*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                        開祖植芝盛平の思いと言葉を動作する Deriving basic techniques from words and the thought that Morihei Ueshiba conveyed 不動の軸足 正勝吾勝 左右一つに 勝速日                  正勝吾勝で剣素振り  合気の剣は勝速日         「生成化育」のタイトルに「2. 『合気神髄』に隠れた言葉を探り、合気道を象徴する言葉からは動作を読み解く」2022/2/15                 「3. 合氣道の思いと言葉を動作に現せば」2022/4/30             稽古の記録 2022/1/22に「踏み詰める足は待ちの足」                   2022/1/29に「開祖植芝盛平の教えと宮本武蔵の兵法より」                   2022/2/11に「正勝吾勝と勝速日は動作である」 「おしらせ」に令和4年5月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2022/5/15

2021年

12月

31日

令和3年緊急事態宣言に分断された合氣道の稽古を振り返る

パンデミック2年目の令和3年は、延期された2020オリンピック開催期間を中心として、常軌を逸したインフォデミックの究極が一層活動自粛を強めるという、まさに未曾有の一年であった。全国民が失ったものは計り知れぬほど大きいし、将来にわたっても膨大な損失として尾を引くことであろう。

 

合氣道の稽古においても、例年の研鑚会や大学のクラブ活動などがことごとく制限、中止され続けた。それでも、感染蔓延に対する厳重な予防策を講じつつ規模を縮小して複数の稽古会が開催され、参加する機会が得られたのは実にありがたいことであった。

 

神氣館の稽古は事情で二ヶ所とも使用不可となり、市内のスポーツクラブの道場を週二回使用することで稽古量は維持されたが、自粛と所在地の変更が相俟ってほぼ半数の参加に限られたことは残念である。

但し、その中にあって開祖の言葉と動作を引き続き読み解き、剣素振りが開祖の所謂正勝吾勝によって現されることを確信し、さらに徒手で魂氣を与える動作がそこから生まれていることを導いた。つまり、片手取りや正面打ちにおける取りの初動を標準化し、正勝吾勝の不動の体軸を魄気の働きに喩えて陰の魄気とした。さらに、吸気に伴う軸足の伸展と共に体軸を失い、体幹軸の前方への揺れから呼気で陰の魄気に巡る動作として鳥船を把握した。

天の浮橋に立ち天地に気結びすることから始めるという合気は、また禊でもあり、禊は合気である、という開祖の教えから、それまでの稽古の進め方は天地の気に気結びする動作から鳥船へと展開していた。現在では、剣素振りで正勝吾勝、つまり魄気の陰を動作してから、魄気の陰陽である鳥船へと進めている。

その上で体軸の完全な移動を示す転換、入り身、体の変更へと展開する動作が明らかにされてきた。すなわち、前方の足へ体軸が交代しきれない鳥船から、軸足を交代して向きを変える転換と、軸足交代に継ぎ足を伴って一本の軸足として完全に体軸移動する入り身一足の動作が再確認された。

また、入り身の体軸移動を180度の転換で終える入り身転換と、その陰の魄気で非軸足を後方へ一歩置き換えて軸足交代するとともに元の半身、すなわち正勝吾勝に戻る動作を体の変更と明確に定義した。したがって相対動作で入り身転換・体の変更に合わせて受けが取りの前方へ回り込む理合は受けを導く動作と同義になり、その瞬間取りが魄氣を陽に転じて入り身一足の動作から呼吸法の表という新しい技も生まれたのである。

このようにして単独動作における体の変更が鳥船の陽の魄気で終える際の意義を明らかにした。但し、あくまでも体の変更は、正勝吾勝・陰の魄気である。それは、いまだ軸足としてある同側の魂氣は決して陽で発することができないという開祖の所謂自然の法則があるからだ。「空の気を解脱して真空の気に結ぶ」という、言い換えると難場歩きであって、手を存分に働かすという術理である。すなわち、左の魂氣と魄気が結んで体軸移動が確立すれば右の魂氣と魄気は結びが解かれ、空間へと自在に右手で円を描くことができるのであって、つまり左の魄の上に右の魂を置いて自在に魂気で右手を働かせることができるのである。

 

