*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                      「魄阿吽の理念力」のタイトルに 7. 言葉と思いと動作の三位一体こそが術技である 2025/8/11                  8. 合気道における呼吸力とは 2025/9/16 9. 合気道の手捌き 2025/10/10                        「令和7年のおしらせ」に 10月の稽古予定変更                       稽古の記録 2010/8/15〜2025/10/15

2025年

9月

28日

日曜稽古の記録 坐技相対呼吸法両手で気の巡り

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:呼気で上肢を畳んでから腋を開いて側頸から下丹田へ降気/腋を閉じたまま回内で母指先を前方に向けた後に掌を開きながら外転・挙上で吸気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:振り込み突き。横面打ち。正立から横切りで同側を非軸足として剣線を外して軸とし、外巡りで後ろ転換して体を90度捌く。中段受け流しを側頸と上丹田の高さでそれぞれ愛半身、逆半身の想定で。杖を用いた上段返し逆半身面打ちを徒手で(剣切り返し面打ち近似)。一教運動裏。手刀振りかぶり一教運動。一教運動表・三角法(抜刀から納刀へ。下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換。下段に与えて交差取り想定で相半身外入り身転換・体の変更・後ろ転換(後ろ回転)、前方半回転連続/一回転、後方回転
  • 坐技相対呼吸法:両手に魂氣を包み母指先を地に向ける掌屈で与えて回外・尺屈(両手を内に巡って)で取らせると、一方を下丹田の前に陰の陽で置いて、他方は回内・肩の外転屈曲で上丹田に陰の陰で結ぶ。地は小手返しの手、天は二教の手。両手で半円を描いて天地を入れ替える。連続動作で繰り返す/天を受けの上丹田に向け、地は取りの下丹田に結ぶ、連続動作/地を取りの腰仙部、天は受けの上丹田に接すると呼吸投げ。
  • 相半身両手取りに杖の上段受け流し近似で剣線を受けの外に外して正勝は陽の陽の魂気、吾勝は杖巡り近似で上丹田に置く。非軸足をその場で踏み詰めて軸とし、魂氣は巡って取りの上丹田に二教の手、軸足を交代した後ろの足は一歩外入り身を捻り戻しで。魂氣は小手返しの手で地(同側の膝の内側)に降ろす、天地投げ表。 
  • 両手取りに小手返しの手(陰の陽)で下丹田に結び地とする吾勝。上丹田には二教の手(陰の陰)で結び天とする正勝で外転換。体の変更で非軸足を一歩後ろに置き換えて膝を地に着き二教の手は下丹田に降氣で小手返しの手に、地となる。対側は切り返しの手で体軸上を二教の手に返すが正勝に切り替わるため側頸ないし上丹田に伸ばすことが可能で天となる、呼吸投げ。受けの前三角の頂点に地の手を結ぶ。受けの両手は縦(天地)に並び前回り受け身/体の変更で非軸足を再度軸として入り身転換で地を腰仙部に置くと天地投げ変法。
  • 胸取りに大きく一歩開いて同名側の手を、開いた受けの腋から体側、腰仙部へと触れて相半身外入り身一足で隅落とし。
  • 両手取りに手刀振りかぶり呼吸法で相半身内入り身一足とし、同名側の手を剣の柄とみなして合谷で把持すると逆半身内入り身でさらに受けの上肢を剣とみなして正面に振りかぶる。転換で四方投げ表
  • 両手取りに、一方の手を切り返しの巡りの手として上丹田に結び、吾勝とする外転換で、対側の手は四方投げの持ち方で同名側の手首を取り上丹田に振りかぶる。非軸足先を外転して軸足に交代すると前方回転で正面打ち近似にて受けの項に向けて両手を緊張伸展し、魄気の陽から下丹田に陰の魄気で魂気を納める、四方投げ表。

