2012年
7月
29日
日
*「合氣道の理解方法」に掲載中。
*初心者に於ける相対動作上のピットフォール:
胸取りの受けの腕に逆半身で異名側の腕を上から降ろしても受けの腕はまず曲がらない、取りの腕の重さや気持ちを込めた力を意識しても背中が曲がって腰が引けていくだけで、何のための稽古か結局わからない。
例)胸取り横面打ち入り身運動/入り身転換
【対策】突きと胸取りは取りの横面打ち入り身運動・転換において共通の動作。接触までに区別して対応することに無理がある。単独動作横面打ち入り身運動に送り足・丹田への陰の陽での結び。残心と共に氣結びの成立。
2012年
7月
22日
日
*片手取り外巡りで互いに開いた腋は舟漕ぎ運動近似の陽の陰で更に開く(サーイェイ)が入り身運動と共に丹田に陰の陽で巡り手首を取り返している。受けの手背を膝の上で対側の手の陰の陽にて包み二教。
*比較:片手取り外巡りで互いに開いた腋を閉じる(降氣の形近似)回内・陽の陽で逆半身外入り身……対照的な片手取り外巡りから横面打ちの入り身
2012年
7月
18日
水
*陰の陽で上段へ進める。受けは面前で手刀をつくり守る。接点で吸気と共に陽の陽で結ぶ。母指の反りに合わせて地に巡る。
*手刀は陰でも陽でもなく、巡りにも結びにも繋がり得ない。
*受けは手刀で受けて陽の陰で入り身転換・陰の陽で丹田に結び昇氣・踏み替えて陽の陽で取りに交代。
*広義の陰で呼気に巡り転換で陰の陽で丹田に結ぶ=脱力。転換で軸を正し、手首より先だけは屈曲して丹田に結ぶ。受けは取りの中心に引きつけられる。陰の魄氣で軸足と腰を保ち受けが吸い寄せられるイメージ。
*突いた魂氣は大きく後ろに陰で巡り腰に結ぶと同時に転換。同側の足先は前方にあり、軸足とはなっていない。魄氣も魂氣同様に置き換えると入り身(漆膠の身)であり得ない。前方の足先は次に踏み替えるから入り身のまま魂氣は後ろから突き(稽古では振込突きか返し突き近似の陽の陰で側頸へ。そこは取りの対側の手が陰の陽で結んでいる内側頸三角で、取りは自身の左右の魂氣を結ぶ。)
2012年
7月
15日
日
*降氣の形は始め腋を閉じる。それから開いて陰の陰で額に結ぶ。外巡りも昇氣も始め腋を開く。前者は後で腋を閉め陽の陽、後者は終始開いたまま陽の陽。違いを知ること。
*魂氣の一方は額に陰の陰、他方は丹田に陰の陽、受けの両手は取りの軸上天地に結ぶ。
*置き換えは踵の後ろに
*踏み替えたら前の足先に同側の魂氣を陽の陽で合わせる。
*腋を開けると回外が外巡り近似となり母指は地に向き、さらに取りの丹田に巡ってしまう。降氣の形から回外とは腋を閉じたまま母指が受けに向かう。その後で腋を開くから陽の陰で受けの真中に魂氣が進む(正面当て)。結果内巡り。
*今回が初稽古の会員さんにとっては、内容のおもしろさがはっきりしなかったと思う。単独動作の意味付けがまだはっきりしない。つまり、動作に意味(言葉)が合致しない。思いがまだ鮮明ではない。相対動作からの繋がりが明確ではないことからである。その上、相対基本動作の今回の主題は魄氣の極致であり、ふた呼吸の動作であるから容易いものではない。しかし、これを曖昧にする稽古は決して魂魄の結びを体得しきれない。
核心に触れる達成感は確実に自己のものとなる。積み重ねが導いてくれる。そんな稽古はもうすぐ。
2012年
7月
11日
水