今、入り身一足で体軸の移動とともに右手は取り自身の右体側や丹田に巡って受けの底を抜き、左右足腰の魄気と結んだ瞬間、取りは技を生んだわけである。これで、開祖の言葉にある、「勝速日の基、左右一つに業の実を生み出します」の動作が入り身一足にまさしく一致することとなる。間をおかず一方の足をその場で軸とすれば正勝吾勝の陰の魄気が成立することから、勝速日は残心の姿に連なる姿勢として差し支えないであろう。

 剣の素振りと同義の正勝吾勝から魂気を上/下段に与え、合気の剣を勝速日で動作して徒手で入り身一足・残心を動作する。さらに入り身転換、体の変更、前/後方回転、上段/下段受け流し、突きと正面打ちの捌きを剣から徒手で行う。

 以上のように稽古の始めの禊から、単独動作、相対動作へとこれまでの術理を一層補強し、展開を改変した一年であった。

2021年

12月

29日

令和3年稽古納め 正勝吾勝で魂氣を与え勝速日が入り身一足

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする(自然本体)
  • 正勝吾勝=半身で体軸の確立(軸足と非軸足)で剣素振り、魄氣の陰
  • 鳥船で魄気の陰陽左右左。魄氣の陽とは軸足を伸展し、非軸足は地を踏んで下腿は直立する、つまり体軸を失い、体幹軸が前方に片寄る瞬間。
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣を右手に把持して自然本体から正勝吾勝を経て右半身/左半身で上段に振りかぶり、剣素振りに連なって魄気の陽を経て継ぎ足で入り身一足による正面打ち、つまり勝速日。
  • 剣正面打ち連続(軸足交代による半身の転換):入り身一足の瞬間後ろの足に軸を置いて、前の非軸足先を外股に置き換え剣線を跨いで踏み替えて軸とし、後方の非軸足を一歩踏みこんで正面打ち・継ぎ足で勝速日、繰り返し。
  • 剣正面打ちによる入り身転換反復:正面打ちで入り身一足の瞬間、後ろの足に軸を置き、前の非軸足先を内股に置き換えて軸とし、半身を転換して前になった足を半歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣素振りで非軸足先をその場で内股にして軸足へ交代して半身を180度転換し、剣素振り繰り返しはその場入り身転換
  • 抜刀して前方を横切り、一回転して前方を正面打ち=前方回転
  • 抜刀して入り身転換で後方を横切り、今や前方の非軸足を一歩後方へ置き換える体の変更に続いて前方の脚を軸として入り身転換で振りかぶり、はじめの前方を正面打ち=後方回転
  • 相対動作坐技・中段で手刀を与えて両手取り呼吸法:受けが抑えにかかる瞬間前傾して腋を前胸部で閉じて上腕が体幹に密着し、前腕から指先までを水平に、母指先は天を指して緊張伸展を維持すると、即上体を直立に振り子運動で起こしながら母指先から魂氣を天に発する心の持ちようですべてを底丹田で地に受ける。左/右への振り子運動で受けの体軸を抜き取る。
  • 坐技片手取り/交差取り呼吸法
  • 片手取り/交差取り一教表裏
  • 片手取り昇氣呼吸法表
  • 上段に与えようとして正面打ち後手に逆半身返し突き入り身転換・体の変更・その場入り身転換で八双の構え近似から入り身投げ裏

 *受けに理合の動作が見られぬ際は魂氣をその場で陽から陰に巡って入り身投げ裏

  • 交差取り四方投げ表/片手取り四方投げ裏
  • 二人取り四方投げは交差取りで表、片手取りで裏が同時に生まれる動作をする:交差取りの下に片手取りの手を重ねて振りかぶり、まず交差取り側の受けに四方投げ表の前方回転の軸足を作り、前方半回転で軸足交代するがこれを片手取り側の後ろ回転の軸足とみなし、後ろ半回転で軸足交代する。この軸を残りの前方半回転の軸とみなして残りの前方半回転を行えば、この動作が後ろ回転を完了するその場の入り身転換にも相当し、同時に表と裏の四方投げが完遂する。

 *残りの前方半回転が後ろ回転の後半を成すその場入り身転換を兼ねていることが術理である。これにより両者の間に位置し、正対しながら双方に表と裏の技を同時に施す結果となる。

