身投げ:①尺屈で納刀から抜刀・切り返しで軸として逆半身入り身・継ぎ足に回内で陽の陰に巡って下丹田に陰の陰で結ぶ、入り身投げ表。②抜刀した手首を上から取らせ、橈屈で軸とし逆半身入り身転換にて受けを一歩導き体の変更と同時に魂氣を天に発して魄気の陽で手を回内して陰の陰で下丹田に結ぶと入り身投げ裏、魂が魄を導く。魂気が陽で回内(狭義の陰)するから魄気が陽に、それで陽の陰・陰の陰で下丹田に結ぶ。間合いに従い上半身転換すれば相半身。対側の魂氣はいずれの場合も入り身と共に振り込み突きで受けの頸を包む。
  • 交差取りを抜刀で上から取らせ横切りで逆半身入り身転換、対側の手で自身の側頸に陰の陽で結び(切り返しに相当し、上丹田に掌を当てる形も見られる)軸足交代で後ろ転換にて魂の比礼振りから陽の陽で発して呼吸法。
  • 交差取りを抜刀で限界まで回外した横切りで手根の伸側を取らせると同時に限界まで回内して外巡り、魄気は入り身転換で対側の手を自身の側頸に昇気で陰の陽にて結び、軸足交代で魂の比礼振りを受けの同名側の側頸に発して呼吸法
  • 片手取りに抜刀で中段に掲げ切り返しの手捌きから手刀振りかぶりで対側の手を受けの手首に添え、回内して受けを取りの背面に導き、振り下ろすと四方投げ表。
  • 片手取りに陰の陽・小手返しの手に巡って(納刀の所作)外転換で取らせ、上段へ二教の手で巡り、対側の手で上から受けの手首を取り返し、回内で手刀を作って振りかぶり受けを取りの背面に導き、振り下ろすと四方投げ。
  • 片手取りに抜刀で中段に掲げ母指を立てて合谷に受けの手首屈側を嵌めて外転換(対側の振り込み突きで真中を取り)と同時に回内で陽の陰に巡らせ、非軸足を一歩退くと体を開き受けの指先を掌側から束ねて包み受けの側頸に返して外入り身で三教変法。
  • 片手取りを抜刀横切りで限界まで回外して取らせ、母指先は外側下方を指し、回内しながら受けの手首屈側を掌に包み切り返しの手捌きで受けの真中に魂気を陽で緊張伸展すると四教。下丹田に切り下ろして巡り、後ろ転換・体の変更で膝の内側に降気で受けは地に伏せる。そこで初めて座れば四教固め。

