2011年
3月
27日
日
*降氣の形で脇を閉じたまま回外・陽の陰は逆半身内入り身。回外のとき脇を開くと外巡り陰の陰(二教の手)となり、脇を閉じ直して陽の陽で逆半身外入り身という違いに注目すること。前者は受けの脇が開き、後者は受けの脇が開くものの入り身運動の取りによって密着され閉ざされる。
*天から地に降ろすと受けの手は取りに結んだまま自身の後頭から腰の後ろに向かって落ちる。
2011年
3月
20日
日
①逆半身横面打ち入り身運動で受けの前方の手を杖とともに丹田に結び・受けの両手の間にて後方の陰の手で杖を取り同側の足を半歩進めて・内入り身運動・呼吸法(昇氣から陽の陽)外入り身のために同側足を同方向に踏み出し残心…相打ち
②半歩下がって逆半身横面打ち入り身運動・杖を上から掴み丹田から一教運動表、対側の手は受けの両手の間で杖を下から取り陽の陰…後手
③杖巡り近似で逆半身入り身・後方の額上の陰の陰から杖を取って丹田に結び、転換と同時に受けの両手の間で前方側の上肢の下から杖を取り八相の構え・正面打ち…相打ち
④相半身横面打ち入り身運動で受けの前方の手を杖とともに丹田に結び・受けの両手の間にて後方の陰の手で杖を取り同側の足を半歩進めて・今や後方にある足を受けの真中に進めて相半身正面当て…相打ち
*表:狭義の陽は母指が反りに合わせて受けの側頸部から面前に進み他の四指は広義の陽で開く時水平に並ぶ。魄氣は入り身で半身を成すことから上肢は結局受けの額から降氣で受け自身の丹田に向かう。裏:後ろ回転・踏み替えの軸足側の魂氣が陰へ巡る点を注目。
*杖では間合いの遠い分送り足で詰め、上体を正して丹田を進める。入り身・転換では特に目付がぶれないこと。
2011年
3月
16日
水
*受けの面前に広義の陰から陽に向けて上肢を伸展する際(狭義の陽:舟漕ぎ運動のホー・イェイ)受けが手刀で受けると正面打ち一教運動表。受けの下段に伸展させ手を取らせる際、内巡りから昇氣で一教運動を行うと取りの上肢は陽の陽で受けの中心背部に進み、入り身した取りの丹田に結ぶ。入り身運動では対側の手が陰の陽で腰の後ろに結んだままであるが、一教運動では陽の陰で受けの中心を通るため片手取り入り身投げ表となる。
*魄氣は入り身・転換(踏み替え)、魂氣は陰陽巡り氣結び(呼吸法)の相対基本動作と言える。魂氣が不備であると入り身が不十分となり、その上で受けを投げようとすれば腕や上体の圧力に加えて足を部分的に引っ掛けることで倒そうとしてしまう。
*片手取り、交差取り、諸手取り、後ろ取りなどでは掴まれて考えてから動き始める動作は基本としてありえない。陰陽・巡り・結びであるから。単独呼吸法としての魂氣三要素に含まれない動作は意味を持ち得ない。限界から限界まで、陰から陽へ、天から地へ。脇を完全に閉めることと直角に開くことの反復を行う。
2011年
3月
13日
日
*順番を変更
*脇の開け閉め、手首の広義の陰(狭義の陰二教の手、狭義の陽小手返しの手)、回外・回内、母指の方向と巡り
2011年
3月
09日
水
以上北村・木山両指導員による。
*諸手取りではまず降氣の形で間合いを詰め氣結び寸前の巡りを確実に行うこと。交差取りでも、諸手に比べると軽いけれどこれをおこたらずに。片手取りの場合が基本で、脇の開け閉めは手首の回内・回外の正反対の動作に連なり、内入り身と外入り身に別れる。交差取り・諸手取りの場合は表も裏もいったん降氣の形で脇を十分閉める。
*広義の陰でも母指先は常に回外・内で陽に転じる角度と反りを持っている。また、回外=陰の陰(二教の手)と回内=陰の陽(小手返しの手)はそれぞれ広義の陽に進めると、母指先の方向によって180度の違いが生じる。
*1、2、3、4で。
降氣の形から回外・陰の陽で地に結ぶ手順を、転換(踏み替え)反復の1段階遅れのずれで左右の手で行えば二人取り呼吸投げである。初めの動作が入り身転換で一方の魂氣が降氣の形の陰、他方が陽の陽であり次の動作で陰の陽(降氣の形)となるから、左右同時には行えない。敢えてそろえない方が投げのとき両者の受け身が重ならないから安全である。次回稽古。
*二人取りは、諸手取り相対基本動作(入り身転換)をそれぞれ二人に対して着実に、順番に、より一層厳密に行わないと、技の成立を見ない。結びなくして合氣道の技の成立(呼吸力の発揮)はない。魂氣三要素・魄氣三要素に尽きる。
2011年
3月
06日
日
*舟漕ぎ運動の姿勢と目付け:魄氣の陰陽を徒手で稽古する唯一の方法。体軸は前後するがぶれないのは目付も同様。半身の陽と、正面に対峙して重心を後ろに置く陰を魂氣の陰陽と共に行う。合氣道単独基本動作のうち転換・回転を除く魂氣・魄氣の大半の要素を単独で武器を用いずに稽古できる。武器技、徒手技、舟漕ぎ運動に魄氣としての一致点を有することが基本即神髄の意味する所である。
*四方投げの持ち方と同時に表は対側の足を軸足とする陰の魄氣として踏み替えて前の足を前方回転の軸足に、裏は同側の足を軸足とする陰の魄氣とし踏み替えて前の足を後方回転の軸足とする。微妙な踏み替え・置き換えが軸足の確立とその後の速さに繋がる。一見面倒な動作の手順が魄氣三要素の円滑な連係を成し、そのことで真に円滑・迅速な動作が産まれる。速さに耐えられない技とは、軸足の不確かな表現により足腰の魄氣三要素が崩れ、上肢の不完全な結びを必然的に伴う。「勝速日」参照。
2011年
3月
02日
水
*横面打ち入り身転換で入り身の陽の魄氣が不十分(浅い)であると魂氣も浅く、転換して陰に巡るとき受けの面前を袈裟切り近似で手首に上から当たって陰の陽で小手返しの掴み。
*突きに後手は陰の陰で杖巡り近似
*相対動作の呼吸法は単独呼吸法(陰陽・巡り・結び)によって受けと氣結びを成すこと。氣結びによって得られる自由な動作を呼吸力とする。