2021年

12月

26日

日曜稽古 片手取り正勝吾勝・外転換、交差取り魄氣の陽・外転換

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする(自然本体)
  • 正勝吾勝(半身で体軸の確立・魄氣の陰と呼ぶ)で剣素振り、陰の魄気を維持する。
  • 鳥船で魄気の陰陽左右左(正勝吾勝と魄氣の陽で体幹軸の揺れ)

 *魄氣の陽とは、魄氣の陰から軸足を伸展して体軸が消失し、非軸足は足底で地を踏み下腿を垂直にする。体幹軸は前の足に片寄る。呼気で魂氣とともに魄気は陰に巡り、後ろに軸足が戻り体軸が確立する。

  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、入り身運動、振り子運動、両手で天地に氣の巡り、
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣を右手に把持して自然本体から正勝吾勝を経て右半身/左半身で上段に振りかぶり、剣素振りに連なって魄気の陽を経て継ぎ足で入り身一足による正面打ち、つまり勝速日。
  • 剣正面打ち連続(軸足交代による半身の転換):入り身一足の瞬間後ろの足に軸を置いて、前の非軸足先を内股に置き換えて軸とし半身を転換して後ろの足を一歩踏みこんで正面打ち、入り身転換繰り返し。
  • 片手で剣を持つ剣素振りで非軸足先をその場で内股にして軸足へ交代し、振りかぶると同時に転換して正勝吾勝。剣素振り繰り返しはその場入り身転換。
  • 剣正面打ちによる入り身転換反復:正面打ち素振り・魄氣の陽・入り身一足の瞬間(つまり勝速日)、後ろの足に軸を置き、前の非軸足先を内股に置き換えて軸とし、半身を転換して前になった非軸足を半歩踏みこんで正面打ち・入り身一足、繰り返し。
  • 抜刀して前を横切り・前方回転で正面打ち/後ろを横切り・後方回転で前を正面打ち
  • 剣合わせ・相討ち/合気の剣:いずれも正勝は剣線上で真中を撃つが、合気の剣では継ぎ足で剣線を外す(二寸の開き)、入り身一足。本日は省略。
  • 昇段審査
  • 交差取り昇氣一教運動表で一教表/外転換昇氣で一教裏:両手で天地に気の巡り
  • 交差取りその場体の変更・昇氣呼吸法
  • 片手取り入り身転換で昇氣呼吸法裏
  • 片手取り体の変更で昇氣呼吸法表
  • 諸手取りに外転換・降氣の形から腋を開き上体を入り身転換近似で側頸に母指先を結んで呼吸法・勝速日で技を生む。

 *外転換は受けの背側へ、内転換は腹側へ。外巡り、内巡りは取りの背側、腹側へ。

2021年

12月

22日

水曜稽古の記録 体軸・魄氣が温存される瞬間に魂氣の巡りで返し技

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする(自然本体)
  • 正勝吾勝(半身で体軸の確立・魄氣の陰と呼ぶ)で剣素振り
  • 鳥船で魄気の陰陽左右左(正勝吾勝と魄氣の陽で体幹軸の揺れ)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣を右手に把持して自然本体から正勝吾勝を経て右半身/左半身で上段に振りかぶり、剣素振りに連なって魄気の陽を経て継ぎ足で入り身一足による正面打ち、つまり勝速日
  • 剣正面打ち連続(軸足交代による半身の転換):入り身一足の瞬間後ろの足に軸を置いて、前の非軸足先を外股に置き換えて軸とし半身を転換して後ろの足を一歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣正面打ちによる入り身転換反復:正面打ちで入り身一足の瞬間、後ろの足に軸を置き、前の非軸足先を内股に置き換えて軸とし、半身を転換して前になった足を半歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣素振りで非軸足先をその場で内股にして軸足へ交代して転換し、剣素振り繰り返しはその場入り身転換、片手で剣を持つ。
  • 剣合わせ・相討ち/合気の剣:いずれも正勝は剣線上で真中を撃つが、合気の剣は継ぎ足で剣線を外す(二寸の開き)、入り身一足。
  • 相対動作坐技:片手取り呼吸法三本、交差取り呼吸法表裏、両手取り呼吸法三本、正面打ち一教運動表裏
  • 片手取り呼吸法に取りの腋をさらに開いてその下を後ろ回転で対側の手を四方投げの持ち方とし、四方投げ表に返す
  • 片手取り呼吸法に体の変更・気の巡りで水平に下丹田から大きく円を描いて上丹田に結ぶと受けの腋の下で相半身外入り身転換、三教に返す
  • 交差取り四方投げには昇氣呼吸法表で返す
  • 正面打ちから三教表に脇を閉じつつ同名側の取りの指先を包み返すと三教表に返す