 *巡って転換・体の変更(三面の開き)をすれば勝速日。腰を折って受けの手を地に向けて押さえようとする動作は武産合気の手捌き・体捌きを現すものではない。

2025年

12月

24日

水曜稽古の記録 正面打ち入り身投げの手捌き足捌きと合気剣・杖操法

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回内掌屈、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作
  • 自然本体:剣の縁を右手に持ち剣先が地から離れて峰が前方を向くように軽く橈屈して腋を閉じて自然に垂らし、左右片寄りのない足で正対する。左手は魂氣の珠を包む思いで蓋をした母指先が前面を向くように体側で垂らす。
  • 正眼の構え:左足を吾勝、右足を剣線上で軽く半歩出して頸部の延長上に剣先を定めて右手を緊張伸展させ正勝。左手は柄頭を包んで腋を閉じ、肘まで体幹につけると剣を下丹田の直前に構えることとなる。
  • 剣の振りかぶり:呼気相で柄頭を上丹田、縁の手を頂丹田に差し上げ、右足は弛緩屈曲して足先はわずかに左足の体軸寄りに引き寄せる。
  • 剣の素振り:腹式吸気相で剣先、手、右の膝と足先を同時に伸展して正眼の構えに。体軸は左の吾勝のまま不動である。呼気相で振りかぶって反復へ  。
  • 剣の面打ち込み:素振りの吸気相で鳥船の陽の姿勢(右半身ならイェイと吸気で両手を前方に振り込んだ体勢)に移り、左足を右踵の後ろに継ぐ。両足は揃えて頂丹田から両踵まで直立する御柱、勝速日である。即座に呼気で正眼の構えに移る。振りかぶり、打ち込みの反復。
  • 剣素振り後ろ転換:正勝の右足先を内転して軸足に転換し、踏み詰めると同時に左足を外転して目付を反転する体捌きとともに右軸足側に引き寄せ、振りかぶると左半身剣素振りへ。左足の内転で軸足へ転換して反復へ。徒手で入り身転換反復では軸足側の手を陰の陽で下丹田に、対側は非軸足先の方向に陽の陽で差し出す。非軸足先を内転して軸足交代と同時に同側の手を陰の陽で下丹田に結び、対側の手は下丹田から陽の陽で発して目付の反転(体捌き)で半身の転換。反復。両足の位置は固定されたままで吉祥丸道主の上半身転換である。
  • 面打ちに切り返し逆半身面打ち:受けの面打ち込みに取りが体を開いて面打ちに受けが剣先を取りの外に払い、さらに面打ち込み。取りは払われた剣先に非軸足先を同期して外転し、踵を剣線の内側に外して正勝を保ち、縁の手を上丹田に、柄頭をその前に掲げて一気に踏み詰めて軸足交代とともに対側の足を一歩踏み込んで柄頭の手は正勝で前方に発する。逆半身の陽の魄気として入り身一足へ。上丹田の手は柄頭の手と同期して剣先に一致して正勝として体軸から解脱して前方に発せられる。逆半身面打ち。
  • 杖直突き直払いに左半身上段返し右半身左面打ち
  • 正面打ち入り身投げ表が逆半身で残心となる術理=徒手の抜刀から振りかぶりの手捌きに剣の切り返し逆半身面打ちの足捌き
  • 正面打ち入り身投げ表が相半身で残心となる術理=受けの正面打ちに抜刀の寸前で上丹田に納刀の手捌きで受けの魂気に気結びして体軸とする。対側の手を正勝に転換して返し突きで逆半身外入り身とし、その手で受けの側頸を包んで転換すると上丹田の手は陽の陽で正勝に転じる。受けは前方に進み取りの体の変更で受けはさらに取りの内方に転じる。取りが後ろ転換で非軸足先が受けの後ろ三角を指す。
  • 取りが体の変更や体の開きから後方に軸足を移し(魄気の陰)、受けに対して剣線を外しながらも体が受けの真中を撃つ捌きとしたとき、即座にその方向へ一歩入り身することが必要とされる。魄気の陽にして半歩進めて互いの魄気を結び、同時に魂気を受けの真中に振り込み突きでその体軸を反屈に「崩し」て技の「作り」をなす、勝速日。さらに正勝で半歩前(受けの後ろ三角)に進めて同側の手を振り下ろす「掛け」で魂氣は受けの魄気に結び、継ぎ足の入り身一足・勝速日で投げが生まれる。
  • 突き・正面打ちに体捌き連続

2025年

12月

21日

天神町道場稽古の記録 両手取りを杖操法の術理で・四段審査

 *手の内の杖に右手が陽なら左手は陰で杖操法、左手で引いて右手で杖先まで扱いた手捌きに相当。

 *杖巡りから吾勝の魂気・手は体軸(自転公転の大中心『合気神髄』p69)上を狭義の陰陽で上、下丹田を昇降する。陰は二教の手、陽は小手返しの手。下丹田に陰の陽で降りると魄気の陽から継ぎ足で勝速日、直突き。

 *上段返しの正勝は杖中の陽の陽の手と、同期する非軸足の伸展から成る。切り返しの剣における縁の手と同側の非軸足と同じである。つまり、陽の陽で魂気を発して得物を支える手である。吾勝の手は魂気(杖尻、柄頭)を上丹田にて包み体軸を成す。

 *外転した非軸足を踏みつめて軸足になる瞬間、魂氣は得物を包み込んで上丹田に結んで吾勝に転じる(体軸交代)と回内から半身を転じて対側の非軸足に同期して杖中、縁の手で被せて包み広義の陽で受けの真中に面打ちで発する。

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:降気、手根の掌屈・回内で母指先を前方に向けると吸気で外転しながら両手掌を開いて頭上に掲げ、呼気で下丹田に掌屈して魂氣を包んで結ぶ、昇気、一気に昇気と降気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 松竹梅の剣を単独動作で/組み太刀で
  • 13の杖単独動作
  • 杖取り、杖投げ自由技
  • 太刀取り自由技
  • 杖の上段返しから両手取り呼吸法/隅落とし/天地投げ/相半身外入り身転換呼吸投げ/入り身投げ変法
  • 両手取り外転換吾勝の二教の手から手刀振りかぶりを頂丹田で回内して受けを取りの背面で巡らせて同名側の手をふち側の手に相当させて四方投げ

