05日 10月 2025

天神町道場稽古　片手取りには最小の手刀・母指の抜刀・切り上げ

杖単独動作：直払い、返し払い、回転払い
剣対杖：剣袈裟斬りに直払い・剣切り返し横面打ちに直突き／返し払い・剣切り返し横面打ちに振り込み突き
杖を手の内にして正立・受けの正面振りかぶりに杖を頭上に挙げ受けは突きに転じる・一歩開いて直突き・一歩進めて直突き
禊：天の浮橋に立ち天地の気に気結びする／鳥船左右左／天地の気に気結びする／気の巡り
坐技単独呼吸法：呼気で上肢を畳んでから腋を開いて側頸から下丹田へ降気／腋を閉じたまま回内で母指先を前方に向けた後に掌を開きながら外転・挙上で吸気、昇気、一気、入り身運動、振り子運動、両手で気の巡り表／裏
合気体操
坐技片手取り：鳥船でホーと下段に差し出す魂気（球を包んで母指を蓋にして地を指す）を受けは手掌にて取りの手根を制する、その瞬間母指先を内に巡って前腕を回外して把持させる。母指を剣に見立てて天を指すように回外を続けて陽の陽で掌を開きながら受けの上丹田に母指先を突き出す。剣の抜刀に準じる。陽の陽で緊張伸展した肘を弛緩屈曲して同時に手根を背屈し、回内に転じると手刀が生まれて受けの手に結び、正面打ちの振りかぶりが成り立つ。受けは上体を弓状に反って対側の手を地に着ける。その瞬間手刀を陰の陽で（小手返しの手）体側に巡り脇を閉じて手背を地につける、手刀の納刀に準じる。呼吸法。
坐技両手取り：魂気を両手に包み掌屈回外で母指が下丹田を指して水平になる状態で取らせ（片手取りを左右同時に行う）、一方を下丹田に陰の陽、対側を上丹田に陰の陰。つまり地は小手返しの手、天は二教の手で両手掌は体の前に円を作る。天は片手取りに母指を抜刀する動作に準じるが広義の陽で受けの上丹田に発するのではなく、取りの上丹田に陰の魂気で掲げる。つまり体軸上を魂気が天地に巡る動作である。
坐技両手取りを天地に結んで円を描き、天地を逆転させて円球を転がすように動作する、両手取り呼吸法。
両手取りに外転換で円を描き地の手を吾勝、天を正勝とする。入り身転換では天の魂気・手は二教の手で母指先は地ではなく目付の方向を指す。手首に連なる受けの異名側の上肢が無理なく伸展しているのを感じる。引っ張るとか引き戻される感覚の生まれないように。／体の変更に移る際は天地を反転して受けを取りの前方に一歩導き、受けは体を変更させて取りに向き合う。そこで相半身内入り身転換を行いやはり両手の天地を反転すると地は小手返しの手で自ずと腰仙部に結び体軸を成す。天の魂気は手刀を振りかぶって受けの腋を巡って振り降ろす、天地投げ変法。
両手取りに天地で円を作って外転換、下丹田の手を陰の陰で天に巡らせその手を取る受けの手首を同名側の手で取り返すと、左右の手で上丹田に弧を描く。この円の中に前方回転で下丹田に振りおろすと四方投げ表／弧を描いて後ろ回転で円を作ると何もない広い円空間に取りの背が入ってきてその中心で地に落ちる、四方投げ裏。