2010年
10月
31日
日
坐技片手取り呼吸法:内巡り陽の陽、起こして外巡り陽の陽・入り身運動、外巡り陰の陰・陽 の陰で脇に
*転換ー呼吸法は常に踏み替えが極意
正面打ち相打ちで返し突き近似で内入り身転換・対側肘当て
*交差取り外巡り外転換(仙骨に結んで)呼吸法は合氣道基本動作の産すびからなる合氣道の特徴的な技で、神氣館の象徴とする第一番の技である
2010年
10月
27日
水
小学生の兄妹見学者も体験していただいた。
*基本即神髄
小学生でも単独で水泳や体操の様に大人が追随できない境地に達する競技や学習・芸術がたくさんある。合氣道も基本を体得することで単独動作のみならず相対動作が確実に修練でき、大人と同様に稽古して遜色無く発展させ楽しむことができる。子供であるからこそ基本動作の習得は大人とイーブンであり、子供用の基本や相対動作というダブルスタンダードがあるわけではない。核心は普遍である。
一人一人を比較すれば、身長、体重、手の大きさ、胸郭の広さや腰の幅の違いから、上肢の呼吸法と足腰の基本動作に部分的な差異が生じるのは、大人の間にも男女の間にも当てはまる。相対動作が究極単独動作に集約されて技が成立するわけで、始めも途中も終わりも単独ではない。取りと受けの魂氣と魄氣がそれぞれに、また互いに、結ぶ(産すぶ)所で武(合氣)が産まれる。これが実理である(用語の一つ一つは観念ではなく実際に動作ですべて体得する)。
合氣道の稽古はルールで限って勝敗を競うこともしないし、苦痛や害を与えて良しとすることもしない。それらの限界を知って心身を癒すことに武道の価値がある。限界を知るために互いに稽古をする。そこで、イメージは動作の広がりや速さや強さの限界を知る助けにはなるが、イメージが技を産むのではない。特に上肢の動作は静止や間断の無いよう呼吸にともなう巡りという動作が欠かせない。また、基本動作の繋ぎ目は観念では埋めることができない。六つの要素は元来互いに移行するものであり、観念のみではそれらを途絶えさせる。実理と観念は表裏一体でなければならない。
2010年
10月
20日
水
②陰の陽から陰の陰・開いた脇の下を陽でも陰でもない魂氣から陰の陽 (小手返しの手)に巡って地に結ぶ
*受けが対側の手で支えるときに巡る
②陽でも陰でもない手で取らせ外巡り・脇を閉じて陽の陽で入り身転換、 一気に陰の陽で地に結ぶ・同側の膝を地に着けて
*陽の陽から陰の陽は受けの中心を一気に降りるイメージで、受けに接するように、方向は受けの両足の間。
*一教裏から四教裏までこの一教運動裏は共通。一教運動裏は受けが対側手で上体を支えることが必須。つまり十分な返し突き近似の陽の陰が肝心
2010年
10月
17日
日
坐技片手取り外巡り氣結び・入り身運動:片手を陽でも陰でもない魂氣に・臍下丹田から外巡り・陰の陰(二教の手)・入り身運動とともに脇を閉めて前胸部に結ぶ。
*片手を取った受けの対側手は突きを待ち受けて内から受けたり払ったりはできない
*受けに二教を施すには取りが二教の手を十分維持すること(陰の陰)。前回の稽古で行った陽の陰で母指から結んで陰の陽に巡って二教に入る方法とは広義の陰陽正反対であり、広義の陰でも陽でもない手はこの技では有効でない
*対側手で持ち替えるとき元の手を陰の陰で額から受けの中心に当て身近似で伸ばすが受けはこれを外から払う、それにより陰の陽に戻されつつ一歩入り身転換して腰の後ろに結ぶ
*坐技交差取りでは膝上に置かれた取りの手をまず陰の陽で丹田に結ぶ。昇氣から途中で脇を閉めて肩の前に結ぶが、立技で陽でも陰でもない手を受けに取らせようとする場合は脇を閉めて肩に陰の陽で結ぶ(降氣の形)方が近くて速い。脇を閉じることは半歩間合いをつめることと同義。母指と進めた母趾は同方向を。坐技では振り子運動で同側の膝を合わせる。
*四教:陰の陽で示指付け根が撓骨外側に貼り付き、陰の陰に巡る様にして手首を絞り始めるとき、撓骨内側に示指付け根が嵌る。更に絞りながら振り子運動で重心移動。
2010年
10月
13日
水
*始めから腕を握らない・握れない訳:一教表裏から四教まで大仏の手を経て。
*掴み技は諸手取り以外は陽でも陰でもない魂氣で接触
2010年
10月
10日
日
*正面打ち呼吸法表は接触するまでは広義の陽でも陰でもない。接触後は一気に陽の陽です。陰の陰である裏と好対照です。ところで、狭義の陽でも陰でもない魂氣は手刀です。陰陽の巡りを稽古するなかで手刀は動作の一瞬に過ぎません。しかし広義の陽でも陰でもない動作は合気道の要です。基本動作の連なりに隙を作らない秘訣は踏み替え/置き換えですが、呼吸法のそれはこの広義の陽でも陰でもない魂氣です。狭義の陰陽の巡りには手刀の余地がほとんどありません。
*四級審査(Nさん):後半どんどん調子を上げ、坐技呼吸法の陽の氣結びや正面打ち氣結び表の陽の魂氣、片手取り入り身転換の魄氣(軸足と前方の置き足)は秀逸でした。全体に目付のぶれることも在りませんでしたし。短い稽古時間でしっかりと基本動作の体得に成功しています。本物の精緻な花の咲く日はすぐそこに来ています。
2010年
10月
06日
水
一教運動表(陽の陽で半歩の内入り身)一教運動裏(剣線外し額に陰の陰で対側から一歩 の外入り身)
*両手取り呼吸法では、東大寺大仏の右手は陰に返して手掌を前に向けている:不安や恐れ を取る、対側は手掌を上に向けている:願いを叶える、という仏教的な意味はともかく受け の真中の一点に響き導いていくものであり、技とはまた異なった趣の動作である。
2010年
10月
03日
日
天神町道場
*単独動作呼吸法で陰の陰/陰の陽いずれも母指の方向へ上肢を進める
*坐技両手取り呼吸法、坐技正面打ち呼吸法表裏(氣結び)いずれも
右手をば陽にあらわし 左手は陰に返して 相手導け
*単独呼吸法と単独基本動作のみで以後の相対基本動作と技が成り立っている
*片手取り外巡り内転換では二教の手の甲に額が結ぶ高さへ腰が下がる 単独基本 動作で転換/回転は軸足が決まれば陰の魄氣(軸足に重心を置き対側の足先は地に触れる のみ)・踏み替えて陽の魄氣