2025年

12月

17日

水曜稽古の記録 交差取り相半身外入り身転換の吾勝の確立

 

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回内掌屈、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作、正勝吾勝の体勢:正勝の手足は、対側の手足、魂気と魄気、の結び・吾勝によって自ずと生まれる。つまり体軸の確立に伴って対側の手足は魄気から解脱して自在に動作できる。これを正勝に喩える。この正勝吾勝の足腰を魄気の陰とする。一方、鳥船の吸気で魂気を振り出した足腰は体軸を失い、両足で地を踏みつめて魄気を受け、体幹軸を支えている。この足腰を魄気の陽と呼ぶことにする。
  • 相対基本動作:片手取りに入り身転換・体の変更
  • 片手取りに体の変更(三面に開いて)・後ろ転換:三面の外に向いた足先を180度内転して後ろ転換の軸足とする際、鼠径上の魂気は手根の尺屈・上肢の内旋によって陰の陽の魂気(小手返しの手)として下丹田に結び吾勝を成す。
  • 交差取り相半身外入り身転換(=前方半回転)から一歩退く体の変更と同時に同側の手を昇気で側頸に結び後ろ転換で呼吸法。前方半回転で体軸を確立する手捌きが肝要。

 *相半身外入り身で、与えた手をいきなり腰仙部に置けば次の転換で魄気と結ぶことができず、体軸不在のままでは体捌きが叶わない。

 *陽の魄気は体軸を伴わないから魂気が結ぶべき魄気は腰仙部に存在しない。踏み詰めた足の大腿外側に魂気・手を置いて足先の内転から転換して吾勝になれば魂気は下丹田の背側に巡り、軸足の魄気と結ぶ、つまり吾勝・体軸(開祖のいわゆる公転軸)の確立となる。同時に対側の手足は正勝となり、非軸足は伸展して魄気・地からの結びは限りなく希薄で自在に置き換えることができる。同側の手は足に同期して掌を開き、天からの魂気を受ける。

  • 両手取りを杖の上段返し、突きで呼吸投げ/逆半身打ちで隅落とし、杖巡りの手を軸として相半身外入り身転換で呼吸投げ
  • 両手取りを杖の上段返し正勝の手を下丹田に結ぶ、体の変更から天地を入れ替え呼吸投げ変法/外転換と上半身転換から天地を入れ替え昇気呼吸法
  • 横面打ちに二教で把持して内旋、外入り身転換から対側で三教に取る。
  • 正面打ちに母指の抜刀近似で上段に与えて横切りから両手で気の巡りに三角法で逆半身魄気の陽から陰で一教表
  • 正面打ちに母指の抜刀近似で上丹田に巡って(抜刀に至らずで回内して二教の手)体軸として対側の手で逆半身返し突き近似の入り身転換によって陽の陽で差し出し、受けの手刀尺側に接して・体の変更で取り返し一教裏
  • 正面打ちに母指の抜刀で横切りせずに回内で体軸として逆半身入り身投げ表/横切りせずに回外のまま逆半身入り身転換・体の変更で天に掲げて入り身投げ裏
  • 正面打ちに振り込み突き・振り戻し、対側の手で逆半身入り身転換入り身投げ表/入り身転換・体の変更で天に差し上げ入り身投げ裏
  • 半身半立ち片手取り四方投げ:魂氣の包んだ手を与えて切り返しの陽の陽の手で真中に寄せ、対側の手で柄の縁として受けの手を取り、与えた手は二教の手に巡らせて手刀振りかぶり呼吸法で頂丹田に掲げると受けは取りの背部に導かれ振り下ろすと四方投げで正面に落ちる。
  • 坐技両手取二教から四教

 