*陰の陽で丹田にある魂氣を下段に舟漕ぎ運動でホーと与える(吸気)。取らなければ入り身運動の陰の陽で呼気にて丹田に巡る(引き続き呼気のまま昇氣や外巡り・吸気で陽の陽など呼吸法として元来滞ることは無い)。取られると陰の陽で巡ろうとするも途中で受けが支えることになり結べない。入り身運動で丹田が迎えに行く。逆半身外入り身/転換である。受けが取らないとき、息を止めて腕を差し出したまま固まることに意味は無い。受けが取ったときも、しばし息を止めて腕を取らせたまま固まることに意味は無い。受けにしても取りの手首を把持したまま、後ろに結んだ魂氣をいつまでも留めておくことに意味は無い。
2012年
7月
08日
日
1.「合気道における事故の現状、防止及び対処について」青木正典先生(行岡病院脳神経外科医長、合気道弐段)による講演
2. 嶋本勝行師範(合気道豊中正泉寺道場、合気道八段、大阪府合気道連盟理事長)による指導稽古
3. 演武大会一部:各道場演武 17団体・道場が出場
二部:各道場の若手指導員演武 12団体・道場
昨年7月の第一回に引き続き神氣館からは5名が参加した。他団体の道友と稽古を重ねる合氣の交流によって、古くて新しい合氣道、合氣道は生きものであるということを実感した。
嶋本師範のご指導により、座り方立ち方、背の保ち方、目付けを通じて姿勢というものの本質について印象深く稽古させていただき、それは天地に結ぶ取りと受けの所作を感じ取ることに繋がるものであった。
道場演武では、坐技で氣結びを正面打ちと片手取りにて演武し、立技で呼吸法を片手取りにて表現した。予定していた、呼吸投げ/呼吸法から二教、は時間切れであったが、我々は共に合氣道を余すところ無く演武しきったと感じとることができた。ビデオはまだ見ていないので自身の形がどのように現れているかはわからない。単に順番や形が間違いなく円滑に動作できたということではない。合氣とその基本動作を心身の真中から出し切ったということである。
閉会のご挨拶を頂いた阿部師範のお言葉は、講習会の内容を参加者皆にわかりやすく解かれ、締め括りに相応しい大変印象深いものであった。
連盟と、加盟団体の大勢のかたの、努力と熱意に心から敬意を表するとともに感謝申し上げる次第である。
2012年
7月
04日
水
*内入り身転換は前方回転も可。四方投げの所以。その際、抜刀回転正面打ちのままが基本動作となる。
*演武会練習:坐技正面打ち氣結び・氣の巡りで正面当て・三教裏・四教裏、
片手取り呼吸法4本・二教固め、
立技片手取り呼吸法表裏、片手取り呼吸投げ/地に結んで二教
2012年
7月
01日
日
*ホーイェイとサーイェイの魂氣の吸気における違い
*軸足の後ろに前方の足先を置き換え次の軸足とする、と同時に対側を踏み替えて新たな軸足と足先を確立=入り身転換に続く回転の動作、陰の魄氣のまま。
*魂氣:降氣の形から腋を開いて回外・額に陰の陰(二教の手)で結び、対側の手で四方投げの持ち方と共に手背が結んで、始め受けにとらせた方の手を腰の後ろに陰で結ぶ。入り身転換すると受けの手を取った魂氣は陽で受けの項に結ぶ、対側の手はそのまま腰に陰。送り足で魂氣を丹田に巡ると、受けは取りの躯幹から足下に螺旋で落ちる
諸手取り外転換から踏み替え内入り身転換
*転換と入り身転換の違い、共通の目的二点
*演武会練習:坐技正面打ち氣結び・氣の巡りで正面当て・三教裏・四教裏
片手取り呼吸法4本・二教固め
立技片手取り呼吸法表裏
片手取り呼吸投げ/地に結んで二教