2017年
6月
28日
水
*表は振込突き、裏は返し突き。いずれも右手をば陽(の陰)に現し、左手は陰(の陽)に返して……である。突きの対側も陽で差し出すことは天地の巡りの動作に合わない。
*突きに下段受け流しでは対側の手を腰仙部への結び(陰)に徹して、受けの同名側の手の母指先から陽の陰で真中を直突き近似。裏は逆半身外入り身投げ表(相半身外入り身で受けの真中を直突き近似。
*直突き近似とは実際に真中を突くのではなくて受けの異名側の頸部に擦り込んでから取りの下丹田に巡る残心で受けの底を抜く。
2017年
6月
21日
水
*平成29年度奈良県合気道連盟講習会(6月18日)にて木村師範のご指導による片手取り体の変更から昇氣呼吸法(上記③)
*上段に与えて手刀で受けさせた一教表(動画①)と下段に与えた交差取りの一教表
*上段に正面打ちを後手で受ける一教裏と下段に与えた交差取りの一教裏 これらの違いを知る。
*交差取りは下段に与えて降氣の形で取りの側頸の高さに巡らせる。つまり中段で結びを為す。初動は剣線を全て受けの外へ外し、外転換・陰の魄氣で、畳んだ陰の魂氣の同側の足は非軸足。表は陽で受けの内に進めて(剣線を渡って)更に井桁で逆半身内入り身、裏は非軸足を踏んで軸足交代により、同側の畳んだ上肢とともに体軸を作って対側の手足が返し突きで逆半身外入り身。
*軸足側の魂氣を陽で発して円を描こうとしても、空の氣を解脱せずに真空の氣には結ぶことができない。そもそも受けの手を手首に載せて陽の陰で尺側小指側から魂氣は発せられない。
2017年
6月
14日
水
*裏は後手で魂氣を上段に与えられず、陰で鎬を作って同側の足で剣線を外し軸足を作る(動画①②)。
*天は母指先が内側、他指が地を向き、地では下丹田で他側の手が陰の陽(小手返しの手)で結んでいる。天では受けの手の上に取りの手が位置するものの、そのままでは受けの手首を取り返せない。非軸足を後ろに小さく置き換えて軸足交代とともに体軸の後方への交代に合わせて取り返すことができる。対側の手は矢筈に開いて降氣の形に畳んで行くと側頸の高さで受けの手首が取りの掌に包まれる。そこで天地の手が交差して更にそれぞれ天地を入れ替えて両手を伸展して地の側の足を再び軸足とし、対側を非軸足として一歩踏み出す。同側の天の魂氣を前方に放つと十字投げ。
*取らせた手を側頸の高さから後ろへ振って地に伸展するのではなく真直ぐ下に肘を伸ばす。その分、同側の膝は大きく後ろへ開く。目付けで体軸を支えること。受けの手首を目で確かめる必要なし。取りの手が同側の膝に結べばその間で受けの手は二教と成る。
2017年
6月
11日
日
2017年
6月
07日
水
*受けの同名側の手を上から取って軸足を作り、そこに体軸を載せて、二教に取った手を伸ばして陽の陽へ回そうとしても、体軸は破綻する。難場歩きが忘れられている。軸足側の手は陰の陽で下丹田に結んだまま後ろ回転の軸足交代で非軸足となったときに丹田の回転に伴って陽の陽で二教に固める。
*技をかけるのではなく基本動作をやり遂げる、合氣を思い動作する、軸足交代と体軸の移動に魂氣の巡りが残心という正立をもたらす。つまり、技が生まれる 。
2017年
6月
04日
日
*鳥船で、軸足は膝を発条として体軸を魄氣で地に結ぶ(画像①)。
*一教裏で、鎬を作って同側の足で剣線を外して軸を作ったなら、上丹田に結んだ陰の魂氣は、対側の手で返し突きから外入り身転換することで相対的に陰の陽となる(大仏の手)。このときの陽の魂氣は、対側の返し突きに現すべきである。魂氣の広義の陰陽は、軸足の確立に預かる鎬の手と、同時に踏み出して発する非軸足に伴う返し突きの手の厳密な分かれを機能させるものである。