2025年

12月

14日

第14回兵庫合気会・神氣館交流稽古会

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左:正勝吾勝と魄気の陽。始めの左は呼気でイェイと吾勝の魂気が魄気と結んでその掌が下丹田から解脱し、後ろに比礼振りとなり(ここが肝心)、吸気でホーと前方に振り込む動作。
  • 坐技単独呼吸法:①吸気で天に向けて掌を開き伸展して魂気を受けて呼気で掌に魂気を包んで肘をたたんで母指先を側頸に着けて陰の陰(二教の手)で中丹田から下丹田へ降気② −−− 肘をたたんで掌屈・回内して母指先を前方に向け吸気で掌を開きながら頭上に円を描いて合わせ、呼気で下丹田に陰の陽(小手返しの手)で回外しながら巡って結ぶ③吸気で膝上に掌を上にして開き魂気を受けると呼気で下丹田に陰の陽で結び、腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で中丹田から側頸に上昇させて側頸に母指先を結ぶ、昇気④一気に昇気と降氣⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作杖操法①両手に魂気の球を包んで母指の伸展で蓋をすると正立し、母指の伸側を前に向けて側に垂らす②両腋を左右に開いて杖の両端を手の内に納める③右手を回外、左手を回内/手の内/左手を回外、右手を回内、反復④回外は陽の陽で母指先方向に目付を向けると回内した手で杖端を包んで同側の足腰を吾勝とする。対側は正勝で杖先、吾勝は杖尻となる。正勝の手足を伸展すると吾勝は軸足側であるからその手は鳥船同様に下丹田の後ろへ垂れつつ回内して杖尻を包んでいる。魄気の陽から継ぎ足で勝速日とともに杖尻の手を回外して下丹田に結び陰の陽(小手返しの手)、杖先の手は回内して陰の陰(二教の手)で杖に被せると杖中に位置して直突きの成立。
  • 片手取り抜刀・横切りの呼吸法:正勝吾勝で下丹田に鳥船のはじめの左半身近似で魂気・手を与え、掌屈のまま回外して母指(剣に見立てる)の先を内(下丹田方向)に向けた状態で取らせると、間髪を容れずさらに回外して陽の陽で掌を開き、魂氣を放つ思いで母指先の反りの方向に緊張伸展すると上肢は円を描いてその中心に同側の正勝・非軸足を進める。手が体側に巡って足は魄気の陽から勝速日で五体の御柱が円の中心に生まれ、呼吸法の残心。
  • 片手取り入り身転換:正勝吾勝で下丹田に鳥船のはじめの左半身近似で魂気・手を与え、掌屈のまま回外して母指(剣に見立てる)の先を下丹田に向けた状態で取らせると、間髪を容れず尺屈して小指の先が下丹田を指すと前腕が剣線の内に外れ、同側の非軸足はさらに半歩受けの外側に伸展し、同時に内転して魄気の陽とする。これで魂氣は下丹田に自ずと結び、吾勝が左右交代する兆しが生まれ、目付は後方に反転し、同時に対側の足は外転して非軸足となり、伸展して足先が体軸側に軽く引き戻されて正勝吾勝が再び確立する。正勝の手は足先に同期して陽の陽で差し出される。
  • 片手取り入り身転換から正勝が一歩後ろに退き、再度体軸の交代がなされて始めの半身に戻れば体の変更である。そこでは前の足先は外転のままで同側の手も外に向けた陽の陽に、後ろの手は丹田や腰仙部に巡らず腋の前に陽の陽で差し出されると体の変更。小林裕和師範の三面に開く体勢。前の足底を踵で180度内転し、同側の手は尺屈・内旋して下丹田に結ぶ後ろ転換で片手取り後ろ一回転の完成となる。
  • 片手取り入り身転換から体の変更で即座に魂気を受けの真中に発して前三角へ魄気の陽から勝速日で昇気呼吸法表
  • 片手取りを外転換で杖尻の杖巡り(上段返し)近似で上丹田に回内して二教の手で結び(吾勝)、対側は杖中の手に相当して(正勝)掌を受けの真中に当てると、吾勝の手は回外して下丹田に小手返しの手で降氣の結び。上段返し突き近似で呼吸投げ/正勝を踏み詰めて軸とし、上丹田の手を降氣で下丹田に巡るとき同側の足は非軸足(正勝)となって半歩入り身一足にて上段返し逆半身打ちで隅落としが生まれる。
  • 剣切り返し左半身面打ち近似で右相半身交差取りを回外して取らせ、右足を体軸に踏みつめて内転換で正勝に戻すと大きく回内し、一回転の外巡りで受けの体を反転させ、対側の手を受けの同名側の肩に被せ、陽の陰で受けの面前まで掲げた手を回外して矢筈で受けの手首を包み、天に。肩の手は地に。非軸足を一歩退き吾勝として天の手は取りの上丹田に、地の手は正勝で、杖の上段返しの体勢に近似。入り身落とし。
  • 片手取りを回外して切り返しの陽の陽で上丹田の高さで取らせ、対側の振り込み突きで外転換にて矢筈で手首を取り返し、陰の陽に巡らせて体を開くと同時に対側の手で鼠径上にて受けの手背を包み、その時、同時に受けの手首を取る手を手背から受けの真中に当ててそのまま受けの手首に巡らせて同側の非軸足を膝で畳み地に着けて魂氣と共に体軸とする。受けの手首は二教で取りの下丹田の前で地に着き、その肘頭は取りの異名側の膝で固定され、受けの手背は取りの同名側の掌に包まれてその間で二教固めが成立。
  •  片手取り/交差取りに抜刀から、横切り・陽に発せず、肘の弛緩屈曲から回内して母指先を頂丹田に向けて掌を開いて魂気を発する、手刀振りかぶり呼吸法