2025年

9月

24日

水曜稽古の記録 肩の挙上・下制と四教への取り返し

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:呼気で上肢を畳んでから腋を開いて側頸から下丹田へ降気/腋を閉じたまま回内で母指先を前方に向けた後に掌を開きながら外転・挙上で吸気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:振り込み突き。横面打ち。正立から横切りで同側を非軸足として剣線を外して軸とし、外巡りで後ろ転換して体を90度捌く。杖を用いた上段返し逆半身面打ちを徒手で(剣切り返し面打ち近似)。下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換。下段に与えて交差取り想定で相半身外入り身転換・体の変更・後ろ転換(後ろ回転)、前方半回転連続/一回転、後方回転
  • 坐技胸取りに異名側の手を回外して下から小手返しの手で取り返して回内で振りかぶり、切り下ろすと四教/異名側の腋を開いて母指を掌側外転、手掌を受けの伸側手首に着けて一気に腋を閉じると小手返しの手で四教に取り返し、受けの肩口に突き返す。
  • 両肩取り:正立で両肩取りに真中を振り込み突きで対側を外巡りで体軸を作る外転換、非軸足を軸足に交代して、縦に並んだ受けの両手の間に頂丹田を進め、外巡りの手を振り込み突きで受けの正面を切り上げ同側の足で外入り身転換。両手は吸気で単独呼吸法の外転近似、目付は完全に反転すると受けは体軸を失ったまま取りの背面に捻れて着き、取りの後ろ転換(上半身転換)によって受けは取りの背面に落ちる、呼吸法裏。
  • 受けは相半身から逆半身外入り身にて縦襟締め・呼吸法近似。
  • 受けが相半身から縦襟締めに入る瞬間、取りは同名側の手で下から袖を取り、横面打ちでさらにその手を一歩入り身転換で下丹田に結んでおいて、即座に陽の陽で発して受けの対側の手を下から跳ね上げて後ろ転換で魂氣を陽の陰に回内して呼吸法裏。
  • 逆半身胸取りに振り込み突き外転換から二教表
  • 胸取りに体を大きく開いて陰の魄気で同名側の手を用いて下から受けの手を掬い取り、内に巡って振りかぶる入り身転換で四方投げ表。
  • 肩取り/横面打ちに抜刀の切り上げで逆半身外入り身、受けの後ろに魂氣を巡って相半身で胸を合わす入り身投げ・天地投げ近似。
  • 立ち技両手取り呼吸法:手刀で取らせ鳥船近似(サーイェイ)で振りかぶり呼吸法

2025年

9月

21日

日曜稽古の記録 魂氣を与える動作とは

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:呼気で上肢を畳んでから腋を開いて側頸から下丹田へ降気/腋を閉じたまま回内で母指先を前方に向けた後に掌を開きながら外転・挙上で吸気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:振り込み突き。横面打ち。正立から横切りで同側を非軸足として剣線を外して軸とし、外巡りで後ろ転換して体を90度捌く。陰の陽で中段受け流しを側頸または上丹田に結び回内で相半身または逆半身で入り身運動。杖を用いた上段返し逆半身面打ちを徒手で(剣切り返し面打ち近似)。下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換。下段に与えて交差取り想定で相半身外入り身転換・体の変更・後ろ転換(後ろ回転)、前方半回転連続/一回転、後方回転
  • 魂気を与える:魂気の珠を包む思いで掌屈・回外して母指先が自身の下丹田の方向(内)へ巡るように手首を取らせる。
  • 立技両手取り呼吸法:鳥船近似で
  • 正面打ち入り身投げ表/裏:振り込み突きの入り身一足で継ぎ足は合気剣近似の表/入り身転換・体の変更で裏
  • 正面打ち一教表:受けの手刀振りかぶりに受けの真中(上段)に魂氣を与えて橈側手首が受けの手刀尺側に接する瞬間、さらに回外して母指先を天に向け、同時に掌を開いてさらに回外・背屈により、点・線・面の接触で橈骨手根関節が受けの手刀橈骨伸側面に向けて取りの手背が沿うように入ると母指先は前外方に向かい、同側の非軸足先は軽く半歩同方向に同期して進む。対側の振り込み突きで受けの手刀側胸部を突き上げる気持ちで掌を開き背屈して第一指間に受けの上腕遠位伸側を嵌めて(矢筈で)両手で気の巡りの呼吸法を相対動作で行う。足捌きは三角法で魄気の陽から陰に、受けの対側の手は掌が地に着く。
  • 正面打ち一教裏:母指先の内巡りを陰で取りの上丹田に巡り同時に対側の返し突きで逆半身外入り身転換にて上丹田の掌は陽の陽で開き受けの手刀尺側に着け、陰に返して受けの手刀手首を掌側から把持して受けの手首と前腕までを垂直に立て、取りの体の変更・後ろ転換と共に鼠蹊部に沿わせて地に納める。
  • 両手取りに上段返し逆半身打ち近似で天地投げ/降氣の形で体軸とする外転換に対側は陽の陽で非軸足側となり、後ろ転換で正勝吾勝を転換して呼吸法。吾勝は腰仙部に結ぶ。
  • 半身半立ち片手取り四方投げ:手刀振りかぶり呼吸法と振り子運動で。
  • 後ろ両肩取り十字投げと三教:取りの肩を取る受けの同名側の手を被せて軸にすると十字投げ、異名側の手を被せて正勝にすると三教が生まれる。

