*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂氣:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟        〝正勝吾勝〟で剣素振り   合気の剣は〝勝速日〟                      気の置きどころのタイトルに 13. 武技における気を思うことのメリット 『合気神髄』より 2024/3/8                      14. 正勝吾勝と勝速日の間の〝自然の法則〟『合気神髄』より2024/3/13 15. 合気道の「脱力」とは 2024/3/21 「令和6年のおしらせ」に3月の稽古予定                           稽古の記録 2010/8/15〜2024/3/27

魄力とは体軸を造らず魂氣をさしおき手を操る魄気

それまで魂氣が同側の足腰(魄気)と丹田に結ぶことで体軸にあずかっていた手は、軸足交代によって体軸から解脱すると、つまり魄氣との結びを解くと、〝神変なる身の軽さを得る〟(『合気神髄』p105)。そこで母指先から自在に魂氣を虚空へ発することができるようになる。これは〝魂の比礼振りが起こる〟(『合気神髄』p106)と表現される。

このとき対側の魂氣と結んで交代した軸足が体軸を確立するから、その意味では対側のその魄氣を体幹の土台にして、自由になった手(魂氣)で非軸足の置き換えと共に、陰陽・巡り・結びの魂氣三要素を動作に表すことができる。〝空の気を解脱して真空の気に結ぶ〟(『合気神髄』p67)と表現されるがナンバ歩きに他ならない。

虚空に手で円を描いていく訳である。そして〝円を五体の魂(たましい)におさめる〟(『合気神髄』p120)すなわち魂氣は丹田にて魄氣と結ぶ。〝合気の魂の円〟(『合気神髄』p121)であり、〝円の動きのめぐり合わせが、合気の技であります〟(『合気神髄』p120)。

 

ところが、陽の魄氣の姿勢、つまり鳥船でホーと両手を振り出す動作に続いて両足を前後に踏ん張った姿勢で、体軸・軸足の不確立のまま静止してなおも魂氣を発し続けようとするなら、すでに〝つまっている〟(『合気神髄』p18)状態であり動作ではない。体軸に与らない前後の魄氣が直接両手に抜けて魂氣を追いやり、まさに魄気の力が伝わっていることになる。

 開祖曰く、〝魄力はだめだ〟、〝魄が下になり、魂が上、表になる〟(『合気神髄』p13)、すなわち、右が魂氣と魄気の結びで体軸を作ればこれが土台となって、左の非軸足が自在に置き換わり、左の手(魂氣)は自由に空間へ円を描いて丹田に巡り、軸足へと交代して左の手足が体軸を作る。これが合気である(動画①②)。

動画①

動画②

きょうは4ヶ月振りの稽古

禊、単独呼吸法、合気体操、単独基本動作をゆっくりおこないます。

この間に多くのひとり稽古が披露されており、色々見させていただきました。

やはり核心はそこにあるのだと、感じ入りました。皆が苦労して追究したり、一切無頓着であったり。様々であることがうかがえました。

幸町道場稽古

  • 禊:天の浮橋に立って天地に結ぶ(偏りの無い両足)、鳥船(軸足と非軸足)左右左。

   *鳥船の核心は魄氣(足腰)と魂氣(手)の陰陽が同期するさまにあり

     魄気の陰陽と魂氣の陰陽、呼吸との関連

    

    魂氣の陽は魄気の陰から進める。掌に魂氣の珠を包んだまま陰の陽の

    振り込み突きで珠を放たず。

    

    魄氣の陽は静止ではない。そこから魂氣を発しようとするのではない。

    既に魂氣は巡りである。

    

    魄氣の陰では魂氣は既に丹田に結んでおり、はじめの左は後ろに手繰って

    振り込み突きを繰り返す陽の兆しである。右は直突き、

    しまいの左は陽の陰で差し出す。

 

  • 坐技単独呼吸法:降氣、回外、昇氣、一気、入り身運動、振り子運動、両手で天地に気の巡り
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(陰の陰、振り込み突き、横面打ち、下段受け流し、上段受け流し)、一教運動表、入り身転換、転換、転換入り身、前方/後方回転
  • 後ろ両手取り転換反復
  • 後ろ襟取り転換反復:いずれかの足を後ろ回転の軸とする.対側の非軸足先と魂氣を受けの真中へ進め、受けの同名側の手刀が止めて抑えに懸かると非軸足先は軸足交代できず(地を踏めない)、脇の下で外へ転換。目付は非軸足先に向けて、軸足交代すると対側の非軸足先を見る。結果的に頭部を180度振ることで受けの上腕近位部を腋の下から肩、側頸へと振り向けて転換から体の変更で二教裏。

 *手でなにかをするには、足腰(魄)に陰陽の動作をさせることが土台になる。

 *動くためには、まず軸足で体軸を固定する。非軸足の置き換える場所を知る。すぐ軸足を交代する。手は体軸側と魂の比礼振り側を逐一分ける。後者を存分に働かせ(魂氣三要素)て直ぐ体軸側に巡る。開祖のいわゆる自然の法則。

 

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