2025年
8月
31日
日
*剣切り返しの柄を把持する手に近似。
*剣切り返しの柄頭側の手に近似。
*母指は掌側外転で取りの真中に寄せて左右の母指先が接するほどに合わせるのが前腕の捻れをより強め、橈骨手根の吾勝と尺側小指球の正勝の働きが際立つ。
2025年
8月
27日
水
*解脱を伴わない足が入って手が魄力を用いるなら〝いきづまるから〟〝それはだめだ〟。開祖の言葉である。
2025年
8月
24日
日
2025年
8月
20日
水
*内に巡らすとは、肩から遠位の緊張が抜けて上肢を弛緩屈曲すると同時に、母指先のみ緊張伸展したまま魂気を発していると思うことで生まれる動きである。
弛緩した上肢は、肩から下丹田を結ぶ前胸部の線上に一瞬触れ、つまり腋は軽く閉じられて地を指す方向から下丹田に向かって上肢は振られ(内転)、そのまま母指先の反りの方向に魂氣が発せられて腋は再び開き、円を描いて魂氣が天に向かう。上肢は再び肩から緊張伸展して大きく外に巡って腋は体側で閉じる。円の中心に技が生まれる。
両者の緊張伸展力が釣り合う瞬間(陽の魂気)から取りの上肢が弛緩屈曲(陰の魂気)に巡り、内側に流れることで受けの魂気・上肢は突然弛緩しながら取りの上肢に連なって回外する。取りの母指先が天に向かう陽の魂氣により手掌の緊張伸展から手首を背屈すると受けの手首掌側に取りの橈側手根が密着して伸展力が伝わる。互いにつながった接点から受けの近位部に取りの手の力・魂気が伝わることが気結びと呼ばれる。
*伸展力の伝達は橈骨手根骨間関節に依り、捩れは尺骨手根骨間靱帯に生じる。
2025年
8月
17日
日
*〝魂が魄を使う〟(『合気神髄』p18)
2025年
8月
10日
日
*ホーで振り込みからの振り戻しは吸気の終末であって巡りである。呼気でイェイと下丹田に結ぶ。
2025年
8月
06日
水
*我々の剣素振りの基本、面打ちと切り返し面打ち、の形は我々の正勝吾勝の動作につながり、〝右足をもう一度踏む〟(『合気神髄』p69)という言葉の思いと動作を体現することに成功していると確信できる。
*これは剣素振りの振りかぶり動作とほぼ一致する。鳥船には、魂氣の巡りから魄気との結びにより後ろに振り戻す動きに近似しているが、前に振りかぶる点で異なる。したがって振りかぶりは腕の筋力ではなく、受けの力感を体軸(吾勝)に吸収した土台の基に自身の筋緊張から解脱して関節・靭帯の各部分を動かすことによる。その技術の修練法が呼吸法である。
2025年
8月
03日
日
手刀振りかぶり呼吸法では、受けの迫力があっての結びの技術を養う鍛錬法と言える。プロ野球のホームラン競走のように、技の成立を稽古する方法である。
つまり、取りの手を掴んで押し下げる瞬間にその力を受けの肩に向かって逆流させる技術の習得であるから、受けが迫力を寸前に抜いてしまえば稽古が成り立たない。それは、ホームラン競争でのピッチャーが変化球や釣り球を投げて打たさないことに専念するようなものである。
両手刀の手首を回内して腕全体の橈側を内側に寄せ、体幹を軽く前傾して腋が体幹の前胸側で閉じる瞬間、手根の橈屈・母指橈側外転で両母指先がそれぞれ左右の側頸を指すようにして体幹軸を伸展すると腋が前方に開く。同時に手根の背屈で両前腕は取りの正中線を挟んで縦に並列し、中指が天を向いて尺側手根から小指は受けの肩に向かう。このとき受けの手は第一指間(合谷)から肘にかけて垂直に立って取りの橈側前腕と直線的に連なり、取りの体軸と一致する。すなわち受けの体幹は取りの尺側前腕と一体になって取りの体軸側に傾斜するため膝が伸展して腰は浮き上がる。