2025年

9月

17日

水曜稽古の記録 回外は内巡り、回内は外巡り

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:呼気で上肢を畳んで母指先を側頸につけてから降気・回内で母指先を前方に向けた後に上肢の外転で吸気、呼気で魂気を受けて(小手返しの手で)側頸へ昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:振り込み突き、横面打ち、陰の陽で中段受け流しを側頸または上丹田に結び回内で相半身または逆半身で入り身運動、杖を用いた上段返し面打ちを徒手で(剣切返し面打ち近似)、下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換、下段に与えて交差取り想定で相半身外入り身転換・体の変更・後ろ転換(後ろ回転)、前方半回転連続/一回転、後方回転
  • 魂気を与える:魂気の珠を包む思いで掌屈・回外し、母指先は内に巡って下丹田の方向を指した状態の正勝で差し出し手首を取らせる。
  • 坐技片手取り:回外は内巡り、回内は外巡り
  • 坐技交差取りに内巡りで一教
  • 交差取りを、魂気は発して(陽の陽)回外し、尺側を天に向けて手首の伸側を取らせ、掌屈・尺屈・回内で陰の陽の巡りから陽の陰に発する外巡りで逆半身外入り身。回外して矢筈から受けの手首伸側を掬いながら把持して、取りの対側の手は受けの項に、両手で首を巻くようにして取りの下丹田に巡ると入り身落とし/逆半身外入り身転換で背屈・尺屈・回内で陽の陰に発する外巡りによって受けの手首背側に取りの背側を密着すると受けの手は四方投げ近似で畳まれて落ちる。
  • 片手取りを切り返しの巡り側の手(回内して二教の手)で上丹田に結んでから陰の陽に回外して肩甲帯を引き下げると隅落とし/片手取りをさらに回外して陽の陽(正勝)とし、同側の非軸足を踏み詰めて軸足にすると回内して陰の陽から手刀振りかぶり呼吸法。同時に体軸を成すから対側の足は半歩進めて軸足交代で魂氣は陽の陰に発して挙上で呼吸投げ/両手取りで呼吸投げ、天地投げ。
  • 正立の両手取りを一方は降氣の形(掌屈で母指先は側頸を指す)で体軸側、対側を回外(内巡り)して陽の陽で正勝とし、軸足交代で後ろ転換にて体軸を仙骨面に魂氣を陰の陽で結び、非軸足側の魂氣は回内して受けの異名側の頸に擦り込む、呼吸投げ。
  • 胸取りに体を開いて同名側で直突きして受けの手を包み、続けて体を開いて異名側で振り込み突きで受けの手を掬い込み同側の膝から着いて正座で二教固め。受けの手首を異名側の肘に挟み込むと陰の陽から回内して手掌を開き手根の背屈で取りの腋を締める。
  • 諸手取りに振りかぶり呼吸法で体の変更からさらに体を開いて横切りで陽の陰に発し、対側の魂氣は陽の陽から一歩入り身一足で陽の陰に回内して天秤投げ。
  • 半身半立ち片手取りに正中で振りかぶり呼吸法と共に対側に体軸を作り同側の膝を立て、対側の手で四方投げの持ち方にして正立すると即軸として逆半身内入り身転換で四方投げ。
  • 半身半立ち片手取りに手刀振りかぶり呼吸法で上丹田に結び、対側の手で四方投げの持ち方にて受けの手を取り返し、手刀側の足を軸とする振子運動で手刀の母指先は非軸足側の膝方向を指すと受けは取りの背面を巡って、取りの切り下ろしで下丹田の前に落ちる。