 

2021年

12月

19日

日曜稽古 吾勝で立ち正勝で足先が進む剣素振り

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする(自然本体)
  • 正勝吾勝(半身で体軸の確立)で剣素振り
  • 鳥船で魄気の陰陽左右左
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣を右手に把持して自然本体から正勝吾勝を経て右半身/左半身で上段に振りかぶり、剣素振りに連なって魄気の陽を経て継ぎ足で入り身一足による正面打ち、つまり勝速日
  • 剣正面打ち連続(軸足交代による半身の転換):入り身一足の瞬間後ろの足に軸を置いて、前の非軸足先を外股に置き換えて軸とし半身を転換して後ろの足を一歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣正面打ちによる入り身転換反復:正面打ちで入り身一足の瞬間、後ろの足に軸を置き、前の非軸足先を内股に置き換えて軸とし、半身を転換して前になった足を半歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣素振りで非軸足先をその場で内股にして軸足へ交代して転換し、剣素振り繰り返しはその場入り身転換
  • 相対基本動作剣合わせ・相打ち/合気の剣:いずれも正勝は剣線上で真中を撃つが、合気の剣は継ぎ足で剣線を外す(二寸の開き)
  • 相対動作坐技:片手取り呼吸法三本、両手取り呼吸法三本
  • 正面打ち一教表に入り身転換・体の変更で魂氣は陰の陽で下丹田に巡って陽の陰で発して入り身投げへ。
  • 交差取り四方投げに、四方投げの持ち方で振りかぶろうとする受けの手背に異名側の母指球を置き上丹田に結んで相半身外入り身転換で受けの腋を開いて抜けると三教。
  • 交差取り四方投げで取りが入り身転換又は回転の瞬間、四方投げの持ち方で取りが振りかぶった同名側の手を母指先から受けの上丹田に巡って地を指すと、四方投げに返す。
  • 片手取り呼吸法にて、上肢を陽の陽で受けの前方にかざすと受けは体の変更とともに取りの手を持った受けの手を同時に後ろへ開いて軸とし、対側の手足を進めて魂氣を陽の陰で取りの後ろ三角に入り身一足で隅落としに返す。
  • 片手取り呼吸法から上丹田に振りかぶって前方回転で四方投げ

2021年

12月

16日

水曜稽古 剣線を外し、体の変更(体軸移動・確立)が返し技を生む

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする(自然本体)
  • 正勝吾勝(半身で体軸の確立)で剣素振り
  • 鳥船で魄気の陰陽左右左
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣を右手に把持して自然本体から正勝吾勝を経て右半身/左半身で上段に振りかぶり、剣素振りに連なって魄気の陽・継ぎ足で入り身一足による正面打ち、つまり勝速日。
  • 剣正面打ち連続(軸足交代による半身の転換):入り身一足の瞬間後ろの足に軸を置いて、前の非軸足先を外股に置き換えて軸とし、半身を転換して後ろの足を一歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣正面打ちによる入り身転換反復:正面打ちで入り身一足の瞬間、後ろの足に軸を置き、前の非軸足先を内股に置き換えて軸とし、半身を転換して前になった足を半歩踏みこんで正面打ち、繰り返し。
  • 剣合わせ・合気の剣:今回は失念したが、欠かせない動作。
  • 単独基本動作徒手:入り身運動各種、一教運動表、入り身転換、体の変更三本、前方/後方回転
  • 相対動作坐技:正面打ち一教表裏、二教、三教
  • 正面打ち一教表から一教裏への返し:三角法で半身を変えて振り込み突き近似で受けの真中を撃つ際、方向が逸れると受けはその場で入り身転換・体の変更で体軸を交代し、魂氣は下丹田に巡って陰の陽ではあるが魂の比礼振りが起こって昇氣呼吸法から一教運動へ返し技が生まれる。
  • 取りが三角法で半身を転換した瞬間、真中を撃つことに受けが気づいて一歩後ろ半回転で剣線を外し、体の変更で体軸を交代することで返し技の正立。
  • 片手取り外巡り外転換から逆半身入り身による側頸での二教裏
  • 受けは脇を閉じつつ母指先を取りの胸に対して降氣で受けの下丹田に巡り、同時に後ろ半回転で魂氣を陰の陽に巡ると、三教で持ちかえる。

