2015年
4月
29日
水
*外巡りは二教の手。肘を落とすと手首は屈曲して母指先は前方を向き他指は地を指している。そこで回内して陰の陽に巡れば掌は受けの手首を下から包む、と同時に母指先は入り身で傾斜して近づいた側頸に結び、体軸から(体で)受けの手首を取り返すことになる。体軸を正立に戻して魂氣を回外し、母指先と母指球を前方に突き出す陽の陰で四教(画像③)。
2015年
4月
26日
日
*一教表と入り身投げ表の動作は魂氣と入り身の内外の違いはあるが、魄氣の残心からさらに入り身をするところが共通。
*腕にすがった受けを前に投げ飛ばすのではなく、呼吸とともに魂氣三要素で氣結びを為し、降氣で地に結ぶ。受けの諸手は取りの魂氣とともに地に結ぶから前受け身が始まる。後ろ両手取りでは一側を額から陰の陰で降氣、他側を同時に陽の陽から陰の陰で地に結ぶ。両上肢を半径として前に振れば、受けは前のめりなっても、直下の地に結ばなければ前受け身は成立しない。
交差取りで陰の陰の額の結びは二教の手であり、受けの手も二教の手となり、結びが成り立つ。降氣が互いの結びとともに地に結ぶことが呼吸投げの術理である。
2015年
4月
19日
日
*鳥船は魄氣の陰陽、入り身運動は魄氣の陽と残心、転換・回転は魄氣の陰で軸足の交代・体軸と目付けの確立。正立とは二足直立歩行の姿であり動作では必ず一本の軸足が体軸を支える。二本で支えるのは静止である。しかも合氣では静止も一本で支える(二本で一本の残心、または陰の魄氣で左/右自然体)。
*踏み替えて軸足が確立してからでないと魂氣を発することは出来ない。魂氣の兆しが逸ると、体軸の魄氣による地への結びが曖昧なままであるから上肢の緊張力によって受けを押し倒そうとしてしまう。
*入り身転換の魄氣の陰で前方の足を後方に置き換える相対動作では、体軸を結ぶ場合と、逆に受けの懐に気の空間を作る場合があり、後者ではその空間に入り身転換で結ぶ。
2015年
4月
15日
水
*下段に与えた魂氣は受けが相半身で触れた瞬間外巡り。脇の隙間に同側の足腰が外入り身転換。魂氣が丹田の裏側・腰の底・仙骨下半に結ぶ。尾骨ではなく腰椎でもない(上肢が伸展のままでは垂れ下がり、肘が曲がれば手は背に着く)。陰の陽の魂氣に腰が脇を塞ぐように結べば入り身転換の陰の魄氣となる。魂氣と魄氣の結びが軸足と体軸を作る。
*対側の魂氣が昇氣で側頸に結んだとき、同側の足を置き換えて軸足交代が肝要。肘から体側に沿って腰までが受けの異名側の前胸腹部に密着する。互いの魄氣の結びは体軸の結び。
*側頸を開くために目付けを対側へ向けることが入り身転換の先駆けとして必須(画像③)。
*自然本体で右肩に後ろから接触があると(右肩から体軸右足腰を動かそうとしないで)右足腰を軸として対側の左足を前で内股に踏み替えて軸とし、初めて右足を外股に180度踏み替えて同側の魂氣を陽の陽で上段に発する。振り向いて正面を打つ術理があって初めて一気で動作できる。さらに反復入り身転換で受けの上段へ陽の陰で正面当て。ここまでを一気に行う動作は、想いや形の記憶だけでは無理。魂氣と魄氣の三要素がそれぞれ結ぶという想いと動作の三位一体によって初めて可能となる。
*取りの肩に触れる受けの手がその瞬間に同名側か異名側かを知るための修練は無い。何れにしても取りの肩や手を取ろうとする際、その腕に区切られた天が真空の氣、地が空の氣としてそれぞれに取りの魂氣と魄氣が結ぶ動作から始まる。
2015年
4月
12日
日
2015年
4月
08日
水
*表裏とも相半身外入り身の動作もあり。何れにしても隅落としは受けの背側の地に結ぶ。
① 一方を降氣の形に、同側の足腰を後ろに半歩置き換えて陰の魄氣とし、回外して額に結び対側を陰の陽で丹田に結ぶ。額と丹田の天地の結び。
② 陰の魂氣と同側の足を後方回転の軸足近似で前に置き換えて転換すると腰に結ぶ、対側は陰の陽で丹田から昇氣で側頸に結ぶ・同側の足を後方に置き換えて軸とする。側頸と腰の天地の結び。
③ 一足を前方に置き換え同側の魂氣を腰に陰の陽で結び、小手返しの手とする。後ろ回転に合わせて対側の手で受けの異名側の手首を腰の後ろで上から取る。
*置き換え踏み替えは受けの前で動作する。従って受けは既に取りの背側で落ちる。一方、額と丹田に結んで前方回転(普段よく行うが、本日は指導演武のみ)では受けの側面に入り身して魂氣を陽で発するから、受けは取りの腹側から背側へと螺旋で落ちる。
*正面打ち一教表と入り身投げ表の相対基本動作上における共通点を知ること。
2015年
4月
05日
日
*回転の間に額の結びを解かない。しっかりネジを巻いた後、陰の魄氣から体軸を正立へと戻すばねで降氣を丹田へ結ぶ。
*参級審査:単独基本動作では、目付けと、四肢の末端に現れる魂氣と魄氣の陰陽が完璧に動作できている。技を体の動きで思い起こすとき、名称・語句と想いに伴う基本動作から連なって動きが現れて来る。結果、技が産まれている。その過程が三位一体の体得。完成している。技の動きを思い出す訳ではないことが身についている。
基本技では、片手取り隅落としに、逆半身入り身に続く相半身入り身と、外転換に続く逆半身入り身もある。
2015年
4月
01日
水
*一方への前方回転の置き換えではその前に軸足を入れ替えたことになり、両者とも後ろ回転をすると解釈する方が自然である。ただし、その場合後ろ回転の踏み替えの位置が、その場ではなく両受けの間、両受けが結んだ真中の一点とするべきである。