2025年

9月

16日

合気道における呼吸力とは

『合氣道』(植芝吉祥丸道主著)より、「呼吸力」とは、〝合気道において最も大切な要素であり〟〝気の力のこと〟(p152)である。

『合気神髄 合気道開祖・植芝盛平語録』には、「呼吸力」を示唆する開祖の言葉が見出される。すなわち、

 〝武産の武の阿吽の呼吸の理念力で魂の技を生み出す道を歩まなくてはならない〟(p1213

 〝精神の武は魄阿吽をもって明らかなる健やかなる清き力を出し、つとめて尽くすに至るべし〟(p61)

〝魂の気で、自己の身体を自在に使わなければならない〟〝自己の肉体は、物だから魄である。それはだめだ、魄力はいきづまるからである〟(p18)〝魄が下になり、魂が上、表になる〟(p13

 古来、心のたましい〝魂は天に昇り〟(p80)肉体のたましい〝魄は地に下り〟(p80)、間を充たすのが気であると教えられてきた。

 そして、〝一切の力は気より〟(p131)、〝気は力の本である〟(p132

〝気は一切を支配する源・本であります〟(p129)

心のたましいが持つ生命力を〝魂気〟(p181)、肉体のたましいが持つそれは魄気と言い表される。

〝禊がれてはじめて本の始めに帰ります〟(p80

〝合気は禊である〟(p150)〝合気は禊から始める〟(p145

 「呼吸力」とは呼吸を伴って相手と気結びする技術力と言える。気結びとは相手と接触した接点より拳一つ分中に入った取りの気力が受けに伝わり、魂気は取りのそれに一体化され、受けが体軸の確立を失った状態である。

 一方の手・魂気が同側の軸足の魄気と結んで吾勝・体軸となれば、対側の手はその同側の非軸足とともに魂気を発し(正勝)、充分な力の集中発揮が可能となる。空間に発する魂気を広義の陽の気、体幹に巡って体軸に与る魂気を広義の陰の気と呼ぶことにしている。

「魄阿吽の理念力」のタイトル内から再掲 

2025年

9月

14日

第29回関西地区合気道合同研鑽会

入り身・転換・体の変更・転身・呼吸法を捌きの基本とする術技について

片手取り入り身転換・体の変更

片手取り呼吸法表/体の変更から呼吸法裏

正面打ち入り身投げ/小手返し

横面打ちに転身・入り身投げ

両手取り天地投げ表/裏

片手取り相半身外入り身転換回転投げ

胸取り二教表/裏

半身半立ち片手取り立ち上がりつつ四方投げ

坐技正面打ち一教表/裏

諸手取り体の変更から体を開いて外に巡って天秤投げ

後ろ両手取り三教表

後ろ両肩取り十字投げ

坐技両手取り呼吸法

ただし記憶は不確か、順不同

(豊中市立武道館ひびきにて、植芝充央本部道場長ご指導 35団体400名参加)