2021年

12月

12日

日曜稽古・昇段審査 杖尻は陰の魂氣で体軸内を天地に巡る

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作(体捌き):入り身運動(二教の手、振込突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表(三角法で連続入り身運動)、片手取り想定で入り身転換から体の変更、片手取り/交差取り想定で後方半回転にて体の変更(片手取りではその場入り身転換で後一回転/交差取りでは一歩後ろに置き換えて体軸に与る魂氣を昇気で側頸へ)、前方回転(半回転連続/一回転)、後方回転
  • 剣素振り正面打ち・正勝吾勝:魄気の陰
  • 正面打ち合気の剣・勝速日:魄気の陰陽から入り身一足
  • 間を鳥船:魄気の陰陽
  • 弐段、参段審査

 

 *静止も運動も姿勢は体軸の直立・軸足交代による二足歩行に限られる。

 *吾勝は入り身で軸足交代によって正勝に、地に結ぶ杖尻は杖先になって振り込み突きへ。受けの杖先は取りの吾勝で地に結ぶから、取りの正勝が今や杖先を受けとともに導くことができる。⇨ 杖直突きに相半身入り身・逆半身内入り身転換で四方投げ

 *体の変更が生きる動作である。空の気を解脱しなければ魂氣を天に発することができない。つまり、杖先を天に起こすことが初めて出来る。

2021年

12月

08日

正勝吾勝・素振り、魄気の陰陽・鳥船、入り身一足・勝速日

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする(自然本体)/鳥船、左右左(半身で体軸の確立)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作(体捌き):入り身運動(二教の手、振込突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表(井桁に進んで連続入り身運動・魂氣は両手で天地に氣の巡り)、片手取り想定で入り身転換から体の変更さらにその場入り身転換、片手取り/交差取り想定で後方半回転にて体の変更、前方回転(前方半回転連続/一回転)、後方回転(後方半回転+その場で入り身転換)。
  • 吾勝:剣を右手に把持して自然本体。左手で柄尻を包んで魂氣と魄気を下丹田に気結びし、左の手足腰の一致で体軸の確立。
  •  正勝:右足の踵を左足背に被せて右足先は軽く半歩出して地に置くと右半身の確立。この非軸足側となる右足腰を正勝と呼ぶ。

*この姿勢を陰の魄気と呼ぶことにする。鳥船の行で、呼気に合わせて両手の魂氣を包み、イェイと下丹田の両脇に巡らせて結んだときの右半身の足腰であり、正勝吾勝である。

  •  右半身・陰の魄気で剣を青眼に構え、左手を上丹田にかざすと正面打ちの振りかぶり。右手右足先を同期して前方に伸展し、剣先を上丹田の高さで前方に発すると正面打ち。体軸を維持したまま左手を上丹田に右足先を体軸まで巡らせる、合気の剣素振り反復。

*剣素振りで右手を伸展すると同時に左軸足を伸展して右足先から足底で地を踏んで下腿を直立する。鳥船における陽の魄気の瞬間であるが左足は地を離れて右足踵に接して地を踏む。両足で一本の軸足を成して体軸に与る。右手はさらに伸展して魂氣は剣先に連なり、左手は腋が閉じて中丹田の高さで前腕が伸展する。これにより右半身で下丹田が内側前下方に向く。腰を切ると称し、足に着目すれば入り身一足となり、正面打ちの成立の瞬間である。しかし静止ではない。勝速日である。即左足に軸足を交代して右足先は地に触れるのみで剣先は上丹田の高さを維持しながら左手は下丹田に巡って結ぶ。ここで静止と同時に右半身の陰の魄気、つまり軸足が確立し、右足は非軸足で右手とともにあらゆる剣操法を可能とする姿勢に戻る。残心である。正勝吾勝である。

