2021年

1月

23日

日曜稽古の前に 体幹軸と体軸

体幹軸:頭頂から会陰までを結ぶ一直線の軸

体軸:頭頂から足底までを結ぶ一直線の軸

 

 直立して魂氣を包んだ手の届く体幹軸の下端は下丹田。

 魂氣が下丹田に結ぶと体幹軸が作られる。

 一側の足腰が地の魄氣に結んで体軸が確立するとき魄氣が軸足を作っていると考える。体幹軸は魂氣の下丹田での結びによって確立し、魂氣と魄気が下丹田で結ぶと体幹軸は体軸に与る。

 陽の魄気で下丹田に結んでも体幹軸であって、体軸の確立ではない。鳥船のホーと魂氣を差し出すべきところが下丹田に結んでいる。

 前の足が内股で踏んだ所から更に内に45度地を捻ると初めて軸足となり、体軸に与る。つまり、体軸移動が成り、下丹田の魂氣は体軸に結んだことになる。

 魂氣と魄氣が結ぶと体軸が確立する。

2021年

1月

22日

日曜稽古の前に 禊と魄気の陰陽

 天の浮橋に立たされて、足腰を対称性に左右に開き地に静止して魄氣に結ぶ。また呼吸とともに拍手から両手を合わせて下丹田に結び、天地の氣に氣結びする。

 合気道での千変万化の体捌きはまず軸足を作ることからはじまる。対側の足先は軽く半歩出して非軸足とすることで、いつでもあらゆる方向に置き換えて軸足へと交代させることが出来る。体軸の確立したこの姿勢を陰の魄氣とよぶことにする。

 吸気に合わせて後ろの軸足を伸展させて非軸足先を前方に進め、その下腿を垂直にして地を踏むと両足が同時に地を踏んで一瞬静止する。直立した体幹軸を地に延長した線が両足の間で体軸となるため、軸足を欠いた状態である。この姿勢を魄氣の陽とする。

 掌に魂氣を包んだ両手を同時に差し出すが、母指先は地を指し、その他の指と手首は弛緩屈曲しており、呼気に移行しながら下丹田に向かう。それに伴い、一旦伸展した軸足は再び軽く屈曲して体幹軸を支える軸足となる。対側の足は伸展しながら軸足側に戻り、はじめの陰の魄氣となる。

 腋が閉じ両手は弛緩屈曲して体幹に密着し、魂氣は下丹田に結び軸足側の手は魄氣と結んで体軸に与る。この繰り返しが鳥船の動作である。

 

 呼吸とともに魂氣と魄氣の氣結びが軸足と非軸足の確立をもたらし、これらの伸展と屈曲が軸足を一時的に失い、体軸の前後移動を体感することとなる。

                           2021/1/22

2021年

1月

20日

水曜稽古の記録 後ろ回転と入り身転換からの体の変更を比較する

  • 天の浮橋に立たされて
  • 禊:天地の気に気結び/鳥船
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換(内巡り/外巡り)、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作・左半身となって下段に魂氣を与え、入り身・転換:自然本体(天の浮橋に立たされて)で立ち、両手に魂氣を包んで母指先の反りは前を指している。①今右足を軸として右手は体軸に与り腰仙部に置き、左足先を軸足に引き寄せてから軽く半歩出す。これによって千変万化、体の変化を生じる(陰の魄気)。左手は下丹田に置くが、常に魂氣を発する兆しがあり、無量無限の気を生み出す(『合気神髄』p70)、体軸に与らない陰の魂氣であり、魂の比礼振りが起こっていると表現する。②非軸足先を半歩さらに出して魂氣を同時に下段へ差し出す。③受けが片手取り(逆半身)で取ろうと触れた瞬間、左母指先を内に巡って同時に魄気の陽で左足を踏んで内股で置き換えると右足は伸展して体軸は前方に偏り、目付を内に転換する。左手は相対的に下丹田へ接する。④左足底は更に45度内に捻ると軸足は左足に交代する。与えた魂氣は取りの下丹田に結び、左手足は移動した体軸に与る。
  • 片手取り入り身転換から非軸足を一歩後ろに置き換えて体の変更(元の左半身の陰の魄気に戻る)
  • 片手取り後ろ半回転で体の変更(体を三面に開く):①②で受けが手首を取ろうとした時、左足をその場で内股にして(後ろ半回転の)軸足とする。左手は内に巡って下丹田に結び、右足は体軸から解かれて左膝窩に跳ね上げて軸足の左踵のすぐそばに着地して次の軸足交代とする。非軸足先を地に着けたまま擦らせて後ろに置き換えるよりも、跳ね上げた方が一瞬にして対側の軸足交代が完了していることを知るべきだ。入り身(魄氣の陽)のない分体の変更の時点で受けのやや前に位置する。
  • 片手取り後ろ一回転(小林裕和師範の体の変更)
  •   ②で下段に与えて片手取りに外巡りで上丹田に結びつつ45度に逆半身外入り身から相半身外入り身転換・体の変更で魂氣を側頸に結びその場入り身転換で(後ろ一回転完了)呼吸法
  •   ②で下段に与えて交差取りに外巡りで後ろ回転の軸足を受けの外に作って魂氣は腰仙部に結んで体軸に与り、一歩後ろに非軸足を跳ね上げると同時に魂氣は側頸に巡って軸足交代とともに移動した体軸に与って、その場入り身転換で後ろ一回転が完了すると陽の陽で発して呼吸法
  • 井桁に進んで入り身:両手取り天地投げ/正面打ち一教表/正面打ち入り身投げ表
  • 坐技中段へ手刀で取らせて片手/両手取り呼吸法:取らせたときには脇を閉めて前方に体幹を倒し(前屈ではない)、手刀は陰の魂氣で体軸に与っている。体幹軸を起こすことで手刀の母指先から天に魂氣を発していると思いながら接点より上に母指球が位置してから片膝を少し開く。両手は体軸に与るから手刀を肩・上腕で持ち上げることはできない。肩と上腕が一体となった体幹を起こすことで気結びがなる。