山田師範ご指導

  • 短刀取り:直突きに内転換から側頸と肩を制し二教固めの変法/横面突きに四方投げ変法
  • 後ろ襟取りに逆半身後ろ半回転一教裏他
  • 両襟取り/襟締めの両手二教固め:当て身の手捌き、位置、連打
  • 坐技両手取り呼吸法

 このように文章化は容易でない体術を、他にも展開して御指導いただいた。

2025年

12月

10日

水曜稽古の記録 返し払いから回転払いへ切り替える手捌き

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回外、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:18の杖18
  • 正勝吾勝の体勢:正勝の手足は吾勝の魂気と魄気の結びによって自ずと生まれる。この足腰を魄気の陰とする。
  • 片手取り想定の入り身転換は正勝吾勝の体勢、
  • 後ろ転換反復
  • 片手取り・入り身転換・体の変更で正面当てとともに外転換・払わせて相半身外入り身転換・一歩引いて体の変更で回転投げ

  *正勝の手足は吾勝の確立と同期する。つまり、剣切り返しの縁(ふち)側と、杖上段返しの杖中の手は掌を開く陽で差し出されるのが理合。同側の足先と膝が緊張伸展し、踵が地から離れることと同期する。

 *正勝の手が柄と杖中それぞれを包むとき、魄気は陰から陽となって(鳥船の動作)その手は上丹田に結び一瞬の体軸形成となる。すなわち即後方の足が魄気を解脱して地から離れ、正勝となって一歩進め、異名側の手が陽で前方に発せられる。逆半身で面打ち。残心で正勝の手足が左右一致しない体勢。

  • 剣対杖で直払い、返し払い、回転払いの手捌き:返し払いでは杖中を陽の陽(小手返しの手)で受けて持ち、先まで扱いて杖の両端を掌の内に納める。一歩退いて体軸とする杖尻を小手返しの手、対側は杖中を徒手の抜刀で包む。反復。
  • 回転払いでは杖中を徒手の納刀(陰)で包むと同時に杖尻の掌は陽で開いて杖中に滑らせ、そこで握ると同時に対側は開いて杖中を押し払い、杖先を後ろに反転させ、前に位置した杖尻を陽で受けて持ち、対側は杖中を巡りで持つと一歩退いて返し払い近似で打ち、杖尻の掌は陽で開いて杖中に滑らしそこで握る、反復。右手が陽なら左手は陰。

 *返し払いから回転払いに移行する際の手捌きは杖中の手にあり。

  • 坐技上段に与えて母指の抜刀横切り、正勝。
  • 坐技受けの振りかぶりに受けの真中に抜刀。手刀を追いかけることなく真中を切り上げる。接点は前腕、上腕に限らず、母指の抜刀がかなわず後手を意識すれば回内して二教の手に、吾勝へ。臨機応変。

2025年

12月

09日

開祖植芝盛平の正勝吾勝の動作

 吾勝を意識的に確立することは、正勝の膝から遠位を反射的に緊張伸展して足先の地に対する接触が限りなく希薄となる実感の生まれることと等価である。〝正勝吾勝〟は体軸を成す軸足と正反対の非軸足が両立する瞬間を現す植芝盛平開祖の比喩的用語である。     
 変化に富む統一こそ働きを持つ(富木謙治著『武道論』より、統一を欠く変化は弱く、変化に乏しい統一は働きを持たない)。
 吾勝の足は地を踏み詰める魄気、手は体軸上を昇り降りする、陰の魂氣による。