2025年

9月

11日

水曜稽古の記録 回内して母指から峰を作って釣り合えば刃が立ってくる

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/印を結んで天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:①呼気で腋を閉じて上肢を畳み、腋を開いて母指先が側頸に接し二教の手(陰の陰)で下丹田へ降気、②呼気で腋を閉じて上肢を畳み、回内して手根の掌屈に母指の内転で母指先を前方に向ける、掌を開いて吸気で外転し頭上で左右の手が触れると呼気で回外しつつ陰の陽・小手返しの手で下丹田に巡る③昇気、④一気、⑤入り身運動、⑥振り子運動、⑦両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:振り込み突き、横面打ち、中段受け流しを側頸または上丹田に陰の陽で結び回内で相半身または逆半身で入り身運動、横引き切りで外に巡る下段受け流しで外転換、上段受け流し返し突きで一教運動裏、三角法で一教運動表、両手で手刀振りかぶり入り身(一教)運動、下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換/交差取り想定で外巡り非軸足先内転で軸とする相半身外入り身転換・体の変更・後ろ転換、前方半回転連続/一回転、後方回転
  • 片手取り/交差取り手刀振りかぶり呼吸で手捌き各種。巡り(切返し)の手捌きと比較。
  • 剣の切り返し打ちにおける両手・魂気の陰陽
  • 剣の柄頭側を上丹田に巡り吾勝、対側を陽の陽で柄を受けて正勝の右半身(左半身では剣を持つ手を敢えて逆にする)。正勝の右足先は外転しているが、踏みつめて軸足交代とともに左足は地を跳ねて右踵をまわって前方に一歩差し出され、上丹田の左手は陽に返して下丹田の前に差し出し、右手は柄を把持して陽の陰に返す。術者からは左手が掌側、右手は手背が見える状態で、左半身となっている。左半身から始める場合は右手で柄頭側を握って上丹田に結び、それを吾勝とする変則的な剣の持ち方で練習する。徒手の両手取りでの手捌きのために。
  • 片手取りに陰から降氣で陰の陽(上丹田の二教の手から下丹田の小手返しの手)/陽から回内して陽の陰(与えた手を背屈・回外して小手返しの手から、回内して二教の手)、呼吸法。
  • 両手取りで切り返し呼吸投げ:一方を吾勝とする手捌き足捌きで剣線を外し、切り返しで呼吸投げ/後ろ転換で受けを横方向に呼吸投げ
  • 両手取り振りかぶり呼吸法:掌を開いて手根橈屈・母指掌側外転で互いの緊張力(魂気)が橈骨・捻れて尺骨・上腕・肩・腰背を経て後方の吾勝に流れて釣り合う瞬間を作る。受けには吾勝・体軸が確立しない。橈側の吾勝で回内して峰を作ると尺側の刃が正面に向かって立つ。振りかぶった峰を形にする。母指先の移動方向に刃が進む。
  • 片手取り四方投げを手刀振りかぶり呼吸法で、足の位置は変わらない、上半身転換のみで。
  • 横面打ちに胸対胸の入り身投げ表二法

2025年

9月

07日

天神町道場稽古 剣を持つ手と、手刀での振りかぶり呼吸法の異同

  • 18の杖合わせ:1から8 8から1867の受け流し/切り返し左半身打ち
  • 左半身振り込み突き・八双返し・右振り込み突き・八双返し・左振り込み突き‥‥
  • 鎖骨下の小手返しの手と二教の手の手捌き
  • 振り込み突きから八双の構えにおいて杖中の手を順手か/逆手か、は半身を変更して面打ちから杖中の手で先まで扱いてさらに始めの半身で振り込み突きか/半身を変更して振り込み突きから八双返し連続
  •  禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:降気、手根の掌屈・回内で母指先を前方に向けると吸気で外転しながら両手掌を開いて頭上に掲げ、呼気で下丹田に掌屈して魂氣を包んで結ぶ、昇気、一気に昇気と降気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:剣の持ち方
  • 剣を青眼に構え、受けが左半身で取りの右手を諸手で制するのに合わせて剣を振りかぶる/左半身脇構えの左手を受けが右半身で取りの左手を諸手で制するのに合わせて剣を振りかぶる
  • 剣を青眼に構え、受けが左半身で取りの右手を左手で制するのに合わせて剣を振りかぶる。受けが手を緩めると剣が面に振り降りる。受けの左手が肩まで緊張伸展して体幹が剣から距離をとる瞬間を生み出す。振りかぶり呼吸法・気結び。
  • 手刀で片手取り呼吸法(cf切り返し呼吸法・巡りの気結び)
  • 手刀の中指を固定して橈屈、母指の掌側外転により手刀を体幹の中心に寄せるように緊張伸展すると、取りの手根橈骨関節は回内して受けの母指球と連結し、取りの肩から受けの肩に緊張力が通る。回内が取りの手刀の橈骨と尺骨のねじれを増し、橈骨から尺骨に緊張力が伝わり肘関節から上腕・肩甲帯を経て取りの体幹は非軸足とともに吾勝・体軸を確立することができる。小指球と尺骨手根靭帯は正勝で身の軽さを得る。
  • このとき母指先方向は外力として受けを導くことになる。
  • 受けの制圧を受ける瞬間は正勝吾勝の静止か。魄気の陽へと体幹の前進を伴い、魂気を陽で発する体勢か。