2021年

1月

17日

日曜稽古 陽の魄気で後ろ回転や体の変更の理はあるか

  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し)、一教運動表/裏、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 相対基本動作:坐技片手取り呼吸法/坐技交差取り呼吸法
  • 相対基本動作:坐技手刀で中段に取らせて両手取り呼吸法
  • 正面打ちに横面打ち入り身転換/直突き逆半身外入り身転換
  • 梅の剣近似で突きに外転換/内転換
  • 突きに外転換小手返し/内転換四方投げ
  • 坐技交差取り一教運動から入り身運動で側頸にて三教に持って陽の陰で突き出し、地に結んで膝の横に固め。

2021年

1月

14日

水曜稽古 魄気の陽から体の変更は可能か

  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換(内巡り/外巡り)、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作、片手取り入り身転換:入り身して(魄気の陽)軸足交代・転換・残心で入り身の完了(魄気の陰)
  • 三段階の魄氣と、三段階の魂氣

  自然本体から軸足を作って同側の魂氣・手は陰の陽で腰仙部に結び体軸を確立する。対側の魂氣は下丹田に置いて、その同側の足を軸足に寄せて足先を軽く半歩出す。

  下丹田から手を差し出し魂氣を下段に与えて非軸足は魂氣に合わせて半歩出す。

  受けが取りの手首を掴む瞬間母指先を内に巡って、同時に軸足を伸展して非軸足はさらに半歩入って(入り身)、足先は母指先に合わせて内股で地を踏みながら足底を45度内方向へ捻ると転換。軸足交代が完結して体軸が移動する。交代した非軸足は足先だけが地に触れて軸足に寄せられ、入り身で開いた歩幅を元に戻す。これで入り身が完了して残心に相当するから、入り身転換は入り身の間に転換が挿入されていることになる。

  → ②を単独基本動作として修練する。

  • 交差取り入り身転換
  • 片手取り入り身転換から体の変更:入り身転換後の魄気の陰から非軸足を跳ね上げて一歩後ろに置き換えて軸とする。
  • 片手取り後ろ半回転で体の変更:与えたところから入り身せずその場で内股にして軸足交代で転換・非軸足を跳ね上げて後ろを回って一歩置き換えると同時に軸とする。その瞬間交代した直後の非軸足の膝が更に屈曲して跳ね上がっても良い。それでこそ体捌きが次々に、千変万化していく。

*魄気の陽で伸展した後方の足を後ろに180度回すのは、足底から魄氣をまだ受けつつ体軸は前方の足に移動しきれず、軸足不在で体の変更を行おうとするわけだ。回り終えても軸足交代、つまり体軸の確立がなされていない。基本動作の停止に他ならない。

  • 正面打ちを自然本体で受けて相半身外入り身転換天秤投げ/相半身外後ろ半回転→一回転で呼吸法
  • 正面打ちを自然本体で受けて逆半身返し突きで内入り身転換・体の変更で四方投げ。入り身転換魂氣を上丹田と下丹田に結び(天地に結び)体の変更では地の方の手で四方投げの持ち方、その場入り身転換で振りかぶる。表にも裏にも進める。
  • 坐技交差取り陽の陽で気結びから陰の陽で畳んで受けの手首を側頸で把持して一教運動にて受けの前腕を縦にして四教表。

 

*軸足交代による体軸の確立が非軸足の後ろへの置き換えを可能とする。したがって非軸足は跳ね上げることができる。逆に跳ね上げられない非軸足は、体軸の移動(軸足交代)がなされていないことを示している。勝速日とは、一見不安定なようで、直立二足歩行の原理、ナンバ歩きの原理を言い換えた、基本動作後方/前方回転を象徴しているのであろう。