すなわち入り身一足は動作の終末であると同時に技の生まれる瞬間・勝速日であり、残心は静止である一方、動作の始まりの瞬間となり得る・正勝吾勝である。

非軸足先を内に向けて軸足交代と同時に半身を転じて振りかぶり、左半身で正面打ち。入り身一足、残心、と正面打ちで入り身(またはその場で)転換反復が続く。

  • 相対動作・合気の剣:入り身一足の継ぎ足先は剣線を外していなければならない。魄気の陽から軸足交代した右足先は受けの真中を指して、右の魂氣・剣先は受けの上丹田を打っている。勝速日の動作。
  • 諸手取り四方投げ二本
  • 正面打ち太刀取り呼吸投げ
  • 横面打ち短刀取り五教:徒手との違い
  • 杖取り呼吸法:直突きに横面打ち外転換から逆半身外入り身
  • 杖取り呼吸投げ:直突きに杖巡り内転換から相半身内入り身・内転換して八双の構えで一歩進めて呼吸投げ
  • 杖取り四方投げ:直突きに杖巡り内転換から相半身内入り身・軸足交代して前方回転の軸足とし、杖先には魂氣が上丹田から振り降り、杖を立てて同側の非軸足を一歩踏み込んで入り身転換で中段に正勝吾勝で構える。

2021年

12月

05日

日曜稽古記録 正勝吾勝と勝速日それぞれの動作の違い

  • 禊:天の浮橋に立たされて天地の氣に氣結びする(自然本体)/鳥船、左右左(半身で体軸の確立)
  • 単独呼吸法坐技:降氣、回外、昇氣、両手で天地に氣の巡り、入り身運動、振り子運動
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣を右手に把持して自然本体。右手足に振り子運動で軸を寄せて左足先を外向きに踏み替えて軸とし、左手で柄尻を包んで魂氣と魄気を下丹田に気結びし、左の手足腰の一致で体軸の確立。右足踵を左足背に被せて右足先は軽く半歩出して地に置くと右半身の確立。この足腰を陰の魄気と呼ぶことにする。開祖はこの軸足を吾勝、非軸足を正勝と呼んだ。
  • 単独基本動作、剣の素振り=正勝吾勝:左手を上丹田にかざすと正面打ちの振りかぶり。体軸を左手足腰に維持したまま右手右足先を同期して前方に伸展し、剣先を上丹田の高さで前方に発すると右半身正面打ち。右手を上丹田に右足先を体軸まで巡らせ、剣を振りかぶる陰の魄気となり、合気の剣素振り反復。
  • 単独基本動作、合気の剣・正面打ち(入り身一足)=正勝吾勝勝速日剣の素振りで右手右足先を伸展・前進すると同時に左軸足を伸展して右足先から足底で地を踏んで右下腿を直立する。鳥船における陽の魄気の瞬間であるが左足は地を離れて右足踵に接して地を踏む。両足で一本の軸足を成して体軸に与る。右手はさらに伸展して魂氣は剣先に連なり、左手は腋が閉じて中丹田の高さで前腕が伸展する。これにより右半身で下丹田が内側前下方に向く。腰を切ると称し、足に着目すれば入り身一足となり、正面打ちの成立の瞬間である。しかし静止ではない。即左足に軸足を交代して右足先は地に触れるのみで剣先は上丹田の高さを維持しながら左手は下丹田に巡って結ぶ。ここで静止と同時に右半身の陰の魄気に戻る、つまり軸足が確立し、右足は非軸足で右手とともにあらゆる剣操法を可能とする、残心である。正勝吾勝に戻る。