2025年

12月

07日

日曜稽古の記録 〝手、足、腰〟目付け〝の心よりの一致〟

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回外、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:中段受け流し・相半身/逆半身入り身一足、外転換で下段受け流し、上段受け流し・逆半身入り身・一教運動裏、一教運動表三角法/手刀振りかぶり呼吸法、片手取り想定入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換、交差取り想定足先の内転で軸とする相半身外入り身転換・体の変更・後ろ転換
  • 相対基本動作:片手取り入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換
  • 片手取り入り身転換・体の変更の正勝吾勝から陽の魄気で受けの前三角から入り身一足=呼吸法表
  • 杖・上段返し交差打ち:非軸足側の手・正勝の魂氣は陽の陽。魄気の陽に移るとともに上丹田が杖中の手に近づき同側の足先はわずかに外転し、踏み詰めて軸足となる瞬間杖中の手は陰の陽でこれを握って体軸を成す。杖尻の手は陰の陰でそれを包んだ状態から同側の足とともに体軸から解かれ、一歩進めて踏み詰め勝速日となり、魂氣は下丹田に巡ると陰の陽で結ぶ。対側の手は杖尻の手と交代して体軸から解脱して杖中を制して把持し、回内して陽の陰で上丹田から発せられ、対側の足先に同期する。この間は一瞬である。

 以上の説明演武を四段昇段の審査の一部とした。

  • 剣・上段受け流し左半身面打ち:杖に準じる。
  • 片手取り切り返し呼吸法:外転換で上丹田に陰の陰・二教の手で結ぶ(杖尻に相当)。対側の手は陽の陽で受けの真中を突き、一歩退いて体軸を成し、上丹田の手は陽の陰で体側に巡る。(真中を突いて軸足とし、対側を一歩進めて上丹田の手を陰の陽で地に下ろし、対側の手を陽の陰で掲げて受けの真中に発すると天地投げ。杖の上段返し交差打ちの捌きと同じ)
  • 片手取り抜刀から手刀振りかぶり呼吸法:肝は陽の抜刀から陰で回内して母指先の反りが頂丹田を指して体軸を成す、または体軸交代で陽。

2025年

12月

03日

水曜稽古の記録 片手取り入り身転換の正勝を成す魂氣が杖中の手に相当

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回外、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 坐技片手取り/両手取り呼吸法三法:①母指の納刀で取らせて、尺屈下丹田に巡る。②回外伸展すると抜刀、掌を開いて(広義の)陽の(狭義の)陽で母指先方向へ横切りし、反りに合わせて円を描いて腋を閉じると体側への納刀。③陽の陽から手根を背屈、肘を弛緩屈曲して回内に転じ母指先が頂丹田を指すと手刀の振りかぶり。
  • 両手取りに両方を抜刀から入り身転換/逆半身体の変更・後ろ転換で呼吸法表/裏
  • 杖の上段返し逆半身打ち:直突きの勝速日・入り身一足から杖尻を包んだまま上丹田に巡る、小手返しの手から二教の手で吾勝の確立。杖中の手は陽の陽の正勝となるから同側の非軸足に合わせて掌を開き、杖中で受けて支える。非軸足先を軽く外転して踏み詰めると同時に杖中に上丹田が近づき、杖中の手は回内するとともに押さえて包み体軸とし、後ろの足は非軸足に交代して一歩前に踏み詰め、手は上丹田から解脱して下丹田に降りて結ぶ。杖中の手は一瞬上丹田に結んで体軸を成すが、杖尻が降氣で体軸に与るから杖中は前方に正勝で発する。両手が交差するから魂氣と魄気の結びが右、左で逆転する。杖尻側の足先が非軸足で一歩進み、杖中側の足は軸足となる。開祖の〝臨機応変〟〝千変万化〟必然の理由。
  • 剣を右半身から切り返し左半身打ち

 *片手取り入り身転換の正勝を成す魂氣・陽の陽が杖中の手に相当する。したがって杖中の手は掌を開き陽の陽で杖を受ける手捌きが必然。剣の切り返しも同じ。

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