2025年

9月

03日

水曜稽古の記録 剣切り返し打ちと杖上段返し突きから生まれる呼吸投げ

  • 剣の持ち方:片手/両手の場合について
  • 徒手正立の両手の所作:左右片寄りのない足で立ち、両手に剣を持つ思いで掌に魂氣を包み、母指先を前にして上肢を垂らす(宮本武蔵像の手足は正勝吾勝の左半身である)。
  • 剣素振り、打ち込みでの正勝吾勝、勝速日
  • 剣の切り返し打ち/杖の上段返し突きにおける両手・魂気の陰陽
  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船左右左/天地の気に気結びする/気の巡り
  • 坐技単独呼吸法:降気、回外、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表/裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:振り込み突き、横面打ち、中段受け流しを側頸または上丹田に陰の陽で結び、回内で相半身または逆半身で入り身運動、横引き切りで外に巡って下段受け流しで外転換、上段受け流し返し突きで一教運動裏、三角法で一教運動表、両手で手刀振りかぶり入り身運動、下段に与えて片手取り想定で入り身転換・体の変更/体の変更・後ろ転換/前方半回転連続/一回転、後方回転
  • 片手取りを切り返しの巡り側の手で陰の陽に肩甲帯を引き下げて隅落とし、陽の陽の側で陽の陰に回内して挙上で呼吸投げ
  • 両手取りで呼吸投げ、天地投げを切り返し、又は杖の上段返しから。
  • 横面打ち四方投げの振りかぶる瞬間・時機:体を開いて異名側の陽の陽の手で手刀の前腕を押さえにかかり、同時に同名側の手で振り込み突きから四方投げの持ち方で受けの手首を両手で把持して、同側の非軸足先外転とともに振りかぶり、踏み込んで軸足確立して前方回転で打ち込み、下丹田に巡る入り身一足で四方投げ表。
  • 交差取りに入り身転換・体の変更で入り身投げ裏:体の変更で交代した軸足側の手を同時に体軸側の手とすると、そこから天に発することはできない。正勝ではないからである。一歩後ろに置き換える非軸足の働きに同期して正勝を天に発しなければ手が上がらない。上がった手は〝真空の気に結び〟体軸の確立とはならないため、自ずと後ろ転換で即座に対側を体軸とするから受けは取りの開かれた非軸足先方向に送り落とされる。
  • 諸手取り振りかぶり呼吸法:母指先を地に向ける手刀を取らせ、中指先を固定して回外し、手刀を受けに向け、母指の橈側外転で非軸足先とともに取りの中心軸に寄せる。
  • 両手取り振りかぶり呼吸法:中指先を固定して橈屈し(このとき正勝は微前進し始め、吾勝ははっきりと体軸を意識する)、母指は掌側外転すると回内(橈尺の捻れ)が増強し、上肢の吾勝(橈側)・正勝(伸側)が際立ち、受けの両手は回内して肩口までが伸展したまま受けの吾勝と釣り合い、取りの尺側(刃)が立ち上がる。

リンク

公益財団法人合気会 

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大阪合氣塾

吹田市を本部とする須磨 弘師範(大阪府合気道連盟理事長)の道場です

和氣會

豊中市を中心とする道場で池田憲夫師範のご指導です

兵庫合気会

姫路市を中心とする道場で山田芳朗師範のご指導です

神戸大学体育会合気道部
神氣館館長辻本大治師範の母校合気道部です

大阪武育会会長木村二郎首席師範のもとに山田剛史師範のご指導です

愉々会

加古川市を中心とする道場で神戸大学体育会合気道部OBの吉田 司師範のご指導です

流山合気会

千葉県流山市を中心とする永井 純師範(義粋館指導者)の(公財)合気会公認道場です

港区合気会

東東京都港区芝浦の港区スポーツセンターにて稽古を行っています。毎月一回は(公財)合気会本部指導部 菅原繁師範によるご指導です