 *すなわち入り身一足は動作の終末であると同時に技の生まれる瞬間であり、勝速日に喩えられるが、残心は静止である一方、動作の始まりの瞬間となり得る。

  • 徒手にて入り身運動各種、勝速日を残心とする。
  • 入り身転換から体の変更、後半回転で体の変更・その場で入り身転換=後ろ一回転、前方回転/後方回転
  • 坐技片手取り/交差取り呼吸法
  • 短刀取り:正面打ちに相半身古典的一教運動で受けの上腕を立てて腋を開き、逆半身入り身と同時に体軸を確立して同名側の手で受けの手首を掬って入り身転換・体の変更・その場入り身転換で正座しつつ受けの手を地に結び、肘を起こして前方に抑えて受けの握りの緩むに乗じて短刀を取る。
  • 短刀取り:側頸の突きに異名側の手で逆半身の陽の陽の魂氣を与えて受けの前腕を制御して外転換で相半身とし、対側の魂氣で振り込み突きから受けの同名側の手首を四方投げの持ち方近似で包み、両手で天地に気の巡り近似で体の変更・その場入り身転換で座って地に固める。
  • 短刀取り:突きに内転換杖巡りで同名側の手は下から、異名側の手は上から、受けの手首を包んでその場入り身転換で上丹田に振りかぶり、前方回転で短刀を取ってから四方投げ
  • 短刀取り:突きに外転換杖巡りで同名側の手は上から、異名側の手は下から、受けの手首を包んで前方の非軸足を内股に軸として、同名側の大腿を切るように振りかぶり、非軸足先を外股に軸足交代して前方回転で体の変更にて八双の構えで三教裏、短刀を取って後ろ回転と同時に受けの肘内側を抑えて固め。
  • 短刀取り:後から背に突きつけられた短刀に対して振り子運動で非軸足を外股にして踏み直すと前方回転で受けの母指球を包んで体の変更・後ろ回転で小手返し、以下記述を省略
  • 杖取り:突きに相半身で両手取り近似により前の非軸足を外に置き換えて軸とし、後ろの軸足側の手は地に向けて非軸足とする時、受けの杖を八双の構えで差し上げて受けの両手は縦に並ぶ。一歩踏み込んで正面打ちにより呼吸投げ。
  • 杖取り:突きに相半身で両手取り近似により前の非軸足を踏んで軸として同側の手を上丹田に結び、同時に後ろの非軸足を一歩前に進めて杖に被せた手を同期して前方に掲げて入り身転換すると四方投げ表。

2021年

12月

03日

開祖の〝正勝吾勝〟とは

 〝正勝〟の千変万化とは非軸足を四方(内外前後)に置き換えることであり、そこで軸足交代して対側の〝吾勝〟の軸足が非軸足となる。その非軸足先も四方へ置き換えられ、次々に軸足交代して〝正勝吾勝〟が左右交代することで魂氣と魄氣が一方では結んで体軸に与り、他方では体軸から解けて尚かつ魂氣と魄氣の結びも解ける。

 その結果、いわゆる空の気を解脱した手は魂の比礼振りと呼ばれて、自在に空間へ円を書き、つまり真空の気に結んでから丹田や体側に巡って次の体軸に与る。同側の非軸足先は手とともに四方に向けて置き換えられ、魄氣が丹田へ結んで次の体軸となるが、このとき対側の手は腰仙部に結び、足は継ぎ足として前の軸足の踵に接して二本が一本の軸足となる。すなわち、体軸が移動するとともに、左右の魂氣と魄氣の結びが一つになるのである。開祖はこの瞬間を〝勝速日〟と呼び、業の実が生まれる、と説明された。動作のみで言い現せば、入り身一足で残心の瞬間である。

 魄氣の陽は、鳥船において呼気で〝吾勝〟に巡る寸前の姿にすぎない。体軸の確立を伴わないため、合氣の技が生まれることはない。一方、〝勝速日〟とは、鳥船においては現されることがなく、入り身の終末で残心に至る動作を喩えた言葉であろう。

 開祖の揮毫にある〝正勝吾勝〟は剣の正面打ち素振りや鳥船、あるいは魂氣を与えて転換に捌くなどの合氣の動作の根元を現すものであり、他方、呼吸法や入り身の残心のごとく体軸を確立して技が生まれる瞬間の〝勝速日〟とは、別けて書に現されたものであろうと考察する。

                           2021/12/3

2021年

12月

01日

開祖の言葉を動作して天地に生かされる

  

 ・天の浮橋に立たされて   ・天地に結ぶ  

合気は禊から始める   

  ・三位の体にて軽く半歩出す   

 

正勝吾勝で魂気を与える  ・剣の素振り

 ・左右一つに…勝速日   ・入り身一足  ・合気の剣 

陰陽・巡り・結び・転換・体の変更 

  

 ・空の気を解脱して 真空の気に結ぶ 

  ・魂の比礼振り   ・円の動きのめぐりあわせ

    ・中心は虚空にある   ・松竹梅の剣

 

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