2014年
5月
28日
水
*軸足を作って(後ろ回転は足先を内股)対側をその前方に置き換え目付は後方へ・置き換えた足を次の軸足として・初めの軸足を270度内方に回転して踏み替え再度軸足とする・対側の足を前方へ踏み替える(足先だけ地に置く)。
*初めの踏み替えができても、それで再度軸足を作れなければ両足で踏ん張ってしまい、両足底を捻るだけで十分回転できない。それは魄氣の陽でも陰でもない、自然本体に近い足腰であるから魂氣の三要素を動作できない。基本動作たりえない。すなわち、切れのない技、見た目に美しさの感じられない技、残心で終われない技の本質である。
2014年
5月
24日
土
日本武道館も初めてならこの大会も初めて。規模の大きさはただ参加人数が多いだけでなく、演武者の錚々たる顔ぶれにも最高の緊張をおぼえました。
積極的な緊張は、逸る・高ぶるでありますが、今回は正直、消極的な緊張の、不安・気がかりで気持ちも体も硬くなるのがわかりました。本来なら自分の稽古の質と量に自信をもって跳ね返すべきでしょうが、この度はその能力や価値にまで安心できない気持ちにとらわれたようです。
後で聞いたところでは、太鼓の音に合わさず動作に入ったようで、練習の記憶や外からの刺激にも殆ど繋がらず、まるで意識を素通りして勝手に動いて終わったような感じでした。予定の技を滞りなくやり遂げたのか、定かではありませんでした。
ただ、前日単独動作で入り身投げでの一教運動表や、呼吸法の前方回転に限って稽古してもなかなか速さと安定が一致せず、満足できなかったのですが、本番ではそれぞれの残心だけは“良し”と自覚する瞬間が記憶に残っています。むしろ、技が滞れば我に返ったのかもしれません。
良い経験をさせていただき、大阪府合気道連盟の参加者(各道場からお集まりいただいた45名)の皆様に御礼申し上げます。
2014年
5月
21日
水
* 合氣体操と相対動作における三教
三教は小指球から包み母指球を塞ぐ(小手返しは母指球から包み小指球側の手背を塞ぐ)。
合氣体操は単独動作である。母指の根元と母指球を対側の小指球に密着させて、示指は手首の撓側に絡め、中指と薬指と小指は母指球の手背側を包む。
陰の陽で包み陽の陰へと、降氣の形から回外へと脇が閉じる。
相対動作では受けの小指球を母指以外の4本の指で包み、母指球を受けの母指球の手背側に密着し降氣の形から回外して母指先から受けの真中に氣を発する想いで脇を開き上肢を手首まで伸展する。
単独動作と相対動作での大きな違いを認識すべきであり、いずれの場合も(体操の場合も)三教として十分な捻れが動作されるべきである。
*稽古では痛みを感じる直前に合図をする。痛みの反復には健康上の効果が確認できないからだ。
*陽の陽で結ばないと陽の陰に巡れない。サー・イェイで丹田に結ぶ。
2014年
5月
18日
日
*両手取りは縦に並べる。
*呼吸投げは呼吸法から地に結んで投げに発展。呼吸法は呼吸と共に氣結びを為すこと。坐技単独呼吸法と坐技相対動作呼吸法が基本。それに単独基本動作で足腰の動きを加え相対動作の呼吸法とする。両手取り天地の結びは杖先を取らせた転換に一致する。
*あらゆる呼吸投げは呼吸法による結びなくしては成立し得ない。接触が途絶えると取りの一部だけでも受けの力の及ぶ所に入っていなければ全くの離間であり、結びはない。呼吸法や呼吸投げには至らない。
2014年
5月
14日
水
*入り身転換と後ろ回転では、与えて取らせた手を陰の陽のまま巡り丹田に結んだ状態で魄氣は陰。体の変更は入り身転換から前方の足を後ろに置き換えると同時に、取らせた手を丹田から陽の陽で発し魄氣は陽。
*額に結んで軸足を作るとき、単独動作前方回転に倣って目付を水平のまま軸足先方向に会わせることで上体は90度回転(捻れ)を始める。同時に回転軸の垂直性を維持できる。軸足先を見ると額の魂氣の結びは頭頂へとずれる。回転軸が直線でなくなるばかりか軸そのものの捻れが高さに応じて同期しなくなるので、取り自身がその動作において破綻する。
2014年
5月
11日
日
2014年
5月
06日
火
*入り身投げは胸を受けの背に着ける“漆膠の身”。入り身投げ表は逆半身外入り身から相半身外入り身で密着。裏は逆半身外入り身転換で相半身として密着し反復入身転換(踏み替え)で逆半身外入身として投げ。
2014年
5月
03日
土
*手掌を大腿前面に置きその手首を上から取らせ、膝上へ接したまま滑らせ、陽の陰から陰の陽へ巡り前方へ放つ。中段の陽の陰で取らせて前方へ陰の陽に巡って放つ。いずれも氣結びではない。
*入り身転換は魄氣の陰、体の変更は魄氣の陽
*転換・入り身で呼吸法の表。転換・入身転換で呼吸法の裏。いずれも背を異名側の受けの胸に当てる呼吸法。裏は反復入身転換で陽の陽。いずれも軸足を確立して陽の陽の魂氣に合わせて同側の足先を踏み替える。魂氣を先に陽で発すると同側の足先と腰(魄氣)は魂氣と(手)結ばない。軸足が失せて体軸は残心を作り得ない。氣力を伴わない単なる上肢の振りとなる。合氣が成り立たない。
*対側の頸部に巡ることで受けとの魂氣と魄氣の結びが持続する(二教の呼吸法)。魂氣が降氣で側頸から丹田へ巡らなければ、たとえば額から上肢を伸展して振り下ろすと、諸手で取っている受けとの結びが解ける(呼吸法が成り立たない)
*側頸から受けの真中に響かせる魂氣に合わせて同側の足先を受けの軸に進める相半身入身投げと、逆半身入身転換で同一半身によって体軸を結んだ場合、反復入身転換(置き換え踏み替え)にてその場で逆半身陽の魄氣・残心での入身投げもあり。