2021年

1月

10日

天神町道場初稽古 体の変更は呼び込み、後ろ回転は送り出し

  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し)、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作坐技・片手取り呼吸法3法
  • 坐技交差取り:広義の陰・狭義の陽で畳んだ手の母指先は側頸を指すが、吸気で手首から伸展しながら母指先の気流を意識して掌を開き、さらに手首を反屈して肘を開き、母指先の反りは地を指して脇を開くと受けの手首に氣結びする。地に巡ると受けの手も地に氣結びする。
  • 坐技交差取り二教:氣結びして地に巡る途中で(受けの異名側の手掌が地についたとき)結んだ手を陽の陰に巡らすと母指先は内に向かい、他の指は取りの下丹田に巡る
  • 坐技交差取り三教裏固め:示指と中指は受けの手首を薬指と小指で小指球を包み、母指球で受けの手背側から母指球を包む(三教裏)
  • 片手取り入り身転換/入り身転換から非軸足を一歩後ろに置き換えて軸足に交代すれば陰の魄気で体の変更/片手取りに入り身をせず非軸足を内股で踏み替えて軸足を作り、後ろの軸足を伸展せず畳んだまま対側の膝窩に跳ね上げ、その踵の側に降ろして直ぐ軸足に交代し、体軸とすれば後ろ半回転で体の変更
  • 片手取りに、内転換二教表/相半身振り込み突きで内入り身転換二教表
  • 横面打ちに異名側の手で鎬を作ってその場で軸とし、相半身振り込み突きで内入り身・内転換、払わせて外巡で同名側の受けの手を外に払い同時に軸として逆半身横面打ちで外入り身(転身)、転換して受けの項を包み体の変更で入り身投げ裏/さらにその場で入り身転換(後方回転)して魂氣を天に向け、受けを送り出しつつ受けの側頸を逃さず直下に降氣で入り身運動、入り身投げ裏。

 *体の変更は「呼び込み」、即一歩相半身で入り身して投げ。後ろ回転は「送り出し」、その場で入り身運動、側頸を逃さず降氣で陰の陰。

2021年

1月

06日

幸町道場初稽古 非軸足を三段階で半歩出す

  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換(内巡り/外巡り)・反復、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 相対基本動作・下段に魂氣を与えること:自然本体(天の浮橋に立たされて)で立ち、両手に魂氣を包んで母指先の反りは前を指している。今右足を軸として右手は体軸に与り腰仙部に置き、左足先を軸足に引き寄せてから軽く半歩出す。これによって千変万化、体の変化を生じる。左手は下丹田に置くが、常に魂氣を発する兆しがあり、無量無限の気を生み出す(『合気神髄』p70)。体軸に与らない陰の魂氣であり、魂の比礼振りが起こっていると表現する。非軸足先を半歩さらに出して魂氣を同時に下段へ差し出す。
  • 片手取り入り身転換:受けが片手取り(逆半身)で取ろうと触れた瞬間、取りはさらに深く半歩出して、魄気の陽で足先を内股で置き換えると対側の足は伸展して軸足は前方の足に交代する。与えた魂氣は取りの下丹田に結び、陰の魂氣で体軸に与る。
  • 入り身転換から前方の非軸足を一歩後ろに置き換えて軸足交代し、体は元の半身の陰の魄気に戻る、体の変更。
  • 片手取りを後ろ半回転でいきなり体の変更。迅速な体軸交代。一気に軸足交代を繰り返す。そのためには後ろ半回転のはじめの軸足交代と同時に対側の足を屈曲して軸足の後ろ、膝窩に跳ね上げて軸足の踵のすぐそばに着地して次の軸足交代とする。非軸足先を地に着けて擦らせて後ろに置き換えるよりも、跳ね上げた方が一瞬にして対側の軸足交代が完了することを知るべきだ。そのうえ、着地したとたんに次の軸足交代と体軸移動が瞬時になされる。
  • 片手取り外転換で与えた手を陽の陽で面前にかざし対側の手で直下の受けの伸展した手を上から払って入り身投げ表。
  • 片手取りに外入り身転換で、与えた手を畳んで陰の陽として受けの伸展した上肢を弛緩屈曲させ、その上腕の直上を取りが対側の手で抑えて軸足側としながらさらに入り身で(与えている)手を解いて受けの項を包み、対側の手はそれに重ねて非軸足先は軽く受けの両足の間に進めると入り身投げ表。
  • 片手取りに浅く内転換しつつ降氣の形から回外して魂気の氣結びの瞬間、内転換の軸足交代を入り身転換の軸とすることで受けの剣線を外し、同時に、与えた手は取りの上丹田に結び、対側の手は横面打ちで受けの異名側の肩を払って、なおも体の変更に到れば受けは頸に手を畳んで四方投げの形で落ちる。呼吸法と体捌き(内転換に止まらず入り身転換・体の変更へと進める)を合わせた、まさに合気の術技。

 *動作の術理を言葉と思いで表現すると難解なようでも形から入るよりは圧倒的に体現の可能性を得ることができる。

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